遂に判決がでましたぞ。
★先のアラゴン戦で起きたマルケス/ペドロサ接触転倒に関し、本日、レース・ディレクションがセパンで両選手を召喚し、以下の処罰を下した。
＊マルケス選手が（危険行為ライセンスに）1ポイント科せられた。今シーズン、同選手は合計3ポイントとなり、それ以上のペナルティは科せられない（管理人注：計4ポイントならば決勝レース最後尾スタートとなった）。
＊ホンダが、アラゴン戦でマルケス選手により獲得したコンストラクター・ポイントが剥奪された。
★レース・ディレクションではペドロサ転倒の責任は、トラクションコントロールのバックアップシステム措置が遅れていたホンダにあるものと判断した。
（Source：2013年10月10日 Motoblog.it記事より抜粋）
このコンストラクターの総合ランクなんですが…
ホンダは316ポイントだったのが25引かれて291ポイントとなり、2位のヤマハが290ポイントなわけだから…
あぁ…ホンダ、痛いですね。
［追記］わたし、計算の仕方を間違っとりました。各コンストラクターの最上位選手（ワークスでもサテライトでも）のポイントが付く事になってるんですね！
つまり、ホンダはマルケス選手の25ポイントは剥奪されるけど、その次のホンダ上位選手のポイントが加算されると…
上の計算は嘘ですんで、正しくは当ブログの右側、ずずっと下のサイドバー『MotoGP コンストラクターズ・ポイント』を見てくだされ。
すんません。
★レース・ディレクターのマイク・ウェッブ氏が、今回の処罰について説明。
「会合では2つの点について話し合われました。レース中のマルク/ダニの接触についてと、ダニの転倒についてで、後者についてはホンダよりトラクションコントロールのトラブルによるものと説明がありました。
この2つの点は、それぞれ別の話です。1つ目については、無責任な振る舞いとしてマルクに1ポイント科し、処罰する事とします。2つ目はホンダへの処罰として、アラゴンでまさにマルケス選手が獲得した25ポイントを剥奪する事としました。両処罰についてはレース・ディレクションから以下のメッセージが込められております。1つは他の選手と接近して走行する際には責任ある操縦が望まれると言うこと。もう1つはコンストラクターに向け、常にプロトタイプ機の安全を向上させていくべきとしました。
マルクへのメッセージは明白なものです。彼が大変な才能の持ち主であることは承知してますが、どの程度のマージンでミスが起きるかを理解するに充分な知性がある事も分かっています。特に、今シーズンにおいて、選手がブレーキング地点で他の選手の後方についた際、接近し過ぎてはならないと言う場面を幾度も見てきました。先のアラゴンでは接触が発生し…我々としてはマルクにもっと気をつけるよう公式警告を出すきっかけとなりました。
ダニに関しては、もし意見が言いたいならばと言うことで召喚されました。安全面に関しでも議論していますからね。現段階では目に見えるような改善はないが、できるだけ高めていけるよう調査しています。実を言えば、センサーと言うのは非常に複合的な要素であり、各コンストラクターが独自の製造方法を持っています。効果的かつ、今後の開発に向けきめ細かな規則を作り上げるのは困難であり、現在、コンストラクターと共に作業を進めているところです。特に、HRCでは同件をきちんと意識し、改善を望んでおり、今回のレースに向け既にマシンの改良も行っております。規則の改善が…安全を高め続けるべき集団作業が大切であると言うことでしょう。」
（Source：2013年10月10日 Gpone記事より抜粋）
ちなみに当ブログが行なっておりました緊急アンケートも締め切らせていただきました。
結果として、3千名近くの皆様が投票してくださり、内訳は以下の通りです。
ツイッターの方も含めると、コメントではどちらかと言うと『受けるべき』の方が多いような印象だったんですが、投票では『受ける必要なし』が若干上回る形となりました。
なかなか興味深い結果と、そして読者の皆様が熱く想いを語り合ってくださり大変嬉しく思っております。
本当に、有難うございますネ。
『マルク・マルケスはペナルティを受けるべきか？』
受ける必要なし (45%, 1,313 Votes)
受けるべき (44%, 1,266 Votes)
