モトGP『ホンダ、ソーラーパネル、マルケス&ペドロサ』
ツバメが飛んで来たからと言って春にはならない…しかし、世界選手権で一勝を上げると、どうやら一見そうなるらしい。
と言うわけで、もう周知のことではあるが、ホンダが遂に世紀の発表をした………なんとソーラーパネルを新設置!
実は今回のイタリア戦より、ホンダ・レーシング・コーポレーションではホンダ・ソルテックの協力を受け、レプソル・ホンダチームのクロノボックス屋根にソーラーパネルを設置したのだ。これにより8台のモニターを最高8時間使用できることとなる。
一定したエネルギー供給により曇天の際も大変安定した電気供給が可能で、高電圧モジュールがシステム内に平行に埋込まれており、パネル数を増減させることで最適な電力量が調節できる。
同システムはレプソル・ホンダチームのクロノボックス専用に設計されたもので、現在、販売はされておらず、欧州戦でのみ試験的に使用される予定。なお、同システムにはめ込まれているソーラーパネルの方は日本国内での販売は可能である。
株式会社ホンダ・ソルテックとはCIGS(薄膜太陽電池)の製造・販売を行なっている企業で、2006年に熊本県菊池郡に創設された本田技研工業の子会社。
おっと、いかん、忘れるところだった…ホンダHRCからもう1つニュースがあった…2013年に向けての公式チームが発表され、ダニ・ペドロサとマルク・マルケスと言う顔ぶれになった。つまり、ここ何週間か何かとゴシップが飛び交ってはいたが、サプライズは一切なしと言うわけ。RC213V機はスペイン人によるドリーム・チームに託されたのだ。
2年間の契約更新となったダニ・ペドロサ選手のコメント。
「125ccからモトGPまで、これまでのキャリアをずっとホンダで走ってきました。僕の希望は常にここに留まることでした。タイトル争いはまだまだ続いているし、来年以降も面白いものになるでしょう。共に偉業を達成できると確信してます。」
しかし、ペドロサ選手には内輪ですっきりさせておきたい事がもう1つ残っているはず…つまり、悪童(天才と言い換えても良いが)マルク・マルケスがHRCの一番騎手争いでやっかいな存在になることは確実だろう。
現在、モト2クラスのポイントリーダー、そのマルク・マルケス選手は次のようにコメントしている。
「今はモト2クラスにだけ集中していたいです…タイトル獲得に向けて懸命に作業を進めている最中ですから。来年、レプソル・ホンダからモトGP昇格となり、夢が実現しました。信頼していただけたことに感謝します。ホンダ・ファミリーの一員となれることを大変誇りに思います。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年07月12日)
スペインの報道関係者は一昨日ぐらいから、「木曜日にペドロサ&マルケスのホンダチーム正式発表!」とつぶやきまくってました。
マルケスがペドロサに悪童オーバーテイクをかける日が来るのか?クリックPrego