『ロッシ:モトGPはやり過ぎ…そろそろ、きちんと考えるべき』
★1月29~30日、ポルティマオ・サーキットでSBKテストが行われ、モトGP選手らも何名か参加し、ヴァレンティーノ・ロッシ(44才、最高峰クラス7回タイトル獲得)もヤマハR1機で参加した。
★同テスト中、フランコ・モルビデッリが転倒により頭部を強打し、意識を失った。その後、病院での精密検査により大きなケガはないと判明。
★最近、ロッシ元選手が独雑誌『FAZ』のインタビューで、昨今のモトGPについて話した。
【昨今のモトGPについて、どう思う?】
「やり過ぎはいけませんよね…今後、モトGPクラスがどこへたどり着きたいのかについて、きちんと考えるべき時期なんじゃないんですか。
二輪レースって言うのは昔から危険なスポーツなのに、ここ数年はさらに押し上げられてるじゃないですか…ドゥカティがレベルをかなり上げてしまってね。
エアロダイナミクス三昧で、馬力もどんどん上がり…舞台裏にはエンジニア軍団と多額の予算が揃っていて。
ここに至っては、危険なんてもんじゃないでしょ。
モトGPは二輪のF1版みたいなもので、僕は好きだけど…でも、時速360kmで走り、直線コースではもっと出るわけでしょ。やり過ぎですよ。」
【モトGP運営サイドも技術開発の制限を検討したり、選手陣も組合を作ろうとしているようで…】
「スピードって言うのは慣れてしまうものだから…しばらくすると、何でも遅く思えてきてしまうものなんですよ。
それなりに時間が経てば、僕は4輪の操縦をするのに今の半分ぐらいの脳の働かせ方でも大丈夫になるでしょうね。
そうなったら、色々と考える余裕が出てきて…例えば、ストラテジーやオーバーテイクの操縦について考えられるようになるんです。
『普通に上手い選手』と『真のチャンピオンライダー』の違いは、そこにあるんですよ。
こう言うのは生まれながらの才能や性格、どれだけ情熱を傾けるか等…諸々のミックスに依るんですけどね。
ベスト選手は、そう言った諸々を1つにまとめ上げることができるんですよ。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
開発コスト削減の為に共通ECUやタイヤを導入したのに、結局エアロや各種デバイスの方に費用を回すようになって…。ストーナーやロッシのようなレジェンドも運営側に忠告するようになれば、変わるかもしれませんね。
ライダーあってのレースなのですから。
monoGPについてはオートバイメーカー選手権の現状で市販車に使えない技術開発競争はF1に通じるものがありますよね。
かといってTZやRGBのプライベーターがワークスを喰えた時代と比べて強力なワークスチームが多数いてメディア向けの商業化が進んだ現状無理ですしね。
現状のガソリンエンジンが使用できなくなるとさらなる高コストな開発競争が始まる予感。
エアロウイングはやめた方がいいよね。カッコ悪いし。多分、コントロールもしにくいんだと思う。
F1も既に電子制御や空力に削減の手が入ってるからなぁ。
技術は技術でも安全性に振った方向性に向けた方が良い。
速さを追求した技術は市販車に反映されにくいが安全性は内燃機関がEVになったとしても無駄にはならない。
安全にするならタイヤのグリップを落とせばいい。それとダウンフォースをつけられないようにウイングの禁止。
市販車へフィードバック出来ない技術は禁止ってことになると
ニューマチックバルブが禁止になってデスモドロミックの一人勝ちになってしまうな・・・
シームレスミッションはもしかしたら市販車にされるかもって話があるから微妙なとこだけど
圧縮空気の充填が必要なニューマチックだけは無理だと思う
市販車にっていうても、ウィング付きやホールショットデバイス付きのSSとか限定モデルで一部に需要ありそうやけどな。
買う人もいるでしょ。