『2023スペインGP モトGP FP1リザルト&トピックス』
★4月28日(金)、スペインGP モトGPクラスのFP1が行われた。
★KTM
首位ダニ・ペドロサ(KTMファクトリー、テストライダー、37才)。サプライズ。ワイルドカード参戦で1’36”770を記録。同セッションでは常に上位だった。2週間前に同トラックでテストを行っているので、同セッションは有利だった。2018年末に引退し、2021年に1度参戦したきり。4月15日にグイドッティチームマネージャーが「ペドロサは頭数合わせのために参戦するのではない」と言っていた。冬季/プライベートテストでも速かった。昨日、ペドロサ本人が「KTM機の短所は1周タイムだ」と言っていたが、新タイヤに履き替えてからも好タイムを記録し続けた。
正規選手のブラッド・ビンダーは6位。
チームメイトのジャック・ミラーは8位(2022年はドゥカティファクトリー所属)。
21位アウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン)。
チームメイトのジョナス・フォルガーは23位(テストライダー)。ポル・エスパルガロ代役。
※ペドロサテストライダーのマシンは車台とエンジンは他のKTM選手と同じだが、エアロダイナミクスは改良版を使用している(※昨日、「テストの単独走行だと、エアロダイナミクスの検証ができない」と言っていた)。とにかく、KTM機は絶賛成長中の模様。
★ドゥカティ
2位ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)。首位と0”034秒差。昨日は多くの選手から『今回のPP有力候補』と言われていた。
チームメイトのヨハン・ザルコは11位。
4位ルーカ・マリーニ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。
チームメイトのマルコ・ベッツェッキは14位(VR46ライダーズアカデミー)。
7位アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ、2022年はホンダLCR所属)。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは18位。ダブルマフラーを試用。
9位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。昨年の同GPでは優勝しているが、今回は苦戦気味。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは22位(2022年総合3位)。右肩甲骨の骨折により2GP欠場後、今回から復帰。鎮痛剤は使用しなかった。
★ホンダ
3位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。首位と0”274秒差。サプライズ。得意トラック。
チームメイトのアレックス・リンスは12位(2022年はスズキファクトリー所属)。前回のオースティン戦で優勝。
15位ジョアン・ミール(ホンダファクトリー、2022年はスズキファクトリー所属)。
チームメイトのイケル・レクオナは24位(最下位)。マルク・マルケス代役。首位と3″7秒差。2021年末以来、久しぶりのモトGP走行。しかも、ホンダRC213V機は初乗り。
テストライダーのステファン・ブラドルは16位。新エアロダイナミクスを試用。
★アプリリア
5位アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー)。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスは10位。スタート練習を熱心に行っていた。
13位ミゲル・オリヴェイラ(アプリリアRNF、2022年はKTMファクトリー所属)。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは17位(2022年はKTMテック3所属)。
★ヤマハ
18位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。タイムアタックはしていない。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは20位(VR46ライダーズアカデミー)。
『2023 スペインGP モトGP FP1リザルト』
(Photo:Motogp.com)
ペドロサ速いね!他のライダーはめちゃくちゃコーナー進入も出口もスライドさせてるけど、ペドロサは極力スライドさせずにスムーズに走って無駄なく速く、タイヤにも燃費にもバイクにも優しい。
これぐらいのタイムが出せるテストライダーだと開発に非常に役立ちそう。
ブラドルやフォルガー、ピッロ、長嶋とかとはひと味違うな。
凄すぎて泣ける!