モトGP『ペドロサ:もっと速く走れた』
フリープラクティスから予選まで…決勝レース前の結果とは言え、4回走って全てペドロサ選手がトップ。ツルツルのアスファルトを飛ばしながらダニ・ペドロサがマレーシアのコースで熱狂したのだ。
プレスカンファレンスには落着いた様子で現れたペドロサ選手は、予選中のスリップ転倒も気にせず上機嫌だった。
「問題ありません。ケガもないし、セカンドマシンは実際のところ、転倒させてしまったファーストと同じにしてありますから。」
唯一の難点は昨日の午前を上回るタイムを出せなかったことが、その点については、
「ちょっとコースがつまってたもんですから。」と釈明。
今シーズン2度目のPPであり、明日のレースに向けての保険となるわけだ。
「この2日間、僕らはなかなかの働きだったんですよ。タイヤは両方、ハードもソフトも試してみたんですが、ミックスタイヤの方を使うかどうかはまだ決めてません。この点に関して、決めかねているのは僕だけじゃないと思いますが。」
チームメイトであるストーナー&ドヴィツィオーゾ両選手が、後ろから付いてスタートすることとなるが。
「かなり厳しい戦いになるでしょうね。でもファーストーローが全部同じチームって言うのは良いもんですねぇ。
かなり暑くなりそうだから、色々と複雑になってくるでしょうね。」
2人のチームメイトのうちペドロサ選手が標的とせねばならないのはケーシー・ストーナー選手の方だが、いままで同コースでしっくりきたことは一度もない。しかし、今回はペドロサ選手とわずか0.0029秒の差で2番手に付けており、新チャンピオン・ストーナーも、
「僕も、もうちょっと速く走れたんですが、最速ラップでフロントのコントロールを失ってしまって、転倒しそうだったんですよ。とにかく、普段よりちょっと悪いぐらいでしたね。もう少し作業を進めなければ。」と、逃げ隠れはしない。
そして、カンガルー・ストーナーと言えばレースで変身する能力を持っており、こんな風に言っている。
「僕の走りは悪くないですよ。ほとんどハードタイヤで走ってたんですが、ソフトの時も悪くはなかった。」
また、最大の敵は気温になりそうとのことで、
「今シーズンで一、ニを争うぐらい荒れたレースになるでしょうね。とにかく雨が降らないことを願います。ドライの方が良いですよねぇ。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年10月22日)
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ペドロサ選手が「コースがつまってた」と言ってるのは、スペインサイトの記事によれば、
どうやらバウティスタ選手に邪魔をされたことを言ってるみたいですねぇ…
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