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ドゥカティ999がサメになる『Mako』: ジョルダーノ・ロイ

『マコシャーク(アオザメ)』と言うのは、初めて聞きました。
鮫の泳ぐ姿を想像しながら、目の保養にどうぞ。

『美しくなったドゥカティ999、ジョルダーノ・ロイ Mako』

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★『マコシャーク(Mako shark:和名アオザメ)』は単独で行動し、超高速(時速70km)で泳ぐサメである。非常に危険だが、人間を襲ったと言う記録は無い。例えるなら、ハイポテンシャルバイクでサーキットや誰もいない公道を、たった1人で誰にも邪魔されずに走るような…ジョルダーノ・ロイ氏は、Mako sharkからインスピレーションを得て、サメの速さと優雅さをコンセプトにした。サメと言うのは大陸が現れる以前の太古の昔から、その完璧な形体を進化させず今日に至る種なのである。形体の進化とスタイルの追求を動物からヒントを得る…他の作品と同様、それがロイ氏のスタイルなのである。

★ドゥカティ999が『マコシャーク』の姿へと衣替えした。2006年、ジョルダーノ氏は既にデスモ・インフィニートのデザインを手がけており、それが今回の新デザインのベースとなっている。マフラーに手が加えられ、エグゾースト管はステンレス、サイレンサーはカーボンに変更された軽量化が行われた。電子制御のマッピングを変更し、エアボックスからの吸気の高圧処理をし、Ducati Performance製よりも防水性のあるフィルターを装備した。全てオリジナルの付属品だが、フロントのマッドガードは外され、直接フレームと新カウルに一体形成されている。

★ロイ氏はデスモ・インフィニートの様な極端な個性を持つフロントカウルを希望。そして、両サイドはエアボックスまでのダクト接続が重要となる。ノーズはお得意の鋭利な先端に角ばった形体である。サイドカウルの特徴は短めとし、右サイドの電子系統の醜い部分を隠しつつ、メカを引き締め包み込む。そして、トラスフレームは完璧に見える様にデザインされた。カウルは可能な限り車台にフィットし、エアロダイナミックを取り入れ効率化をはかった。エアボックスに続くダクトは空気の流れを向上させ、小さな突起はサメのヒレからインスパイアされた。トライアングルゾーンの底辺中央部の細くなって行く2つの突起はオイルパンを縁取り、魚の腹部の形体の特徴を捉えたもである。

★燃料タンクの容量は17リットル、燃料ポンプはオリジナルを搭載する。ボディラインはライダーに適切なポジションを保証し、重心移動はオリジナルの燃料タンクに比べ進歩させた。タンクの表面は極端に彫り込まれ、そして豊富なまでに彫塑的であり、それだけで生きているようだ。リア部のテールラインには2つの小さなヒレがタンクに結合し、自然の造形とマシンのアグレッシブさを印象づける。突進するシルエットはフロントで最大限にチャージされ、菱形のテールで締めくくる。
Makoはプロトタイプではあるが、将来、このカウルは限定生産される予定。


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以上ドゥカティ999-Mako


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ドゥカティ999


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以上ドゥカティ999-デスモ・インフィニート


(日本語翻訳:moku / 伊語記事:2013年03月05日 Motociclismo記事より抜粋)


まさに彫刻、美しくまとまっていますね。
ジョルダーノ氏は粘土をスリスリしながら悦楽の時を楽しんでるのでしょうか。
羨ましい限りです。
余談ですが、マコシャークは食べても(ステーキ、味噌漬け等)美味しいそうです!


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