WSB『J.レア:アグレッシブ?スペースは残ってたし…』
ホームで勝ち、そして、タイトル争いの渦中に再び身を置く興奮。
WSBドニントン・パーク戦レース2で『CBR 1000RR Fireblade 2012』機を駆るジョナサン・レアが、ハスラムやメランドリ、ビアッジ、サイクス選手らとの数多の肉弾戦を経て、(物議をかもしている)勝利を『Ten Kate Honda』チームへともたらした。
まさに最終コーナーのヘアピンカーブで、『ポケット・ロケット』ことハスラム選手に決めたオーバーテイクがレースを決定的なものとしたのだ。結果、BMW S1000RRを駆る2選手(ハスラム/メランドリ)を転倒リタイヤへと追い込み、『ジョニー』ことレア選手が1位を獲得するに至った。その限界ギリギリのライディングには非難が寄せられており、レア選手は次のように答えている。
「僕がアグレッシブだったって?実のところは、レース2では全員がそうだったんじゃない。
ある時点まで来たら、皆、がむしゃらになっていて、勝つ為にベストを尽くしてましたよ。最終コーナーでは、単純にスペースは残ってましたから。僕の走行ラインはいつも通りだったし、強く入り過ぎてたわけでもない。イン側にぴったり入って行ったところ、レオンの方がこっちに寄せて来て…こっちからはじき飛ばしたわけじゃないからね。」
争論となってる点は別にして、今回の勝利によりレア選手は総合ランキング4位にに浮上し、トップのビアッジ選手ともわずか20.5ポイント差になったのだ。フィリップアイランドやイモラ戦での問題を思えば、レア選手にとっては画期的なパフォーマンスとなったわけだ。
「2回とも無茶苦茶なレースでしたね。レース1では表彰台を狙えるはずだったんだけどミスってしまって、4位が精一杯ってとこでした。レース2ではマシンにいくつか手を加えてたんだけど、常にトップグループに入って、最終的には勝利にこぎつけましたね。ここのコースをスーパーバイクで勝てるなんて素晴らしいですね…キャリア初ですよ。レースを1つこなす度に伸びてきてるし、ミラーでも再確認したいですね…タイトル争いでも、うちはそう遠くにいるわけじゃないんだから。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事: 2012年05月14日)
で、その『アグレッシブなオーバーテイク』と言うのが、こちらの後半でして(前半部分はカルロス・チェカ選手の転倒シーンです)。
5/28ミラー・パークWSB戦、けっこう楽しみ!!クリックPrego