1月8日午前(フランス時間)、かねてからの予定通りシューマッハ元選手のスキー事故について検察側が会見を開き説明しました。
[下記写真はOmnicorse.itより抜粋]
★アルベールヴィル検察のパトリック・クインシー検察官が、ミハエル・シューマッハのスキー事故について次のようにコメント。
「我々は多数の目撃者がスキーヤー、施設責任者を聴取、また押収品を分析し、シューマッハ氏のヘルメットに搭載されていたビデオカメラ映像も視聴しました。また、『Der Spiegel』誌が触れていたドイツ人観光客からは何ら連絡はなく(管理人注:当該人物がたまたま撮影した映像にシューマッハ元選手の転倒映像が映っていたと報道されていた)、そう言った人物が存在していたかどうかも定かではありません。
(シューマッハ氏は)Chamoixコース(赤線)とBicheコース(粟生線)の間の合流点に辿り着き、Chamoixコース(赤線)側からコースを外れ3〜6mほどコースに並行して縁の辺りを滑りました。ある地点でスキー板が雪に埋もれていた岩に当たり、コントロールを失って転倒…3.5mほど下方にあった岩に頭から衝突しました。コース縁から8mの地点で気を失って倒れていました。
コース縁には杭が立てられており、シューマッハ氏も同ゲレンデを熟知していたので、どの辺りを滑っているかは掌握していたようです。
また熟練スキーヤーでもあり、コースに並行し小刻みなターンを切りながら滑走していました。スピードを落とそうとはしていなかったが、加速もしてません。ただ、走行スピードは特に問題視されていません。」
★同検察官によれば、転倒2分前の映像には少女を救出したシーンはなく、また、シューマッハ元選手のヘルメットは損壊していた。なお、転倒時に起きた脳傷害は走行時のスピードとは相反するものである。
★事故発生時、ゲレンデ上の雪は少な目だった。
(Source:2014年01月08日 La Gazzetta dello Sport記事より抜粋)