『2014ザクセンリンクGPこぼれ話』
★チームメイト同士としては珍しい事だが、マルク・マルケスとダニ・ペドロサ関係が良好である事は有名で、ペドロサ選手がホンダとの契約更改を公表した際も、マルケス選手が次のように話していた。
「いつも言ってきた事ですが、ダニとは本当に上手くいっているし、きちんと一緒に作業ができるんで…もう2年一緒にやって行けると言うのは重要な事です。ダニは本当に繊細で、開発について適切な手がかりが出せます。HRCは強いチームを持ったんじゃないかって思ってます。」
一方、ペドロサ選手は次のように話している。
「マルクは凄い才能の持ち主で、僕らの関係は良好です。僕らは良いチームですよ。」
★現在、ホンダのオープン機『RCV1000R』は馬力不足で苦戦しているため、2015年には現在の4気筒エンジンがニューマチックバルブになる事が決まった。同機を使用している選手の中で上位の者は茂木戦より新エンジン搭載となる予定。
なお、2015年の新RCV1000R機の価格は現在より50万ユーロ(約6800万円)値上がり、175万ユーロ(約2億3800万円)となる予定。
★ムジェッロGP木曜会見の際、某イタリア人記者が早めに来て最前列を確保していたところ、今年からモトGP中継をしている有料TV『Movistar』の記者に席を譲るよう勧告された。それ以降、ドルナの公式インタビュアーであるニック・ハリス氏の隣は『Movistar』記者用と定められ、同記者が常に一番最初に質問できるようになった。
また、会見中も『Movistar』記者の要請により中断される事がしばしばあり、今回のザクセンリンクGPでは金曜日のHRCホスピタリティ内の会見で『Movistar』TV関係者がマルク・マルケスにサイン入り写真を要請したため、同選手は質問2つにしか答える事ができなかった。
★今年始め、各チームの広報担当者らが選手のインタビューが重ならないよう時間割を定めた。例えば、ホルヘ・ロレンソのインタビューが15時45分より開始し、マルク・マルケスが16時、ダニ・ペドロサが16時15分、ヴァレンティーノ・ロッシが16時30分、アンドレア・ドヴィツィオーゾが16時40分、カル・クラッチローが16時50分となっている。
場所は各選手のホスピタリティで行なわれ、まず英語で、それから母国語で応答する事になっている。各インタビューが重ならないよう時間厳守となっているが、ロッシ選手が遅刻魔であるうえ返答が長いためドヴィツィオーゾ選手のインタビューに重なってしまう事がよくある。しかし、それほど大きな支障はない…イタリア/スペイン記者らがロッシ選手のインタビューを行なっている間に、英語専門の記者らがドヴォツィオーゾ選手のインタビューを行なうからだ。問題なのはドヴィツィオーゾ選手が時間延長してしまい、常に時間厳守のクラッチロー選手が数分待たなければならない事である。このためクラッチロー選手はドゥカティ広報担当に、ドヴィツィオーゾ選手と順番を逆にして自分は英語専門の記者らのインタビューだけにしたらどうかと進言していた。
★ザクセンリンク・サーキットにおける電制システムの使用頻度について、アンドレア・ドヴィツィオーゾが次のように話した。
「どんなコンディションでも、いかなるコースでも電制システムの使用は非常に多いものだが、ここは特にそうですね。特にドゥカティ選手は多いです。マシンの挙動により電制システムが調整されますから。デスモセディチは曲げづらいマシンで、長くバンクしていなければならないコースではリアが通常より滑るんですよ。だから、なにかしら手を入れければならない。簡単ではないですけどね…ここのスリップって言うのはどんどん進んでいくのに、アグレッシブな何かが起きた時にしかコントロールは変わっていってくれないもんですから。」
★最終コーナー(上り坂にある高速の左折コーナー)の立上がりではフロントが軽くなってしまい、このためミカ・カリオはマシンを立て直すとすぐに左手を放し、ステムの上に置き、マシンを押さえつけるようにしていた。
★ドゥカティのジジ・ダッリーニャゼネラルディレクターが、2015年版エンジンは今まで通り90度で、かなり小型になると明かした。ただし、同プロジェクトはかなり遅れているようで、ヴァレンシア最終戦後の翌日テストにも間に合わず、おそらく来年2月のセパンテストまで待たなければならない模様。
★公表はされていないがファウスト・グレジーニが、スコット・レディングをアルヴァロ・バウティスタ後任に考えている模様。
グレジーニマネージャーのコメント。
「現在までアルヴァロは浮き沈みが激し過ぎるし、スコットは若く、戦闘力の高いマシンに乗るチャンスがあってもおかしくはないでしょ。」
★今回のザクセンリンクGPでは日曜日の観客動員数が89,401名で、3日間では計209,408名だった。同GPは常に動員数が多く、ステファン・ブラドルが次のようにコメントしている。
「ドイツでモトGPを観てる人って、それほど多くはないし、人気もそれほど高くはないんですが、なぜかここのレースは凄いんですよね。ある意味、説明不可能ですね。」
(2014年07月17日Moto.it記事参照)
★第11コーナーの改善が試みられた件について、ヴァレンティーノ・ロッシがコメント。
「短いコーナーで、凄く良いんですが…セッション序盤の何周かは、そこを通ると心臓が飛び出しそうになるんですよ。その後、徐々に勘が利いてくるんですけどね。」
(2014年07月11日Gpone記事参照)
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遅刻魔か、イタリア人っぽいな、偏見かな。クラッチローっていつもせかせかイライラしてそう。
『常に時間厳守のクラッチロー選手』で好感度が非常に上がりました。
そのへんゆるい方なのかと思ってました。(ゴメンよカル^^;)
こういった細かい情報で選手の人となりがよりよく見える感じがするので、ありがたいです。
バウティは、NISSIN とSHOWAを引き連れて、古巣のSUZIKIに戻るということはないのかなぁ。
あと、カルが時間に正確とはびっくりしました!
でも、カルはワールドスーパーバイクに戻ってしまいそうな…。だとしたら悲しいなぁ。オールEvo仕様になってコストダウンしたSBKにヤマハは戻ってこないのかな?そこにカルが乗るなら面白そうなんだけどなぁ。
ドカのエンジンが、かなり小さくなる?
V90度は維持w
と言う事はバルブかな?ww
結果も出てるから可能になった話とか?・・
それにしてもレースエンジンなのに、態々大きいエンジンになる選択をするドカって・・・
更に、夢のカーボンフレームを作り、自分達たちで改善不能、ドツボに・・w
ロッシと契約でダメバイクを更に印象づけてしまうもw
何故か確証が無いにも関わらずポジティブで、同じ状態を続けてしまう?ww
結局、外部の人間出ないと決断(変更)出来なかった事が多かったんでしょうね?
ダッリーニャがやった事は普通の判断ができる組織を作る事からだったようだし・・
この人はイタリア人だし、実績もあるから適任でしょうね。