MotoGP

『良いテストライダーとは?』ミケーレ・ピッロ

『ピッロ:良いテストライダーとは?』

ミケーレ・ピッロ(38才)は2012年にFTR機でモトGP昇格し、2013年にドゥカティのテストライダーに就任した。
2024年シーズンはコンセッションルールによりドゥカティがワイルドカードを剥奪されたため、ファビオ・ディ・ジャンナントニオ代役として最終戦のみ参戦した。

★2022年に長女が誕生し、今年の年末に次女が生まれる。

★先日、ピッロテストライダーが独サイト『SpeedWeek.com』のインタビューで、次のように話した。

[ 前半はこちら ]

【代役参戦のバルセロナGPでは、スプリント21位、決勝20位だったが…】
「もちろん、二輪レースに対する情熱はいまだ変わらないんですが…やはり、年々、厳しくはなってますね。若い選手がどんどん強く、速くなってるんだから。
まぁ、モトGP選手になろうって野心がなくなってからは、やはり、ものの考え方も変わってきてるんで…。」

【バルセロナ入りしたのは、マシン開発のためもあり…】
「現在の方向性を確認すべく、ドゥカティの助けになればと思って現地入りしました…ほら、今年は新コンセッションのせいで、うちはワイルドカード参戦ができなかったでしょ。
レース本番でミシュランの新タイヤを深掘りするチャンスがなかったんで、(代役参戦は)貴重だったんですよ。」

【貴方は、ジジ・ダッリーニャがドゥカティに加入する前からテストライダーをやっているが…】
「現状を思えば、物凄い仕事をしてきたんだなぁ〜って感じですよ。ここ2〜3年の話ではなく、12年前から今日までのことを言ってるんですけどね。
最初の5〜6年は本当に大変で…他メーカーはテストライダーが2〜3人いるのに、うちは僕だけだったんですから。」

【ドゥカティと他メーカーの違いはなに?】
「僕がテストライダーになったのが、25才の時だったってことですね…当時の僕はレース参戦がしたかったし、速い走りがしたかったんで。
だから、テストでは常に全力走行だったし、ワイルドカード参戦でもそう言う風に走ってました。」

【貴方が考える、『良いテストライダー』とは?】
「その都度、手がけている作業について…自分にとって都合の良いものにしないってことですね。自分にとって必要なことばかり考えてたら、テストライダーとして機能しないでしょ。」

【今後の問題点は?】
「僕は今、『ドゥカティ・コルセ』の中で一番古株なんですよ…ダッリーニャよりも古いんですからねぇ。
多くのエンジニアが移籍してゆく中、僕だけが残り…残ってるのは僕と、古いトラックだけなんだから。
一番大きな問題は、僕の後釜を見つけることなんですよね…僕が一生やるわけにはいかないんだから。
ただ、難しいんですよ…僕が始めた時みたいに、『成功してやる!』って気持ちが必要ですからねぇ。」

[ 完 ]

(参照サイト:『Mowmag.com』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    確かに
    トップライダーにはなれなかったけど、12年もコンディション整えて続けたのだから、トップテストライダーと言えるかも
    カルのように現役でボロボロになった人には向かないのがわかったしね

    もしHONDAが復活できたら、ブラドルの評価も変わるのかな?

  2. としあき より:

    ストーナーのこと揶揄してるね

  3. まささん より:

    いやいや。
    本当はブラドルのおかげであっても来年以降ホンダの成績が上がれば「アレイシすごい!」「アレイシのおかげ!!」ってなっちゃいますよ。

  4. チャオ より:

    ミケーレ・ピッロは開発テストライダーでしょ。ドゥカがコンセッションを受けていた期間中は
    ワイルドC出まくっては、一生懸命データ収集に勤しんでた印象。とは言え、ムジェッロでの300kmオーバー
    からのクラッシュで宙を舞った事もあるし、結構彼なりにプッシュもしていたかと。レースでの実績は
    乏しいけど、ドゥカへの忠誠心と、此処までデスモを押し上げた功績は大かなと。ピッロを見ていると
    悪戯にテストライダーを増やす必要もない様に思う。

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