『ストーナー:テストライダーは楽しいと言うより仕事』
★ケーシー・ストーナーが雑誌『OTOR』のインタビューで次のように語った。
【引退した時より現在の方が、世間の評価が高い?】
「そう思います…以前は多分、僕が居て当然って思われてたんじゃないのかなぁ…引退の話を出した時だって、契約金アップのためだって言っていた人達もいたし。僕は常に思ってることを口にするタイプなんだって信じてなかったんでしょ。今になって分かったんですよ。以前よりも今の方が、敬意を払われているように思いますね。」
【ストーナー元選手によってモトGPクラスのハードルが上がったと…大勢が言っているが…】
「僕が始めた頃、皆から、走りがかなりアグレッシブで殺気だってるって言われましたよ。僕はただ、マシンが動くようにさせただけです。他のライダーの多くは、そう言うことは好まなかった。僕はダートトラック出身だから…あれはずっとマシンが動きっぱなしでしょ。だから、低排気量よりも大型マシンのクラスになってからの方が戦闘力が上がったんですよ。」
【最近、マルク・マルケスについて似たようなコメントをよく耳にするが…】
「彼は僕がやってた事を取り入れ、それでもってちょっと先を行ってるんですね。彼もよくダートトラックをしてるし、ヨーロッパの人間の多くとは異なる考え方をしてますよね。」
【昨年はヴァレンティーノ・ロッシがマルケス選手に倣ってライディングスタイルを進化させたと話題になっていたが…貴方には何かを変えなければならないような状況等なかった?】
「正直なところ、そこは僕の長所じゃないかって思ってます。僕はマシンを自分に合わせようとだけしたことってないんですよ。僕はいつも自分の使える物に自分を合わせてきたんで。僕がドゥカティで好リザルトを挙げられたのは、そのせいもかなりあるんじゃないかって思います。この業界では大勢が、自分は開発の天才だって思ってるんでしょうけどね。こっちを開発して…あっちを開発してって…まったくもって馬鹿げてますよ。出来る限り最良のフィードバックを出すしかできないんであって…でも、決定的なのは、自分の内側に目を向け、問題を回避する方法を見つけることでしょうね。どんなマシンにだって欠点はあって…それを見つけてあげて、優位に立てるような強味を使うようにしなければ。」
【マルケス選手は無敵じゃない?】
「彼はシーズンを通して実に安定してますよね。でも、ホルヘ(ロレンソ)やダニ(ペドロサ)、ヴァレンティーノ(ロッシ)によって無敵じゃないってことは証明されたでしょ。純粋にスピードだけを挙げるなら、僕自身には問題ないと思いますよ。優勝争いできる程度には、まだまだ充分速いですから。現在の(モトGPの)レベルは究極的に高いですけどね。」
【レースでの競争のないテストライダーの方が楽しい?】
「正直なところ、これは仕事って感じですね!それほど楽しくはないです…それに、マシンが曲がらないとか思うようなグリップが出ないって状態になるまでセッティング作業はやらせてもらえないし。データ収集と比較テストなんですよ。最後にやったテストでは3日間で、プリロードを0.5mm変えただけなんですから。コースはかなり汚れていて、それを綺麗にするだけで2日かかったんです。だから、スゴく楽しかったってことはないし、マシンも思ったようにはできなかったんですよ。でも、有効なデータをどっさり提供できたし、比較テストもできたし。それにファクトリーライダーと似たような限界点までマシンをプッシュできるライダーなんて他にいないでしょ。」
【復帰する気には全然ならない?】
「全然!時々、自分のキャリアを振り返ってみて、『あれはもっと上手くできたよなぁ』って思うことがあるんですよ…でも、その反対も言えるしね。モトGPへ復帰したい気持ちはゼロです。電制システムのせいで、マシンも以前のように面白くないし。今じゃ、スライディングさせるのにかなり無理をしなければならないでしょ。全てきっちりかっちり決められていて…まるで箱の中に閉じ込められてるようなものでね。なんとかしようと思って頑張ると、エンジニア達から『スピンしすぎだよ』って言われるんですよ。く○ったれですよね。僕は荒っぽいマシンにまた乗りたいんです。オフロードやモトクロスに乗ってると実に面白いんですよ…本当にアグレッシブな感じでね。僕が情熱を注ぐのは真のオートバイなんです。」
(2015年03月03日『Gpone』記事参照)
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若干、どなたかをディスっていますが、事実だから仕方ないですね。
確かにドカが糞バイクだったのかもしれませんが、ヤマハ車に近くしようとして低迷させたのは、、、ですよね。
その低迷のおかげさまでチートせざるを得なくなったという考え方もある。
僕はストーナー大好きなんですけど。
ギャリー・マッコイとかと組んでパワースライド・エキシビション・マッチをやって欲しいんだけどなぁ
今のわけわかめなMotoGPより盛り上がりそうだ。
これだけストレートに物言いすれば、アンチケーシーになる方も同然いますよね。
でも、ケーシーがぶっちゃけることで「業界の裏情報」が入手できるのも確かだと思います。
「ドルナに対してルーキールールについての批判」はケーシーの偉業と言えると思います。
> 以前よりも今の方が、敬意を払われているように思いますね。
> 彼(M.マルケス)は僕がやってた事を取り入れ、それを更に上に押し上げたんです。
なんか、少し穏やかになられたのでしょうか、愛しの怒りん坊君は♪
やっぱりケーシーは赤い大地の子。
深く内省しつつもワイルドな魂は今もなお燃えているってとこかな。
お口の方も健在だからムッキー!ってなる人も多いのはまぁしょうがないでしょうw
私はケーシーとJMのガチ対談が聞きたいなー
かみ合うような合わないような微妙な予感ww