『ロッシ:表彰台でローマ法王のような気分だった』
★ホームレースとなるミザノ決勝戦で、今シーズン初の優勝を決めたヴァレンティーノ・ロッシのコメント。
【黄色い観衆がどよめいていた表彰台はどうだった?】
「感動しました。まるでローマ法王にでもなったような気分でね。今回のレースで一番素晴らしかった瞬間はどこかって聞かれたら…ホルヘ(ロレンソ)やマルク(マルケス)とのオーバーテイク合戦じゃなくて、ゴールした後の方でしょうね。ファンや友人、家族が集まって来てくれてね。今回は、ここにうちの犬達まで来てましたから!」
【2008年のミザノ戦でもロッシ選手1位、ロレンソ選手2位だったが…】
「ここミザノで最後に勝ってから5年も経つんですね。あの時と比べ、色々と共通点がありますね…ホルヘが2位で、最後のギャップもこれぐらいだったし。あれから本当に色々な事があったから…ケガして痛い思いもしたし、ドゥカティ移籍に、その後の苦難時代でしょ…それからヤマハに戻ってファクトリー機に乗って、ガルブゼラ(チーフメカニック)に変えて。僕の良かった所は、常に信じてきたって事でしょ…もう年なんだからって言う意見には耳を傾けなかった。」
【つい最近、今シーズンの優勝を目標に掲げていたが…】
「ある段階では今年は優勝できないんじゃないかって思ったんですよ。そんな風に感じたのは初めてでしたね…ドゥカティ時代をのぞいて。でも、マルクが常に100%じゃないだろうし、そう言う時が自分にとって都合の良いコースであって欲しいって…期待をかけてね。マルク相手に勝つって言うのが、またモチベーションになるんですよ。今回の優勝は去年のアッセンのそれより、しっかりしたものだって思ってます。あの時はホルヘがケガをしていて…そうじゃなかったら、彼が優勝してたでしょ。今回は少しずつ積み上げてきた優勝だから。」
【どの段階で優勝できると思った?】
「昨日の晩、夢を見たんですよ…夢の中で、最終ラップからホルヘを2秒2引き離してゴールを切ってました。(現実では)ゼロコンマ何秒かだけ違ってましたね。」
【今回の優勝で総計5000ポイント以上を獲得してきたわけだが…】
「僕は記録って興味ないんですよ…(ジャコモ)アゴスティーニの優勝記録を越えようとも思わないし。18年前には自分の将来さえ考えなかった…125ccクラスで勝てなくても気にならなかったし。ベーリースが37才で優勝した事があるんですか?当然、ありでしょ。適切なトレーニングをしていたら可能ですよ。」
【現在の心境は?】
「これまでのキャリアの中で、今年が最高のヴァレンティーノ・ロッシだと思いますね。シーズン11勝した時以上ですよ。問題はライバル陣の方でね…強くなってるし、集中してきてるから。またタイトルを狙えるか…ですか?当然、全選手が狙ってるわけだし、僕にもまだ2年チャンスがあるから。難しいって事は覚悟してるが、挑みますよ。僕が興味があるのは、キャリアの最後の最後まで高い戦闘力を持ち続ける事だから。」
【ここミザノで優勝と言うのが、また絶妙で…】
「ここはホンダ機に比べ、ヤマハ機の方がちょっとだけ有利だったんですよ。ボックスで最高の作業をしてくれたお陰もありますね…今後のレースに向けても役に立つでしょう。勝てるとは思ってました…マルクがちょっと苦戦気味だったから。でも、ホルヘがいましたからね。プレッシャーはちょっと感じましたね。わずかなミス1つで、全てを台無しにしてたかもしれないのだから。」
【序盤のオーバーテイク合戦が凄かったが…】
「ホルヘやマルクと良い戦いになっていたが、自分が猛スピードで走ったら最高ペースを維持できるって分かってましたから。マルクの転倒は、すぐは気づきませんでした。後ろにマルクのマシンの音がしないなぁって思ったら、ピットボードで知らされて。そこからは、あらゆる事が容易くなりましたね…でも、マルクが転倒しなくても勝ててましたよ。」
(2014年09月14日Gpone記事参照)
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確かにロレンソ・マルケスと競ってた時ノリノリだったなぁ。
マルケスは様子見で?着いて行ってミスって自爆…これもレース。
ロレンソはレース後相変わらずネガなコメント。完璧なセッティングではなかったのかな。PPは何だったのか?
