モトGP『カタールFP3の経緯』
★カタールGPのモトGPクラスFP3ではホルヘ・ロレンソが17周回中9周目に出した1分56秒085で決まったかのように見えていたが、最終ラップをストーナー風のスライディングに駆け抜けたマルク・マルケスが僅か0.001秒差で首位に躍り出た。
★3位クラッチロー(+0.242)。ヴァレンティーノ・ロッシはレースに向けての作業をこなしながらの4位(+0.332)で、リアタイヤのソフト&ハード比較のためミニ・シミュレーションを行なっていた。
★ロッシ選手のコメント。
「ソフトもハードも良い挙動で、レースに向けての選択としては決定的かなぁ。まだ少し頭痛がするけれど、昨夜から見れば随分良くなりましたよ。」
★ロッシ選手を0.001秒の僅差で追うのは、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾ。ソフトタイヤでタイムアタックに挑んだ。チームメイトのヘイデン選手もソフトの恩恵により8位(+0.586)。ただし、消耗具合からすればレースでドゥカティ陣がソフトタイヤを使う可能性はないだろう。
★ペドロサ選手が若干上昇で、6位(+0.418)。
★トップ10以内にギリギリ食い込み、予選2にダイレクトに進出できるのはステファン・ブラドル(+0.900)。一方、11位以下となり予選1に挑むのがイアンノーネ/スピース選手。
★CRT首位は13位アレックス・エスパルガロで、12位スピース選手とはほぼ0.1秒差。
★予選の新システムではテスト総合10位までがダイレクトに予選2に参加。その他の選手は予選1で戦い、上位2名が予選2に参加できる(両予選とも15分ずつ)。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2013年04月05日 Gpone記事より抜粋)
モト2『カタールFP3の経緯』
★カタールGPモト2クラスのFP3はエスパルガロvsナカガミの対決となり、エスパルガロ選手が最終ラップで膨らんでしまった事も加担しつつ、またしても日本人ナカガミが2分01秒480で首位に立った。
★またもエスパルガロ/ナカガミ両選手が断トツで、唯一レディング選手3位が(+0.339)で追随。ラバト選手は4位ながらギャップは0.791秒。
★ナカガミ選手のコメント。
「ポジティブなセッションでした。ここまでずっと安定しているし、ずっと上位にいる。勝利を狙って行きたいけど、エスパルガロ選手は非常に強いですね。」
★強風のため雨がほぼ水平に降り、長いこと選手らはピット待機を強いられた。ほとんどの選手は10周回ほどしか走っていない。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2013年04月05日 Gpone記事より抜粋)
モト3『カタールFP3の経緯』
★カタールGPモト3クラスのFP3は相変わらずKTMの天下。首位タイム2分08秒167のルイス・サロムは昨日FP2もトップで、後を続くは同じくスペイン人のリンス選手(+0.442)。3位はフォルガー選手(+0.489)。
★FTR/ホンダ陣のトップは4位ミラー選手(+0.916)。
★モト3クラスにしては珍しくギャップが大きく、1位サロム〜10位アジョ選手まで2秒差。
★昨日トップ15圏外だったロマーノ・フェナーティは8位に上昇。7位マーヴェリック・ヴィニャーレスは手のケガ以来、不調が続くが、光は見え始めている。
★ロマーノ・フェナーティ選手のコメント。
「マシンが新しいんで、まだまだ手を入れていかなければならないけど、徐々にうちも上がって来てますよ。」
★昨日は5位だったニッコロー・アントネッリはテスト序盤で転倒し、本日は29位。メカニックがマシン調整中、ピット待機となってしまった。
アントネッリ選手のコメント。
「風が強くって…強く入り過ぎてしまいました。突風を受けて、飛ばされてしまって。ハンドルとカウルが壊れてしまい、時間内にマシンを元通りに出来ませんでした。」
★テスト終盤には若干雨が降り出した。今のところ天気は、それ以上酷くなっていない。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2013年04月05日 Gpone記事より抜粋)