モトGP『インディアナポリス決勝の経緯』
★最高峰クラス参戦1年半のマルク・マルケス(ホンダ)が10連勝を達成し、ジャコモ・アゴスティーニ(1979年)、ミック・ドゥーハン(1997年)の記録に並んだ。
マルケス選手のコメント。
「序盤はヴァレ(ロッシ)やホルヘ(ロレンソ)、アンドレア(ドヴィツィオーゾ)らと良いレースができました。終盤ラップが面白かったんですよ…マシンが最後の方で滑ってた事もあって。良いレースだったし、10勝目だし…嬉しいです。」
★2位ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)のコメント。
「序盤は本当に面白かったですね。オーバーテイクの応酬が続いてね。ヴァレンティーノはアグレッシブだったし、アンドレアもマルクもね。僕は冷静でしたよ…最後は、マルクを捕らえるにはちょっと足りなかったですね。同タイムで周回してたんですが。ムジェッロ戦ではもう少し勝利に近づいていたが…このまま続けていかなければね。」
★3位ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)のコメント。
「きびきびしてましたね。序盤ラップは素晴らしかった。ロン・ハスラム風のスタートをしたんですよ。年を取ったら、スタートを学ばなければね。じゃないと、その後、挽回しなければならなくなるでしょ。マルクやホルヘとの序盤ラップは素晴らしかった…それからドヴィもね。ドヴィには謝らなければ…ちょっと膨らんで差しかかってしまったから。とにかく大満足ですよ。ここは僕にとっては難しいコースでね…2008年から表彰台に上がってないんですから。満足ですよ。」
★レース終盤、ミディアムタイヤで危機に陥っていたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)は7位。
ドヴィツィオーゾ選手のコメント。
「良い戦いでしたね。僕はずっと5位のお邪魔虫でね。可能になった途端、皆に置いていかれてしまいました。嬉しいですよ…彼らに付いて行った周回では、全力を出しましたから。ただ、付いて行くのにかなり無理をしなければならなくて…モトGP機って言うのは力づくで乗るものじゃないですからね…27ラップもね。でも、うちは速くなったでしょ。喜んでインディを後にできますよ…ただし、リザルトは素晴らしいものではないけど。接触ですか?有り得ることだから。」
(2014年08月10日Gpone記事参照)
モト2『インディアナポリス決勝の経緯』
★第4ラップで起きた激しい玉突き事故によりマッティア・パジーニがしばらく意識を失ったが、その後、立上がり、メディカルセンターへと搬送され、脳しんとうと診断された。同事故によりレッドフラッグが出され、グリッド順位を変えずに全16周回で再開された。
★ミカ・カリオ(カレックス)がザクセンリンク前戦に引き続き、スタートからゴールまで首位を固持しての優勝を決めた。レース中断前もカリオ選手が首位を走り、再開後も首位に立ち、そのままゴールした。
カリオ選手のコメント。
「こう言うしっかりしたレースができたって言うのは、僕にとってはちょっとしたサプライズでした。レース序盤は強いプッシュができてました。特に中断前、あんなに速くプッシュできるなんて驚きでしたね。再開後はちょっとプッシュしづらくて、グリップが変ってしまってたんですよ。でも、集中し続けられたし、スマートな操縦ができました。勝つには、そこが鍵でしたね。」
★2位マーヴェリック・ヴィニャーレス(カレックス)のコメント。
「凄いレースでした。ミカ(カリオ)を捕らえようと全力を尽くしたんですが…。100%の力を出したけど、ミカの方が強すぎました。ラバトを抜けた事はポジティブだったと言っておかなければね。」
★3位ドミニク・エガーター(スッター)のコメント。
「最初のスタートの時はもっとハードなタイヤを履いていて…ミカがかなり速かったですね。再開後は、もっとソフトなタイヤにしてました。ラバトとヴィニャーレスと競り合って…でも、彼らを凌ぐことができなかった。とにかく、良いレースではありましたね。」
★4位エステヴェ・ラバト(カレックス)のコメント。
「あいにく、最終ハードブレーキングの最後の方で膨らんでしまって…そこでは僕の方が他の選手より速かったからなんですが。どうしてそんなミスをしたかと言うと、抜きづらかったからなんですが。グリップが少し足りなかったです。4位だったけど…残念です。表彰台争いに残りたかったんですけどね。」
★ランキング順位は1位ラバト選手(183ポイント)、2位カリオ選手(176ポイント)。
★ブルノ戦からモトGPクラスに参戦する予定のアレックス・デ・アンジェリス(スッター)は8位。
デ・アンジェリス選手のコメント。
「良いレースでした。2回スタートって言うのは難しくてね…第2コーナーが漏斗みたいになってたんですよ。再開後は、上手く多発してた転倒を避ける事ができました。僕の最後のレースとしては、良いリザルトでしたよ。」
(2014年08月10日Gpone記事参照)
モト3『インディアナポリス決勝の経緯』
★エフレン・ヴァスケスが最後の直線コースで軽々と抜き去り、世界選手権キャリア初の優勝を射止めた。
★ロマーノ・フェナーティ(KTM)はホンダエンジンに敗北し、2位。
フェナーティ選手のコメント。
「びびって、ちびってしまった(笑)。こう言う最強T1じゃ、どうにもできないですよね…直線コースでは、後追いしたってヴァスケスを抜けなかったでしょうね。良いレースをこなしたし、表彰台にまた上がれました…僕にとっても、チームにとっても重要な事です。ここで唯一の問題はタイヤだったんですが…実際、序盤は誰もプッシュしてなかったですね。」
★PPスタートだったジャック・ミラー(KTM)は3位。
★ランキング順位はミラー(158ポイント)、ヴァスケス(137ポイント)、マルケス(133ポイント)、フェナーティ(130ポイント)。
(2014年08月10日Gpone記事参照)
今シーズン、マルケス全勝もありえるような…
マシントラブル・転倒くらいしか止められないのか…
また、これ?
という感じ。
マルケスも決勝では転倒してしまうようなところまではプッシュしないし、
ホンダのマシンってのは完璧だから、マシントラブルも期待できない。
誰かがマルケスを超えるしかないんだが、それが実に難しい。
ぶっちゃけさ、インディアナポリスってつまんねーコースだよね。
オーバルコース迂回したL字形で、中低速コーナーと小ストレートばかりで抜きの見どころが殆ど無い。
ある意味でライダーのテクニックとマシンセッティングの突き詰めがキモとも言えるけど。
だからマルケスがヤマハ2台まとめて抜いた時に、あー終わったと思ったよ。
せっかく記録更新のレースだったのに。ラグナセカならもっともっとドラマティックだったろうにな。
何か、微妙に残念なレース。
・・・いえ、内容がでは無く
レースも終盤って時に中継が切れ、
ゴールの瞬間の絵を拾えず、
お客さんが・・・やっぱり少ない。
単に器がデカすぎて、そう見えているだけですかぁ?
絵が寂しいです。
「接触ですか?有り得ることだから」
か、かっこいい…