モトGP『ドゥカティ:お待たせしました、GP12機です』
憶測やら秘密やらの数ヶ月が過ぎ、ついにドゥカティGP12機のお披露目となった。
あのヴァレンティーノ・ロッシみずからが、新たな『相棒』の写真(上記)を添えてツイッターで紹介している。
いまだ完璧な仕上げには至っていないが、昨年のヴァレンシアで公開されたGPZero機に比べると、スイングアームに変化が見られ、タンクカバーもより『腹ぼて』状態になっている。
以前、「GP12機を新たに改良した箇所のほとんどはフレームの中に隠されている」と明言していたチーフエンジニアのプレツィオージ氏も、今回は新マシンのデビューに立合うべくはるばるセパンを訪れた。
その「新たに改良した箇所」の1つが、吸気の温度上昇を抑えるためシャーシの内側にはめ込まれたカーボン製のインテークチャンバーだ。ちなみにヴァレンシアで見たGPZero機の場合は、シャーシの中に埋込まれ、カーボンカバーで覆われていた。
今回はコースで走らせてから、まず指示が出され、どっさり作業してゆくことになるのだろうが、このマシン…実は、長距離走行のテストはまだなのだ。そのため、テストライダーのフランコ・バッタイーニがまたもや『鉄の男』の任務を果たすこととなり、セパンで最も気温が上がる時間帯に挑む予定である。その間、他のライダーらはボックスで待機。
唯一、確かなことは、ロッシの赤いマシン(今のところは黒いが)はもはや逃げも隠れもしないと言うことか。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年01月30日 写真 )
その、GP12機を発表したロッシのツイートはこちらです。
ValeYellow46 Valentino Rossi 2012年01月30日午前10時頃
Eccola.è pronta.ladies and gentleman,new bike is ready! pic.twitter.com/thiFyJxU
《はい登場、できました。紳士淑女の皆さま、新マシンの用意ができました!》