モトGP『シルバーストーンGP:必見!5つの見どころ!!』
モト2第1ラップ
スタートした途端、ホームの2選手…スコット・レディングとブラドリー・スミスの果たし合いとなった…あっ、もちろんレース上での話。とにかくオーバーテイク合戦で、危険このうえないほどに見ごたえがあった。まったくもって素晴らしかった。
モト2最終ラップ
モト2クラスの第1ラップが見ごたえあったと言うのなら、最終ラップの方は見事だった言ってもいい。
こちらでも活躍したのがスコット・レディングだが、お相手の方はマルク・マルケスで、奪い合ったのは2位のポジション。最後に決めたのはレディング選手の方で、ゴール直前、最後のヴァリエーションで、難関かつ美麗オーバーテイクだった。
モトGP第7、第8ラップ
第7ラップ序盤、ホルヘ・ロレンソが3つのコーナーでまずバウティスタを、そして、スピース(こっちの方かかなりの難関ハンドルさばき)を抜いてみせた。そして、その数秒後にはアンドレア・ドヴィツィオーゾvsダニ・ペドロサが死闘を繰り広げ始め、第8ラップにまで持ち越し、結局、優秀かつ慎重ドヴィが凌駕、5位のポジションについて見せたのだ。
モトGP第12ラップ
ホルヘ・ロレンソが首位争いでケーシー・ストーナーに攻撃をしかけたのが第11ラップ終盤だった。そして第12ラップ序盤、4つのコーナーを抜きつ抜かれつ4度繰り返し、世界で最も困難とされているマシンを巧みに操って見せたのだ。両者ともミスを犯さず、今現在、世界最強の2ライダーが極上のハンドルさばきを披露してくれた。
カル・クラッチロー、最後尾からの6位
シルバーストーンGPの名レースとして長く語り継がれることとなるのが、今回のカル・クラッチローの活躍だ。ケガで予選を棄権し、左足首が折れた状態で最後尾スタートを切った。それを上位ライダーと同じレース・ペースでもって6位まで追い上げたのだ。ゴールの際には、アメリカ人が言うところの『スタンディング・オベーション』が起き、なんと6万3千人の観客が立上がり拍手でもって迎えたのだ。鳥肌ものだった。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Moto.it 2012年06月19日)
今回は本当にイギリス勢が楽しませてくれましたねぇ!!