
『マルティン:優勝できるような力があるとは思ってない』
★4月3日、ドーハGP(カタール2戦目)予選で、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ・プラマック)が首位だった。
★ルーキー2戦目にして、PP獲得。
★マルティン選手のコメント。
「家族とチームに感謝したいです。今のチームとはまだ1ヶ月の付き合いだけど、もう本当の家族みたいな感じなんですよね。
子供の頃、マーヴェリック(ヴィニャーレス)やアレイシ・エスパルガロに物凄くサポートしてもらって…家まで迎えに来てくれて、トレーニングするのにオートバイも貸してもらってたんです。僕、お金がなくって…買えなかったんですよ。あの2人のようなモトGPライダーと一緒にトレーニングができたおかげで、かなり上手くなれたんです。」
【その結果が、今日のリザルトと言うわけで…】
「正直に言うと、目標は3列目獲得だったんですよ。9位が取れたら、充分だろうって思ってたんです。
昨日からマシンの乗り心地がかなり良くって、今日はFP3で走らなかったんですよね…風が強く、却って混乱してしまうような気がして。FP4は絶好調って感じで、予選の時の1回目の出走もそうでした。
2回目の前、チーフメカニックに0.3秒ぐらい削れるかもって話てたんだけど、まさかPPが取れるなんて思ってませんでした。モトGP2戦目にしてPPが取れるなんて、信じられないようなことでしょ。
でも、まだ土曜日ですからね。本当に大変なのは明日だから。」
【明日のレースは、どうなりそう?】
「明日は、またルーキーの気持ちで始めますよ。もちろん、20秒差で優勝できるならそうするけど、でも、出来るとは思いませんね(笑)。
プレッシャーは感じてないし、優勝できるような力があるとも思ってません。もちろん、レースでは何が起きても不思議はないけど、とにかく僕はトップ陣から学びたいんですよ。いつか倒せる時が来たら、その時、頑張ります。でも、まだその時ではないんで。優勝は目指さないけど、ミスなしでコンスタントに走ることを目標にするつもりです。
その結果、もしレース終盤でトップ6争いができるようなら、ベストリザルトでしょうね。」
【モトGP機はどう?】
「このマシンに乗れるなんて素晴らしいですよ。もっと難しいかと思ってたけど。すべてが別次元って感じで、最高なんですよね。
予選では限界ギリギリだったけど、イカれたような走りはしてません。とにかく、今は走り込んで、特に経験を積んでいかないと。細かなことを上手くまとめ上げると、好結果につながっていくんですよね。」
Martin: "In gara dovrò fare il debuttante, non è il momento per vincere": "Vinales e Aleix Espargarò mi imprestavano le loro moto quando non avevo soldi per comprarle". Zarco: "so di avere una grande possibilità, ma Vinales ha il passo migliore" https://t.co/3bIOXWqXhf pic.twitter.com/fnfu9hYFJS
— gpone.com (@gponedotcom) April 3, 2021
(参照サイト:『Gpone』)
ドヴィツィオーゾ選手はドゥカティ機で、なぜカタールで優勝できていたのか?って話は、note『2021カタールGPまとめ』でどうぞ!
かねてから上田氏が指摘するように一発の早さは本物ですね。
ビニャーレスが言うようにタイヤがタレてきたころからが本番なので、トップグループに食らいついて、タイヤの温存の仕方を学習すれば、成長も早いでしょう。
ワークス、サテライトのドカティライダーの中で、誰がドビィ並のタイヤ付近の持たせ方を会得するのか、次戦以降も焦点の一つと見ていこうと思います。
ホンダは苦戦してるけど、ブラドルに期待かな。
子供の頃のエピソードに感動しました。
マルティン推しになりそうです!
な、なんなんじゃ、この人間的に成熟してる若者は!!!
ルーキーながら PP 獲得で舞い上がってもおかしくないのに、冷静な分析
君のお父さんぐらいの私が見習わなくちゃならないじゃないかい!!!
素敵なリザルトを願ってますよ、サンオツは
今シーズンかき乱しておくれ!!!