モトGP『茂木全員参戦、選手ら降伏』
最後の砦も落ちた。
どうやら茂木GPへは全選手参戦となるようだ。最後まで抵抗していたドゥカティ陣(ヴァレンティーノ・ロッシを含む)が陥落し、茂木へ遠征することとなった。
今年5月、茂木GP開催が決定して以来、選手らが続けてきた長く無駄な戦いが幕を閉じるのだ。
問題点は言うまでもない。今年3月11日、日本を襲った大地震による福島原子力発電所の放射線漏れ事故はいまだ収束しておらず、GP開催地である茂木サーキットはわずか100kmそこらに位置しているのだ。
ロッシ選手(およびシモンチェッリ、ロレンソ選手)は最後まで反対姿勢を続けた1人であり、インディアナポリス戦までは頑に固持してきた。しかし、ミザノ戦前夜、ドゥカティへ自社経費で行なっていた調査の結果が届き、ワークスおよびサテライトチーム全体に公表された。
調査結果は、先にARPA社が行なった現地調査の結果を裏付けるものだった。
と言うわけで、ドゥカティもまた茂木参戦を決定したわけである。
ドゥカティでは輸入飲料水や食糧を利用する方針いるが、もちろん、全員がすっかり安心し切っているわけではない。日本政府からは国内への食糧持ち込みが禁止されており、そのためイタリアの食料品会社より正規に輸入された製品を利用することとなったのだ。
当記事を締めくくるにあたり、マルコ・シモンチェッリ選手の一言を明記しておこう。
「パドックには2千名の人間が働いてて、全員、茂木に対し恐怖を感じてます。」
しかし、行くわけである。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事: Motosprint 2011年09月12日)
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この前に紹介した『ロレンソ&スピース茂木行き決定』記事もそうですが
イタリアのマスコミが憤懣やる方ないって感じですね…
フランスでも核廃棄物処理工場で事故があり…
世界中、もうどこも同じかもしれない…クリックPrego
栃木県に住むものとしては、
「恐怖」とか言われると正直ショックですね。
外人からすると、そう思うのは仕方ないのでしょうが・・・
この問題が勃発した時、最初は「安心して来て欲しい」と思っていましたが
ここまで拒絶されると「一生来なくていい、それが望みなら」と思ってしまいました。
正直、日本人の私も原発の現状詳細を知らないので
最初は来たくない選手を残念に思っていたものの
それは普通の考えだと思う様になりました。
少なくとも住んでる国民が不安になってる現状で
「来ても大丈夫ですよ〜」
とはやっぱり言えないですよね(^^);
来なくて普通、来たら感謝ぐらいな気持ちです。
はじめまして。
GP最新情報、いつも楽しく拝見しております。
個人的感情として、茂木行きを不安に思う気持ちは理解できます。
ただ、世界中のスポンサー企業やファンの支えがあってこそのプロライダーの発言としてはガッカリ。
ファンがレースを楽しむからこそスポンサーがつき、自分たちがレースを走ることができ、一部選手は非常に豊かな生活を手に入れることができる。
それをプロとして忘れないでもらいたいものです。
本心はともかく、建前では「もちろん行きます」と気持ちよく発言し、被災地開催のレースを盛り上げるのもプロの務めではないでしょうか?
少なくとも国がオフィシャルな調査結果として問題なしとしているわけですから。
特に最後まで抵抗したというロッシには非常にガッカリ。
些細な恐怖と
過敏なまでの不安
自身が浴びている放射線の意味も知らず不安に駆られる。
その意識は理解できるが、いずれにしてもレーサーを辞めて地底にでも住んでいれば良いのに・・・
うーん。
来てくれる事を、諸手を挙げて喜べばいいんじゃない!
怖い気持ちも半分解る
ウチは茂木に近いけれど、安全かどうかなんてわかんない。
今日の大気汚染じゃ無く
壊れた福島原発が消えて無くなったわけじゃないから。
ファンあってのレーサーじゃ無く、
レーサーあってのファンです。
もともとスピード狂が競ってたのを
興行にしたのはライダーじゃ無いし
金持ちになる奴もいれば、
自己資金持ち出しの奴もいる。
レースが好きですやってるんでしょう。
そんな愛すべきバカどもを観たいから
僕はサーキットに足を運びます。
ファンサービスよりプライド賭けた
ガチレースが観たい!
なんか、醒めた。
来たくないやつは来なくていいのに。