ペドロサ大丈夫かもうロッシと1ポイント差だよ!
ドゥカ勢予選こそ速いけど、やっぱり予選は予選レースはレース。それでもペドロサに迫れるドヴィは適応性高いよね。この2人元チームメイトだそういや。ドゥカの特製に合ってるのかな?もしトップ2メーカーに移籍したら…
にしても実況がやたらとロッシをレジェンドレジェンド言ってるのが気になった。
ロッシの走りが落ちたとはとても見えないし。レジェンドって引退した選手に言うべきじゃね?と。
個人的にはロッシは今もロッシたる現役ライダーだと思うわけで。
とにかく今日はおめでとうございます。観ててとても興奮したし感動した!
あと棚ぼたで1ポイント取れてよかったねマルケス。
実況はちゃんと「レジェンドというのは本来引退した選手に使うものですが」って言ってましたよ。現地のファンもLEGENDって書かれた旗みたいなの掲げてましたしね。
正確には「リビングレジェンド」なんですよね。
ちなみにプロレス界では、全盛期をとうに過ぎたレスラーがレジェンドと呼ばれて骨董品のような試合を続けてて、イメージ悪いんです。
「僕の良かった所は、常に信じてきたって事でしょ…
もう年なんだからって言う意見には耳を傾けなかった。」
これこそがヴァレの強さなんでしょうね。
彼がすべてをねじ伏せた。
ホルヘとマルクの自らのミスさえもそう思わざるを得ない。
強いヴァレンティーノだった。
Motogpクラスで30歳過ぎて表彰台争いしてるのって、近年ならロッシだけじゃないかな?
カピもビアッジも30過ぎたらもう下降線だったもんな。SBK行くのはまだまだまだ早いですよ!
ミサノは良いレースでした、放送でヴァレ、コールが聞けなかったのは少々残念でしたがV.rossi優勝は最高にうれしかった、今年も残り少ないですがもう一勝どこかでを願って居ます ヴァーレ・ヴァーレ・ヴァーレ・ヴァーレ・・・・・・
昔の栄光にすがらず、11勝した時より今の自分の方が凄いって言えるロッシって…やっぱり凄いね。素晴らしいポジティブシンキング!
久々のイタリア国家だった!
LEGENDの旗の顔、メランドリかと思ったw
次戦は確実にホンダの仕返し食らうね、ヤマハは。ドヴィ&イノーネのレースタイムがあとちょっと縮むとペドロサ喰いが見れるのになぁ!
正直、ロッシが勝つとは思わなかった。
地元の利、そしてシーズン序盤から手応えを掴んでいたM1との相互関係が結実したということでしょうか。
それにしても写真の観衆!
地上の王になったような気分でしょうね。
一方でロレンソは心中穏やかでないかもしれない。
勝つために、ライディングの改造にまで踏み切った、ロッシ。
ついに勝利を収めたが、個人的には、残念な部分もあるなぁ。
ロッシ人気の理由は、様々あれど、速かった、強かった、常勝だった。そのキャラクター。愛嬌、ファンサービス、自己演出、カリスマ性、明るいだけでは無く、えげつない所も有る勝負師などなど。
でもやっぱり、その根本の所は、コーナリングの美しさにあった。特にターンイン。
(たとえ、アンチの人間でも、コレだけには魅了されている筈)
ロレンソの超集中力による剃刀の様なライディング(特に鬼気迫る一周目)は素晴らしいが、美しいのとは違う。 セッティングの決まった時のペドロサ。誰よりもタイトラインなのに、誰よりも突っ込み、クルリと回って、小さい体も相まって、ロデオ、或いはロケット、飛ぶように加速していく勢いは素晴らしいが、美しいのとは違う。 調和の取れており、人車一体感が素晴らしく、大きくマシンを滑らせ、迫力有るマルケスも、面白いが、やっぱり美しいのとは違う。
その、ロッシ。今のマシン、タイヤに適応する為、速く走る為に、ライディングを改造。
マシンの動き自体は変わらない感じだが、体の方は、上半身をインに入れる今風になってしまった分、美しさが消えてしまった。残念だなぁ。 美しくても、勝てないんじゃ、ライダーとしては… は、わかるんだけどねぇ。 好きな部分だったので未練が。