モトGP『ヤマハはホンダの真似はしない』
アンドレア・ドヴィツィオーゾがホンダからヤマハへ移籍したことで、ヤマハがトップに返り咲くためホンダに追随するのでは…等と言う憶測がなされていたのだが…つまり、秘伝のホンダ哲学をヤマハに伝授するにはドヴィツィオーゾ選手の右に出る者などいないのだから。
ヤマハでは今年、ワークスチームにホルヘ・ロレンソとベン・スピースを、そしてサテライトチームとしてTech3のアンドレア・ドヴィツィオーゾとカル・クラッチローを配しているわけだが、結局、首脳陣はこれまで数多の勝利をもたらしてきたヤマハ哲学を続けることにした。
ヤマハ・モータースポーツ部門でゼネラルディレクターを務める中島雅彦氏は、『Crash.net』サイトに次のように話している。
「なかなか興味深いテーマですね。昨年のヴァレンシアでは、ドヴィツィオーゾ選手から既に多くのコメントを得ています。あそこのコースでヤマハとホンダの比較検討も行ないましたし、昨シーズン中にはホンダRC212V機についての研究もかなりしました。ホンダが進んでいる道を…それかエンジンタイプ(ホンダ:V型4気筒、ヤマハ:並列4気筒)をうちも追随すべきかどうか、私も時々考えはしましたが、最終的にそれはうちが進む道ではないと判断しました。うちに『ホンダ機』を作ることはできない。ヤマハはヤマハのマシンを作ることしかできませんから。これが私が出した結論です。我々はヤマハ哲学に磨きをかけ、シャーシもエンジンもうち流にやってゆかなければ。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Motograndprix 2012年03月09日)
ドゥカティは…どうするんでしょうね…
ドヴィツィオーゾ選手、今年も冷静な分析よろしく!クリックPrego