ロッシ『マルケスに復讐？何もしてないって言うんだから僕も…』2017セパンGP

『ロッシ：マルケスに復讐？何もしてないって言うんだから僕も…』

★10月28日（土）、セパンGP予選でヴァレンティーノ・ロッシ（ヤマハファクトリー）が4位を獲得した。

★2015年セパンGP会見で、ロッシ選手はマルケス選手の八百長疑惑をコメントし、議論の的となっていた。

★ロッシ選手のコメント。

【（某スペイン人記者より）明日のレースで2015年の一件を思い出しそう？】
「2年前にマルケスが何をしたと言うんですか？フィリップアイランドで？説明してみて下さいよ（棘）。
マルケス自身は常に『ここでは何もしなかった』と言っているのだから、僕も同様にするつもりですよ（大笑）。
（真顔に戻って）冗談はともかく、僕も目標は表彰台争いをすることと、自分のレースをすることですから。これまでのキャリアで僕はずっとそうしてきてるんでね。」

【今日は大きく前進していたが…】
「午前FP3はマシンの走り心地が良かったですね。ただ、その後も作業を続けたんですよ。上位陣のレベルがかなり拮抗してたから。明日は7選手で表彰台争いを…もしくは優勝争いをすることになると思いますよ。グリッド4位スタートなんで悪くはないでしょ。予選では良い周回ができてましたね。」

【それだけでは充分ではない…】
「マシンの重量バランスにまだ手を入れていかないと。トラック内で、まだスピードが十分に出ない箇所があるから。あと、明日はドライになってくれて、タイヤ選択でミスらなければ良いんですけどねぇ。」

【セパンでは前後輪とも選択肢が多い…】
「ミディアムかハードですね。当初はハードに狙いを定めてたけど、ミディアムのポテンシャルが良さそうなんですよ。ただ、レース終盤でどうなってしまうのか何とも言えなくって。ミシュランタイヤの場合、思い込みは除外した方が良いから。ハードタイヤが暑さに最適ってわけじゃなかったんでね。」

【どんなレースになりそう？】
「今の時点で、その話は難しいもんなんですよねぇ。まぁ、フィリップアイランドみたいな集団戦になるかも。ペドロサが最強だし、ザルコも速い。ドヴィツィオーゾのペースはもの凄いし。ファーストローの3選手は優勝目指してスタートするでしょう。ただ、僕やヴィニャーレス、ロレンソ、マルケスも、あの3人と戦える可能性はあるから。」

【その顔ぶれからすると、また接触三昧になりそう…そう言えば、ザルコ選手とは話してみた？】
「（ザルコは）セーフティコミッションの会合に来なかったんですよ（笑）。ザルコがどんな走りをするのか、もはや全員が理解してるでしょう。かなり速いから、レースの間ずっと悶着を起こしてくれるでしょうね。
この暑さと一緒ですよ…金曜日に初めてトラックに出ると『こんなんで20周も走れるかよ！』って思うけど、セッション毎にだんだん良くなっていくじゃないですか。ただし、終盤はいつだってキツいんですけどね。」

【ここ2戦、ヤマハ機は生まれ変わったように好調だが…】
「重要ですよね。この間も言ったけど、来季に向けて正しい選択をしていくには重要でしょう。M1機はシルヴァーストン以降変わってないし、僕らはセッティング面で何が必要なのかを突き止めるのにちょっと時間がかかってしまったんです。今はどう言う作業方法で行けば良いのか分かったんでね。」

（2017年10月28日『Gpone』記事参照）

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