モトGP『インディアナポリスGP成績表』
ケーシー・ストーナー(10点)
拍手喝采もの。速く、見ごたえあり、恐ろしいほどに強力で安定しており、レースのどの段階でも迷いは皆無。こうなってしまうと、もっと速いマシンでも現れない限り、もう向かう所敵なし。まぁ、その当人が最速マシンに乗っているわけだから…。
ダニ・ペドロサ(8点)
ここのコースでは常に強い走りを見せてきたが、今回、予選では最適なセッティングを見出せず。最終的には2位と言う好成績をチームにもたらしたが。
ベン・スピース(7点)
優勝を狙って勝負に出れたか、もしくはペドロサ選手の前には出られたのではないだろうか。ただスタートに失敗しているし、それで好機を逸したわけだ。とにかく良いライダーではある。
ホルヘ・ロレンソ(6点)
非常に厳しいレースウィークエンドで、常にチームメイトの後ろを走っていた。前回に引き続き表彰台に上がれなかったのは2回目で、今シーズン、スピースに敗れたのも2回目。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(6点)
ストーナー・ペドロサ両選手に比べ、常に何かが欠けているのだが、まぁ、先の2人は偉大なチャンピオンライダーなわけだし。レース展開としては、粘り強く、優秀で、難しい戦況に順応できる面を披露していた。今シーズン、長きに渡って最優秀イタリア人選手の地位を保ち続けている。
アルヴァロ・ヴァウティスタ(6.5点)
常に最大限、全身全霊の努力をしている。非常に速いと言うわけではないが、安定しているのだ。つまり、ポジティブなレースだったことは確実。
コーリン・エドワーズ(6点)
目立ちはしないものの、この超ハイレベルなシーズンに持ちこたえてはいる。
ランディ・ド・プニエ(6.5点)
レース全般を通し粘り強く戦い続け、最終的にドゥカティ陣の先頭ライダーとしてゴール。このご時勢、甘んじると言うことを覚えなければ。
青山博一(6点)
レース全般を通しド・プニエ選手と戦い続け、勝負に敗れ8位の座を譲り渡した。青山選手もまた、これまでのパフォーマンスと比べ一歩前進。
ヴァレンティーノ・ロッシ(4点)
予選ではヘイデン選手に打ち負かされ、決勝レースでも、もしもヘイデン選手がタイヤのチョイスを誤っていなければ危ういところだった。壊滅的なレース・ウィークエンド。ド・プニエ選手には失礼だが、ロッシ選手が彼の後からゴールするなんてありえない。しかも最も進化したドゥカティ機に乗っているのだから。
カル・クラッチロー(4点)
非常に苦境に陥っており、今のところトンネルの先は見えていない。
マルコ・シモンチェッリ(4点)
初回プラクティスから苦労しており、高評価のレースができるようなセッティングを見つけられないでいた。
トニ・エリアス(4点)
最悪。残念ながら、シーズン序盤と同様。
ニッキー・ヘイデン(4点)
理解不能なタイヤのチョイスで、非常に不利になってしまった。予選も決勝レースも、前輪が持ちこたえている間はヴァレンティーノ・ロッシより余裕で前を走っていたのだが。
ヘクトル・バルベラ(5点)
最終ラップの最終コーナーで転倒し、全体的に高評価であったパフォーマンスを棒に振った。
カレル・アブラハム(4点)
フロントタイヤのトラブルでリタイヤ。
ローリス・カピロッシ(4点)
アブラハム選手と同様。こう言う形でキャリアを終える姿を見るのは残念だが、努力し続けていると言う点においては称賛すべき。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事 Moto.it 2011年08月29日)
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以前、ロレンソ選手も、
「ロッシ選手が、ド・プニエ選手やアブラハム選手よりも遅いなんて…」と言ってたんですが…。
けっこう皆さん、名指しではっきり言っちゃうんですね。