WSB 『M.ビアッジ:ロッシとの間には真のライバル関係があった』
昨年のスーパーバイク世界選手権のチャンピオン、マックス・ビアッジ選手(39才)が、あのモトGP時代の自身とヴァレンティーノ・ロッシ選手の関係を、イタリア自転車競技界の人気を二分した有名ライバル選手2人に例えた。
ビアッジ選手がジーノ・バルタリで、ロッシ選手がファウスト・コッピなのだと。
今日、バラエティー番組『Domenica Cinque』に出演したビアッジ選手が、次のように話している。
「常に我々の間には、真のライバル関係がありました。どんなスポーツにも存在するトップ同士の対立関係ってものがね。ロッシ選手はちょっとファウスト・コッピ系かな。勝ち星が多かったんでね。僕の方が年上で長く生きてるから、ジーノ・バルタリ系ですね。」と、あくまでもスポーツの上での話。
自分は成し遂げた − また、もしロッシ選手が、今、この番組を見てるなら、
「ヴェネト地方の方言で、こう言うかな。“ Stammi bene, vecio!(老兵さんよ、気をつけてな)”。」と言いたいとも。
そして、自身のプライベートな話題としては、昨年の総合優勝後、すぐに第二子レオン・アレッサンドロ君が誕生したことについて語った。
「男としてもスポーツマンとしても素晴らしい時を過ごしてます。だから、アプリリアでのスーパーバイク参戦を引き受けた時のことを、嬉しい気分で思い出しますよ。ロベルト・コラニンノ社長を筆頭に、アプリリアが全社をあげて賭けた大勝負でしたからね。」
2011年に向けて − 同番組内ではピアッジョ・グループの開発ディレクター、ダヴィデ・スコッティ氏から全社をあげての感謝の言葉がビアッジ選手に伝えられた。また2011年、アプリリアに乗ってのタイトル防衛に向け、変わらぬ信頼の気持ちを述べている。
「2010年度、マックスはチャンピオンとなり、オートバイレースでの総合優勝を2度も当社にもたらしてくれた、まさに勝てるライダーなんです。」
それは簡単には終わって欲しくない話である。ビアッジとロッシのチャンピオンとしてのライバル関係が長く長く続きますように。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:La Gazzetta dello Sport 2011年01月16日)
|
ロッシとロレンソの間にも
真のライバル関係はあるんでしょうかね。