MotoGP

セパンテスト2日目:ホンダ不在でヤマハが制覇

モトGP『セパン:ホンダ不在でヤマハが制覇』




セパン・テスト第2日目は、やはり雨にやられてしまったタイム結果となった。日が出たのはわずか数時間のみ。降りしきる雨のため、選手らはボックス待機を強いられた。時おり、雨天での1000ccを試す姿も見かけられ、まずはロレンソにスピース、そして最後はヘイデンが、ゆるゆるとアスファルトが乾き始めるのを見計らい飛び出していった。わずかな周回とは言え、ウエットでの挙動を理解するには有効だ。

タイムシートの上位にはヤマハの手札がずらりと並び、1位スピース、それにロレンソ、ドヴィツィオーゾ、クラッチローと続く。
ロレンソ、スピース両選手とも新M1機の進み具合に満足しているようで、ホンダとのギャップも縮まったのではないだろうか。ただ、今日、ホンダRC213V機が不在だったため、直接比較することはできなかったのだが。
今日の上位3名のタイムは昨日のストーナー選手を上回っているのだが、もっと状態の良いコースでの同選手の限界がどの辺りなのかを探る良い手がかりになったのではなかろうか。わずか1ヶ月前にストーナー選手が2分の壁を破ったことを思えば、今回、基準とされるタイムはもっともっと高いのだ。

ドゥカティ勢の方はと言えば、本日のトップもやはりヘイデン選手で(トップとの差は0.5秒だが)、その後にはバルベラ、ロッシ選手(0.8秒強離され)が続いている。
新GP12機はとにかく開幕戦まで、たゆまぬ改良を要しており、開幕前にカタールで4日間行なわれるオフィシャル・テスト迄もう日にちもないのだ。新GP12機はロッシ&へイデン両選手が合格点をつけているが、ホンダやヤマハとのギャップはいまだ縮まっていない。ドゥカティ・チームでは電子制御システムに手を入れており、コーナー出口でのトラクション不足を解決しようとしている。それから各ライダーらに合ったシートポジションも探り出さねばならない。M1&RC213V両機の方は既に決定稿のように思われ、一方、マシンの上部構造に関してもGP12機は今なお改良中であり、今回の悪天候のせいもありタイムは落ちている。

走っている姿を見る分には、CRT機の向上は皆無。コーリン・エドワーズ選手はアクセルトラブルのためウエットコンディションでのテストもできないでいた。
モトGP機とのギャップはまだまだ悩みの種なのだが、BQR/カワサキ機の2台に至っては壊滅的な状況にさえなってきている。

モトGPセパン・テスト第2日目タイム

1. Ben Spies (Yamaha) 2’01.285 (giri 19/35)
2. Jorge Lorenzo (Yamaha) 2’01.293 (giri 4/26)
3. Andrea Dovizioso (Yamaha) 2’01.522 (giri 18/18)
4. Cal Crutchlow (Yamaha) 2’01.695 (giri 19/22)
5. Nicky Hayden (Ducati) 2’01.748 (giri 17/39)
6. Hector Barbera (Ducati) 2’01.989 (giri 12/26)
7. Valentino Rossi (Ducati) 2’02.130 (giri 14/18)
8. Franco Battaini (Ducati) 2’03.566 (giri 14/20)
9. Colin Edwards (Suter-BMW) 2’05.816 (giri 6/14)
10. Ivan Silva (BQR-Kawasaki) 2’07.532 (giri 39/39)
11. Yonny Hernandez (BQR-Kawasaki) 2’08.213 (10/26)


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年02月29日



まずタイムシートだけ見たもんですから、一体、なにごとかと思ってしまいました…
あっ、あの、私事で恐縮ですが、一応、引っ越し(人間の)終わりました(安堵)。
励まし、応援等々、ありがとうございますね。



晴れろ、セパン!!クリックPrego

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