モト2『ポル.エスパルガロ:藁をもつかむ思いだったんだけどヘマしました』
ものスゴく面白いレースだったのでは?
「はい。スゴく面白かったです。最初、ちょっと苦労してしまって…グループの人数も多かったし、このクラスではそうなってしまうと追い抜いて行くのが一苦労で。ザルコ選手に抜かれた時、ちょっとぼーっとしていて…でも、立ち直ってもっと速く走らせたんですよ…それなりに落着いてはいたんですけどね。その後、マルク(マルケス)の後ろについたら、ルーティー選手が後ろにいるのが見えたんで、終盤でアタックしようと思って緩めてね。直線コースで抜こうとしたんだけど、その周回では邪魔されてしまって無理でした。その後、ブレーキングしながら抜いたら、加速しながら抜き返されてしまって…実際のところ、無理でした。最後、わらをも掴む思いで抜こうとしたんですけど、ヘマしてしまって。最後はダメでしたね。でも、観る分には良いレースだったわけだし、総合ランキングでは良いポジションにもいて…わずか9ポイント差でしょ。」
なんとか2位をキープしましたね…もう少しでコースアウトするところだったでしょ…。
「あぁぁ、ブレーキングポイントでマシンが制御不能になっても大抵コントロールできるもんなんですけど、ただ、確かに少しアグレッシブではありましたね。1位になるためには、必要な事はやらなくっちゃね。」
タイヤがけっこう悩みの種なのでは?
「はい、かなり。多分、マルクやルーティ選手より、もう少しね。レースの間、僕の順位が変わってきてたんで。でも、そうであっても、まだまだ速く走れそうだったし、たれた感じで、物理的には大丈夫でしたよ。ただ、最後はねぇ…。」
直線コースではかなり良い走りをしていたような感じでしたが。
「何度も後ろに回ろうと思ったんですよ…マルクよりも速く飛び出してってしまうもんだから。でも、どうにもならなくて…ブレーキングポイントへ急ぐあまり、直線コースの最後にぴったり一緒に着いてしまってね。最終ラップで何が起きてしまったのか分からないです…もみくちゃになっても僕には抜けなかったんで。」
あの競合いは125cc時代を彷彿させるようでしたよね?
「はい、スゴく面白かったです。家で楽しんで観ている皆さんのために僕ら頑張っていて、今日は皆、そうだったんじゃないでしょうか。僕はそれほどでもなかったんじゃないかなぁ…でも、次回は僕の番ですから。
125cc時代みたいな競合いがまたできるのはスゴく面白いです。ニコ(テロール)がいないけど、絶対すぐに出てくるって信じてるんで…僕らが見ごたえあるレースをしていく事は確かですよ。」
(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Diario AS 2012年05月07日)
決勝レース中、伊TV解説者が「エスパルガロ選手とマルケス選手はあまり仲が良くない」と言ってたようなんですが…
今後、どう展開していくんでしょうかね。