『2014フィリップアイランドGPこぼれ話』
★フィリップアイランド戦で、ホルヘ・ロレンソのヤマハM1機の吸気口が拡張された。エアボックスにより空気を送り込むため、従来の台形状より丸みを帯び、下部に広がっている。2004年にヴァレンティーノ・ロッシのヤマハM1機の吸気口が角のある形状となり、その後、進化しつつも2005年より基本的に変っていなかった。
ロレンソ選手のM1機は吸気口だけでなく、カウルも側面のラインがレバーゾーンを防護しているかのように丸みを帯び、細くなっていく。フィリップアイランドの強風に備え、従来のカウルより小ぶりで細身だ。同サーキットでは昨年も同様の加工が試されていた。
今回はロレンソ選手のみが使用しているが、ロッシ選手にも1機分用意されている。なお、ロレンソ選手はそれほど気に入ってはいない模様。
(2014年10月19日Gpone記事参照)
★10月17日(金)にオーストラリアの三大ライダーこと、ワイン・ガードナー、ミック・ドゥーハン、ケーシー・ストーナー元選手らのブロンズ像除幕式が行われた。作者はBarbara McLean。
ガードナー元選手は1987年500ccチャンピオンで、1989年の第1回フィリップアイランドGPで優勝。
ドゥーハン元選手は1994/1998年の500ccチャンピオンで、1998年のフィリップアイランド戦で優勝した。
ストーナー元選手は2007/2011年モトGPチャンピオンで、フィリップアイランド戦では2007〜2012年に6勝をあげた。
(2014年10月17日Motosprint記事参照)
[上記写真Motosprintサイトより抜粋]
★ケーシー・ストーナー元選手がフィリップアイランドのパドックを訪れ、次のように語った。
【銅像について…】
「ミックやワインの隣にあるなんて凄いですよね…僕にはもったいないんじゃないかって気持ちになりそうです。こうして此処に長く残り…本当に誇らしい気持ちになります。実に特別な瞬間ですよ…特に、去年はモトGPの殿堂入りを果し、今年は銅像ですから。こんな事があるなんて思ってもいませんでした。」
【ホンダ・テストについて…】
「モトGPのプロトタイプ機をテストでき、本当に素晴らしかったです。こんなに早く辞めてしまうなんて、残念な気持ちになりそうでしたから。ホンダ・テストのうち2回は雨となり、何もできなかったんです。だから、その埋め合わせのテストをする予定です。何か良い情報を提供できれば良いんですが…あのマシンは、ちょうど1年振りだから、最初はちょっと変な感じでしょうね…。」
【マルク・マルケスについて…】
「マルクにとっては感動的なシーズンですよね…優勝とPPがずらりと並んで。何も言えないでしょう…完全制覇ですよ。ライバルはいませんね。ダニ(ペドロサ)やホルヘ(ロレンソ)、ヴァレンティーノ(ロッシ)は皆、ミスを犯しましたね…マルクを取り逃がしてしまって。」
【ホンダRC213V機について…】
「ホンダの天下は誇らしい気持ちになりますね。僕がホンダに移籍する前は、評判の良いマシンと言うわけじゃなかった。でも、僕らは懸命に作業を積みましたから…既に凄いマシンではあったんですけどね。」
(2014年10月17日Omnicorse.it記事参照)
★フィリップアイランドGPではケーシー・ストーナーがパドックを訪れ、かつてのライバルであるホルヘ・ロレンソとライダースーツを交換した。
(2014年10月19日Mediaset.it記事参照)
★モト3クラス予選では多数の選手がジャック・ミラーの後追いをし、ピットレーンまで追って来る選手らもいた。このためレース・ディレクションが多数の選手にペナルティ・ポイントを科す事となった。
また、アレイシ・エスパルガロが認可されている区域以外がスタートしようとしたため、500ユーロ(約68,000円)の罰金を科せられた。一方、エネア・バスティアニーニおよびエフレン・ヴァスケスも同様の事を行い、1ポイント処罰が科せられている。
★アルヴァロ・バウティスタは、今回のフィリップアイランド戦で200回目のGPレース参戦となった。記念の特製ヘルメットに加え、カウルのゼッケンは2006年125ccでタイトルを獲得した際に使用していたデザインが再現された(上記写真)。
(2014年10月20日Gpone記事参照)
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これじゃあR25とデザインが違っちゃうじゃないか。いいのか?スーツとかお互いもらっても困りそうだけど。後でまた交換してたりして。