5月19日からのアラゴン・テストに参加しているアルヴァロ・バウティスタ選手。
早速、こんなツイートを出しとります。
《テスト終了。思い出したくない事を忘れるにはマシンに乗るのが一番。改善に向けて懸命に作業してね…ハッピー。》
Test acabado,no hay nada mjor q montar en la moto para olvidar todo loq no quieres recordar.Trabajando mucho para mejorar…Happy
— Alvaro Bautista Arce (@19Bautista) June 19, 2013
なかなかポジティブな姿勢であります。
伊紙サイト『La Gazzetta dello Sport』の方にもバウティスタ選手のコメントが出とりましてね…
「ヴァレンティーノ・ロッシに非難されるなんて言うのは、モトGPパドックでは最も居心地の悪い出来事なのだが…」なんて書き出しなんですが、ここでもバウティスタ選手、けっこうポジティブであります。
★バルセロナ戦での転倒について、アルヴァロ・バウティスタがコメント。
「【ロッシ選手から非難されている事に対し】(ジェスチャーで示しながら)僕らの方では、“右耳から左耳に抜ける(意に介さない)”って言うんですよ。
日曜はかなり腹が立ちました。ポジティブなレースにできたはずなのに、ミス1つで台無しにしてしまったんですから。チームと一緒に準備万端だったので、彼らに申し訳ないです。何か好結果が出せていたかもしれないんですから…上位グループにも離されていなかったし。
【バルセロナ決勝レースでは自身の過失で転倒していたが…】各要素が集積した結果でしょう。タイヤも100%暖まってなかったし、コースは暑さのせいで若干滑りやすくなっていた。ある選手を追い越すチャンスがあったんで試してみました。ミスってしまって…でも、それだけの事です。
【ロッシ選手が“僕やロレンソのような強い選手が目に入ると、バウティスタは頭に血が上ってしまい、僕らと同レベルだってところを見せたがる”と言っていたが…】ヴァレンティーノの事はこれまで偉業を成し遂げてきた選手だと思ってます。ロレンソは最強ですよね…ペドロサやマルケス同様にね。でも、クラッチローやドヴィツィオーゾ、ヘイデンだって敬意を払われるべき選手でしょ…モトGP全選手同様にね。僕は自分自身にだけ集中しているし、他の人達がどう思うかについて興味有りません。
去年のアッセン戦ではホルヘ(ロレンソ)を巻き込んでミスってしまいました。つまり、次はPPを獲得しなければならないって事になるでしょうか。一番前からスタートしたら、またミスしてしまう危険性はなくなるでしょ。」
★アントニオ・ヒメネス(バウティスタ選手のチーフメカニック)がコメント。
「【バウティスタ選手が無謀な操縦をしているのか?】昨年は18戦中17戦で完走しています。これは上から2番目の好成績ですよ。
残念ながら、完走できなかった唯一のレースはアッセン戦で…ロレンソ選手を巻き込んでしまったが…。」
(Source:2013年06月19日La Gazzetta dello Sport記事より抜粋)
さて、ポジティブ思考のバウティスタ選手も、さすがにバルセロナでの転倒自体はかなりショックだったそうで…
無念さを、こんな風に語っております。
《レース中に転倒するともの凄い無力感に襲われるし、わずかゼロコンマゼロゼロ何秒かで金〜土曜日のFPや予選でチームと一緒に行なった作業が全てが無駄に終わるんです。これまでレースで転倒した時も酷い気分になったけど、多分、今回のが最悪だと思います。非常にポジティブなウィークエンドを送ってましたから。ここはタイヤにとっても肉体的にもかなりキツいコースなので、レースに向けて懸命に作業を進めてました。予選は好調で4位だったし、レース前のウォームアップでも電制システムに手を入れて少し改善する事ができ、とても自信があったんです。
レース前はとても落着いてました。あらゆる事が順調で、マシンにトラブルもなく、操縦する事と楽しむ事だけに集中できるって感じの時の落ち着きでした。絶対に良いレースができると信じていた。でもマシンに関しては、2+2は4じゃないんです。序盤のコーナーは慎重に走っていたのに、その後、僕の前を走る選手らのせいで少し失速させられてしまい、オーバーテイクを試みる事にしました。しかし、コーナーでは運悪く、イン側を走ってる際にフロントが切れ込み、どうにもならず転倒してしまった。残念でした…チームや僕の全ての苦労が、応援のために駆けつけてくれたファンクラブの皆さんの期待がアッと言う間に水の泡となってしまったのですから。でも、もう過ぎてしまった事…仕方ない事ですから。ああでもない、こうでもないと言って思い詰めるか、改善していこうと楽観して前に目を向けるか。僕は後者を選びます!》
(Source:2013年06月19日Diario AS記事より抜粋)