2012年ヴァレンシア最終戦は各クラス、意外なほど面白かったですねぇ!!
今回は、コメントを紹介しときたい選手が色々といるんですが…
まずはお約束…ドゥカティ乗り納めのヴァレンティーノ・ロッシ選手から行きますか。
モトGP『ロッシ:ドゥカティ?残る意味なし』
★ヴァレンシア最終戦を10位で終えたヴァレンティーノ・ロッシのコメント
「最終戦だったんで、期待通りのリザルトを出せなくて本当に残念だった。ドゥカティは、人材レベルについて言うなら非常に良く、優秀な人達とたくさん知り合えたが、リザルトが出ないならば続ける意味はない。今度はヤマハへ行くよ。ただ、正直なところ、どうなるかは分からない。また復活して、2年前のように強くなりたい。
今日のレースは、当初、ウェットを待ち望んでいた…ウォームアップではなかなか良いペースだったからか。でも、その後、やんでしまい、コンディションはかなり厳しいものだった。グリッドでマシンを変えなかった…ピットにはスリックを履かせたのを用意していたが、もう1台の方とかなり仕様が違っていたから。実際のところ、レイン用の方が調子が良かったし、スリックだとすぐ失速してしまって。結局は、走りたい所を走れなくって…乾いているラインが狭すぎて、もう無理だった。
火曜のテストでは好タイムを期待してるが、どうなることか。M1機はなかなか好調そうだが、確信は皆無だ。2年以上が過ぎ、まだ速く走れるのかどうかは自分の手応えを信じるしかないだろう。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2012年11月11日 Mediaset.it記事より抜粋)
上の記事はロッシ広報『Mediaset』の記事なんで、レース直後、TV中継でコメントしたやつですな。
これの他に、今回は最後となったドゥカティでの会見もあったわけですが…
どんな感じだったかと言うと…
スペイン『Motocuatro』サイトの編集長が、こんな風に紹介しとりました…
《ロッシ、ドゥカティでの最後のプレスカンファレンス。拍手もなければ涙もなし。》
Ultima rueda de prensa de @valeyellow46 con #Ducati, ni aplusos ni lagrimas @motocuatro twitter.com/germax33/statu…
— GermanGarciaCasanovaさん (@germax33) 11月 11, 2012
おそらく、この会見でのコメントかと思いますが…
『Motocuatro』サイトに出とりましたんで…とりあえず、今日のレースでのライバル達について語っているところだけ抜き出してみました。
《ダニは非常に頭を使っていた…ウォームアップの時、ロレンソの後ろを付いて走り『スリック』に変えることにして、ピットスタートしていた。非常に優秀。レースでは見てなかったが、ロレンソの転倒がなくても勝てたかどうかは分からない。
マルケスは凄まじかった。驚異的なレースで、特に終盤ラップ…皆より1秒以上速かった。モトGPに来ても、すぐに速くなるのは確かだろう。第2のロッシだと言われていることに関しては…(僕が獲得してきた)物を、唯一19才で獲得したのだから、言い過ぎと言うことはない。モトGPクラスでは、もう少し落着いてくれると良いのだが。
ストーナーは偉大な宿敵で、僕らは良い競合いをどっさりしてきた。偉大なモトGPライダーだった。こんなに早く辞めてしまうのは惜しいが、ライダーがもう充分と言うからには、もうやる気がないと言うことで…これ以上ここにはいたくないと言うことで、それはいつも道理にかなっていることだ。(2012/11/11 Motocuatro記事より抜粋)》
う〜ん…なんか、ロッシ選手にしては、ちょっと覇気がないですかね…
さてさて、ロッシ選手とは反対に…
今日のレース後、一番元気な選手はやはりナカスガサ〜〜ン♪でしょうね♡
モトGP『ナカスガ:“Kats”の表彰台』
★ケガで欠場のベン・スピース代役として参戦したヤマハのテストライダー、中須賀克行(31才)が今日午前には第2子誕生を祝い、午後にはモトGPクラス2位獲得を祝った。日本人ライダーとしては今年初の快挙であり、なおかつ、ダニ・ペドロサやケーシー・ストーナーら最強選手混じっての活躍だった。
★中須賀選手はプレスカンファレンスにそろりそろりとつま先立ちで慎ましやかに登場。多数の報道陣を前にして、まずは部屋から出る振りをしつつも、その後、ストーナー/ペドロサ両選手が座るのを待って、最後に席に着いた。まずは列席者らから拍手を送られ、急遽、通訳を勤めることとなった日本人ジャーナリスト西村章氏によりコメントが訳されていった。
★中須賀選手のコメント
「今回のリザルトを大変嬉しく思ってます。今日のコンディションは非常に厳しく、大変なレースだったが、最適なセッティングを選ぶ手助けをしてくれたチームに感謝しなければ。表彰台に上がるなんて…あのパッとしない予選の後では夢か奇跡のようです。今回、モトGP参戦のチャンスを与えてくれたヤマハに感謝したい。素晴らしい1日でした。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2012/11/12 Gpone記事より抜粋)
上の記事の中にこんな一節もありました!
《おそらくナカスガは英語が良く分からないのかもしれないが、スピードに言葉はいらない》
いや〜中須賀選手、本当におめでとうございますねぇ。
ウレシいから、別のサイトも覗いてみちゃおっ!!
《ヤマハのテストライダーを勤める中須賀克行が、数年振りにモトGPクラスの表彰台に日の丸を掲げてみせた。中須賀選手は、一か八かの賭けでチームが選んだスリックタイヤ・スタートを活用したのだが、ただ、同じ条件でスタートしたホルヘ・ロレンソ選手は表彰台まで辿り着くことはできなかった。
中須賀選手は第1ラップを11位で周回し、多数の選手がマシン変更のためピットに戻る中、3位に浮上。第8ラップ終盤にはクラッチロー選手の転倒により2位に躍り出ることとなった。
ちなみに本来のM1ワークス機の乗り手であるベン・スピース選手は今年、表彰台は遥か遠くから眺めているにすぎなかった。(2012/11/11 MOTOGRANDPRIX記事より抜粋)》