モトGP『ムジェッロFP1の経緯』
★ムジェッロ戦FP1は、ヴァレンティーノ・ロッシが1分48秒386で首位を決めたかのように思われたが、すぐにマルク・マルケスにより1分48秒004で呼応しトップに立った。なお、ファーステストラップは2013年ダニ・ペドロサによる1分47秒157。
ペース面でも互角の戦いで、マルケス選手は1分48秒で6周回を、ロッシ選手は平均1分48秒半で5周回をこなした。
★2週間前に同コースでテストを行なったドゥカティ勢は、アンドレア・イアンノーネが3位(+0.430)、アンドレア・ドヴィツィオーゾが4位(+0.514)。イアンノーネ選手が駆るデスモセディチ機は、直線で時速347.2kmに達している。
★ホルヘ・ロレンソが相変わらず苦戦しており、5位(+0.661)。ここ3年間、同コースでは連勝しており、今回も特に苦しんでいるセクターはないが、各セクターでゼロコンマ何秒かずつロスしている。シャーシは、ロッシ選手とは異なり、古い方を使用。
★ダニ・ペドロサは11位(+1.199)。
★アルヴァロ・バウティスタは転倒により失速し、9位(+1.026)。転倒の原因はカレル・アブラハム(故意ではない)。その後、バウティスタ選手はアブラハム選手のボックスを訪ね、謝罪を受けた。
★12位ポル・エスパルガロも『サン・ドナート』コーナーで激しいハイサイド転倒を起こし、エスケープゾーンにてマシン損壊。不思議な事に、同選手はボックスに戻る際に引き抜かれた電制システムを持っていた。
★コーリン・エドワーズは新シャーシで走行(13位、ヤマハ・オープン、+1.814)。
★今回、ミケーレ・ピッロはGP14ラボ機でワイルドカード参戦し、14位(+2.026)。
★23位最下位ニッキー・へイデン(ホンダ・オープン)は手首に問題ありで、6周回のみ走行。
★ダニーロ・ペトルッチは昨日の発表通り、医療コミッションより許可が降りず棄権。
(2014年05月30日Gpone記事参照)
モト2『ムジェッロFP1の経緯』
★ムジェッロ戦FP1は、エステヴェ・ラバト(カレックス)が1分52秒860を刻み、首位を獲得。2012年にポル・エスパルガロが出した記録より0.5秒遅い。
★2位サンドロ・コルテーゼ(カレックス、+0.006)。1分53秒の壁を破ったのは1〜2位の両選手のみ。
★3位トーマス・ルーティ(スッター、+0.261)は、セッション終了2分前までは首位に立っていた。
★イタリア勢トップは5位のアレックス・デ・アンジェリス(スッター、+0.532)。
6位のマッティア・パジーニ(カレックス、+0.567)と言えば、2009年には故マルコ・シモンチェッリと名勝負を繰り広げていた。今回のFP1でも終了10分前までは首位に立っていた。
ル・マン前戦で表彰台に上がったシモーネ・コルシは8位(カレックス、+0.742)。
★小雨が振っていた最終セクターで、リッキー・カルドゥスが転倒(ケガなし)、ナガシマ/ポンス両選手はコースアウト。
(2014年05月30日Gpone記事参照)
モト3『ムジェッロFP1の経緯』
★ムジェッロ戦FP1は、アレックス・リンス(ホンダ)とジャック・ミラー(KTM)が死闘を繰り広げ、リンス選手が1分58秒757で首位を獲得した。同コースのファーステストラップは昨年のジョナス・フォルガーによる1分57秒603。
★1分59秒の壁を破ったのは、リンス選手と2位ミラー選手(+0.238)のみ。また、両選手ともペースも素晴らしく1分59秒平均で走行している。
★3位アレックス・マルケス(ホンダ、+0.288)。
★イタリア勢トップはニッコロー・アントネッリの7位(KTM、+0.847)。VR46チームはバニャイア選手が9位(KTM、+1.003)、フェナーティ選手が10位(KTM、+1.017)で、両選手ともタイヤ耐久作業に集中し、同セッションでは1組のタイヤしか使っていない。
(2014年05月30日Gpone記事参照)
不思議な事はないと思います。少しでも早く走行データをデータ担当者に渡して、転倒の原因を解明したら、FP2までに対策が可能かもしれないですし、そうならなかったら、貴重なセッションを無駄にしてしまう可能性もある訳ですから…