あの…この頃うわさのOpen機ですが…
ドゥカティのプライベートチーム『プラマック』のチームマネージャーさんが、こんな風に語っとります。
★フランチェスコ・グイドッティ(ドゥカティ・プラマックチームマネージャー)が、ドゥカティOpen機についてコメント。
【ドゥカティが全選手Open機で参戦するかもしれない噂があるが…】それを決めるのはドゥカティであって、うちは彼らに頼っている1チームですから。ただ、どちらにしても、うちはOKですよ。たとえOpen機になっても問題なしです。
【現在、ドゥカティOpen機はエルナンデス選手だけだが…】ヨニー(エルナンデス)のマシンはGP13機の最終版にマニェティ・マレッリ電制システムと、ドルナ作成のソフトウェアを付けただけなんですよ。まだ大して手を入れていないし…作業は山積みですね。
【セパンテストに登場したOpen機は、失意のホンダ機と、ヤマハFTR機だったが…】ヤマハFTR機って呼ぶのは…ちょっと大胆ですねぇ(笑)。ワンメイク電制付きのヤマハ2013機ってところでしょう…ワークス機(ロッシ&ロレンソのマシン)に対してね…燃料が多いって言うのが、けっこう有利ですよね。ヤマハの並列4気筒だと燃料の問題が出てくる…去年もロッシやクラッチローが何回か完走直後にガス欠になってましたからね。今回のセパンでもロレンソが20ℓ用電制システムに慣れるのに苦労してたようだし…特に初日がね。まぁ、その後は速くなっていたし…ただ、彼らにしてみたら燃料って言うのは特に重要ですしね。ホンダの方はプロダクションレーサー(編集部注:へイデン選手らが使用)を作ってきて…2013年機は下ろしたくなかったわけですね。
【ドゥカティに話を戻すが…貴方はOpen機には賛成?】うちとしては、シーズン中にもっとテストができて、エンジンレベルで手を加える事ができるって言うのは、過小評価できない話ですよね。レギュレーションによればそれが可能だし…私としては正しい道に思えますが。それが、ギャップを埋めなければならないドゥカティの立ち位置なんじゃないですか。テストチームが改良した点を活用できないとしたら、それはもったいない話でね。そう言う意味でも、然るべき道だろうし…うちは良く考えなければね。
【ドルナによる電制ソフトウエアはどんな具合?】感想を言うには、まだ時期尚早でしょ。ただ、最大限の予算と人的リソースが投入されているんだから、良くはなっていくでしょうね。今も言ったけど、私見としては、シーズン中にエンジン改良が出来ないって言うのは、かなりの制限になるでしょ。ドゥカティがテストを実施できないとか、テストチームが探り当てた事を使えないって言うのは、かなりの制限になるだろうって話でね。まぁ、そう言う事はエンジニア陣が考えるべき事柄であって、チームマネージャーが突っ込んで考えるような事じゃないから。
【ドゥカティはレースに対するアプローチをあまり変えないだろう…と?】もしOpen機で行くような事になったとしても、燃料が多いからって理由ではなく、シーズン中にエンジン開発が可能だからって理由だけでしょうね。利点があるから、そうしたって事ではなく、ドゥカティの現況に対し不利益が少ないからって事でしょう…ギャップを縮めて行かねばならない立場なのだから。
【中本HRC副社長は、モトGPクラスがOpen機だけになるならホンダは撤退すると言っているが…】彼はしくじりませんよ…世界選手権のメーカーリーダーと言う立場から、そうした挑発的言動を行なってるわけで。自身の考えを擁護するのは当然の事で…特に、技術陣の懸命な努力や多大なる投資が要るんですからね。うちは挽回して行かなければならない立場だし…今言った通り、もし決めたとしても利点があるからじゃない、更に不利にならないためにするんであって。
(Source:2014年02月10日 Motograndprix記事より抜粋)
すみません…下の広告…記事と関係ないです。
新しくなったってんで、つい付けてみたくて…
Openになって、スピーズも戻ってくるとか……クリックPrego
やはりシーズン中のエンジンのアップデイト可能が魅力的ですね、でもDucatiファクトリーがOpen機を使用した場合レギレーションはどうなる???バイクは使用料金???販売価格???コストカットの為に考え出されたOpen機ファクトリーが潤沢な資金を使ってOpen機を開発すればもともこもないような???自分は細かいレギレーション読んでいないので、ちゃんと考えられているかもしれませんが。
確かにドゥカとしては開発凍結だとジリ貧確定な訳で、オープンカテゴリーで勝負したくなるでしょうね。開発は継続出来るしガスも4リッター余分に使えますし。ECUがどの程度かまだ見えませんけど…。