今回はなし（次回は厳しく） (10%, 297 Votes)
わからない (1%, 25 Votes)
投票者：2,901名
やっと、すっきりクリックPrego
（またまたすみません。教えてください。）
マイク・ウェッブ氏の「無責任な振る舞いとして」というコメントはどの部分でしょうか？
あと、ヘレスでのロレンソのことも書かれていましたが、マルケスの走行で一番やばかったのは、カタルーニャの4コーナーでダニに仕掛けたのが一番危険で無意味だったと私は思います。
最近怖いと思うのは、ロレンソがマルケス対策でスタートから2周くらいまで、他車よりもかなりハイペースで走行していることです。
セパンは問題ないとは思いますが、フィリップアイランドでは…。
“…Marc con un punto per condotta irresponsabile.” という下りでは？＞macさん
たぁさん、この判決には納得です！
やはり、後ろを走るライダーはマージンを取らなければなりません。
マージンを取った走りと、エキサイティングなレースは両立するはずです。
・・・しかし、１ポイントとは考えましたね！（笑）
このままで終わってくれればいいが、果たして。
次回があれば確実に最後尾ですね。
代わりに答えてくれて、有難うございます！その通りです！！
たぁさん、ありがとうございました。
翻訳ツールを使って一括でイタリア語から英語に訳すると、その文章はなぜか”Marc with a point for supply.”となっていたのでわかりませんでした。
“condotta irresponsabile”と区切るときちんと訳されました。
管理人さん、お手数をお掛けいたしました。
イタリア語・スペイン語はまったく読めないのでどうかご容赦を。
1ポイントがあれば3ポイントもあるのか？もしちょっと大きなアクシデントの引き金になってしまえばそんなこともあるのかなないのか？ないことにこしたことはないですが･･･デレクションはマルケスに学習して欲しいようですが、どうなんでしょうね？口ではああ言ってますけど？？
今回の相手がダニではなくロッシだったら、どんな論争になったのでしょう？？スペインvsイタリアにでもなったのでしょうか？？なわけないか(笑)
システム上3ポイントはないみたいですね、失礼しました。
綺麗に中間を取った裁定ですね。
肯定派、否定派双方ともギリギリ納得できる形と思います。
マルケスは最後尾スタートこそまぬがれたけど次は待った無し。 そして彼の行為が危険と判断されたのが肯定派には大きいとおもいます。
過激なかたは物足りないとは思いますが、大岡裁きと言えるのでは？
玉虫色の采配といたところでしょうか。
とりあえず、チャンピオン決定までは守りの走りに変えてくるのだろうか？
0と2の間、半分納得の半分モヤモヤ。様子を見て中間を取ったって感じですね。
ホンダが25点のペナルティって納得いかない。ペドロサは、ただやられ損。
HRCの25ポイント剥奪（レースでのマルケスの獲得ポイント分）というのは奇妙に思えました。
マルケスに罰点＋１で済ます代わりに、チーム責任を負ってね なのか
マルケスは罰点＋１だけど、もう少し何か足したいな->そうだHRCから－２５ポイントにしよう！ なのか…
センサーワイアの脆弱さを責めるという意味でHRCからー２５ポイントと仮定して、これはHRCが責められるべき点なのか。否だと思います。
例１、ブレーキレバーガードがあるのに、クラッチレバーガードが無い。これで接触->クラッチが一時的に切れて転倒したら、その責任を誰が取り、どんな罰を受けるのか？
例２、Moto2でクランクケースカバーが無くて転倒時にオイルがばら撒かれた責任は誰が取りどんな罰を受けたのか。
比較例と今回の件とを並べて良いのか分かりませんが、思いついたので挙げてみました。
ツッコミ、補足、事実誤認の訂正等があればお願いします。
また、異なるチームの選手間で起きたら、誰に罰点が加わり、どちらのチームからポイントが剥奪されるのか明言してほしいものですね。
ひねくれた見方ですが、
マルケスじゃなくてロッシだったら、何も無いと思います。
ペドロサじゃなくてロッシだったら、罰点＋２だったと思います。
ロッシは金になりますから。
みなさんはどう思いますか。