『ミシュラン:モトGPタイヤテスト』
★セパンサーキットで2月7日午前10時から午後6時まで、昨日より高い気温の中(気温36度、路面温度58度)、ミシュランのモトGPタイヤ・テストが行なわれ、全メーカーのテストライダーが挑んだ。
★現在のブリヂストンに代わり、ミシュランが2016年よりワンメイクでタイヤを供給する。
★参加したテストライダーは以下の通り。各選手に、ミシュランから2名の技術スタッフが付き添い、パラメーターをチェックしていた。
ドゥカティ:ミケーレ・ピッロ
ホンダ:ヒロシ・アオヤマ
スズキ:ランディ・ド・プニエ
アプリリア:マイケル・ラヴァティ
ヤマハ:コーリン・エドワーズ、カツユキ・ナカスガ
★タイヤにはミシュランのロゴは見られないものの、ブリヂストンと異なることは一目瞭然で、まずサイズが17インチになり(現在は16.5インチ)、プロフィールも変った。
★午前よりテストは開始され、4〜5周回の短い出走が繰り返された。マシンにトラスポンダは搭載されていないが、ある程度ならばコース脇からタイム計測が可能だった。
★ミシュランタイヤのパフォーマンスは、現在のブリヂストンのものと大差はないようで、暑さがピークに達する前にコーリン・エドワーズが2分00秒9を記録した。他のテストライダーたも、更に気温が上がる中、同様のタイムで周回した。
★ミケーレ・ピッロは2分01秒1を記録。先のセパンテストでブリヂストンタイヤを使用して出したタイムよりも速い。ピッロより若干遅かったのがヒロシ・アオヤマ。
ちなみにセパンテスト2日目のポル・エスパルガロ(ヤマハ・テック3)のタイムが2分00秒959。
★レース・シミュレーションを行なったライダーもおり、ミケーレ・ピッロはスピードだけでなく、安定性も証明していた。
★各テストライダーが同じタイヤを使用しているかどうかは分からず。
★ボックス陣の評判も良く、各テストライダーは肘擦りも盛んに行なっていた。セッティング次第ではタイムは更に伸びそうな気配である。
★ランディ・ド・プニエ、ヒロシ・アオヤマ、コーリン・エドワーズらが転倒。ほとんどは第5〜6コーナー間で発生。下り坂でコーナーに進入する地点である。
★コーリン・エドワーズのコメント。
「何がどうなったものやら…ロングランを始めたところで…でも2周後には息が上がってしまってね。少し減速したんですよ…もう1回プッシュして行こうとしたら、転倒してました。一体、何が起きたものやら…。
数ヶ月前には壁に打ち当たっていて…ここを登らなければって状態だったが、今は…試してみなければならない事はどっさりあるが、複雑な状況ではないね。」
【サイズが17インチに変ったが…】
「ライディングスタイルを少し変える程度でしょ。久し振りだったからね。」
【前回のテストと比較すると?】
「前回は、もっと遅かったんだけど…コースにラバーも乗ってなかったしね。前進したでしょ。今後、最終決定版ができるまで、それほど時間はかからないでしょうね。」
★第2回セパンテスト終了後、マルケス/ロッシ/ロレンソ/ペドロサ選手など、他のライダーらも同タイヤテストを行なう予定。
(2015年02月07日Gpone記事参照)
(2015年02月07日Gpone記事参照)
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第5コーナーで転倒続発。ミシュランは各チームに当該コーナーを攻めない様に通達。
その後も同コーナーで転倒続発。
どうやらフロントタイヤの挙動に問題がある模様。
今年の7月に来年用タイヤの確定版を決定するみたいですが、大丈夫なんですかねぇ。