『ロッシ父:マルケスは、うちのヴァレみたい』
★ヴァレンティーノ・ロッシの父グラツィアーノ氏が、次のように語った。
「マルク・マルケスは稀少なライダーの1人でしょ。彼みたいなのはね…各世代に1人は出てくるんですよ。1人だけね。マルクは2輪レース史に忘れられないような跡を残していくだろうねぇ。」
【ヴァレンティーノを彷彿させるのでは?】
「彷彿させるどころの話じゃない…マルクにはヴァレンティーノを再現してるようなところがどっさりありますよ。2人とも、絶対的に並外れたライダーになるような特性を持っている。」
【例えば?】
「マルクはヴァレンティーノの様でね。常に挑んで行くでしょ。つまり、常に優勝を…好結果を…驚異的なオーバーテイクを狙ってるようじゃないですか。第1ラップから最終ラップまで、ずっと。第1戦から最終戦まで、ずっとね。」
【マルケス選手はこれからの未来であり、ロッシ選手は伝説…と言うのには賛成?】
「そこまでは行ってないでしょ。あの2人が一緒に居るのを見てるとね…戦って、追いかけ合ってるのを見てると、それだけでもの凄い見ものだと思いますがね。来年もそう言う風になるでしょう。」
【2014年シーズン後半が始まった辺りからロッシ選手が巻き返しを始めていたが…2015年のタイトル争いにつながって行きそう?】
「ちょっと整理してみましょうか…ヴァレンティーノの巻き返しは後半が始まった辺りからじゃなく…まぁ、今年の夏のムジェッロ戦からだって言う向きもあるようだが…そうではなく、もっと以前から巻き返しは始まっていて…まぁ、2013年開幕戦からだね。」
【そんなに前から?】
「もちろんですよ。かなり長い間、色々と考え、決断してきた結果が、あの復活なんですよ。ヴァレンティーノは、中身がすかすかの回路で始めなければならなかった…頭の中にある回路の話ですよ。自信を取り戻し、消えそうになっていた物に再び火を点けなければならなかったんです。」
【すべてはドゥカティでの2年間のせい?】
「私は、今は先に目を向けるようにしてるんでね…もう1つ付け加えるなら、考えて決断してる事はまだ終わっちゃいませんよ。」
【2015年にロッシ選手は挑んで行く?】
「ヴァレンティーノの頭の中では…その回路の中では、2つ目的を掲げているでしょうね。1番目はマルクと互角に戦う事。2番目は、出来る限り、マルクに接近する事。」
【それは可能な事?】
「さっきも言ったけどね…マルクとヴァレンティーノは2015年、もの凄いビッグショーを提供してくれるでしょう。ただし、客観的になり、現時点ではマルクの方が少し前にいるんだと言う事を受入れなければね。」
【ヤマハの方でもホンダ機に追いつくべく頑張らないと…】
「ヤマハでは、ライバルのリザルトやパフォーマンスに追いつくため、既に多くの事をしてくれてますよ。思い切って、こう言ってみますか…この何ヶ月かでホンダ並みのマシンを作るべく全力でやってくれるでしょう。」
【正直な話、マルケス選手と言うのは、ほぼ完璧マシンに乗ってるからチャンピオン候補になれる?】
「いやぁ〜私は今までもずっと言ってきたし、今日もそれを繰り返すけど…ホンダは素晴らしい。でも、ヤマハも来てる…あと、もう少しですから。2015年はね、ヴァレンティーノのチームについて、私は自信を持ってますよ。」
【マルケス選手のどこが好き?】
「100%オリジナルのスタイルを生み出しましたよね…唯一無二の操縦法を。あのバンクが全てを雄弁に語っているでしょ。」
【ロッシ選手の1番の長所は?】
「若手ライダーみたいに、勝ちたくて勝ちたくて、意欲満々なところだね。もう若手じゃないのにね…信じられないような事ですよ。」
(2014年12月17日Quotidiano.net記事参照)
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