『2015 ムジェッロ モトGP FP1トピックス』
★5月29日(金)、ムジェッロ戦モトGPクラスのFP1が行われた。
★首位はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティファクトリー)の1分47秒893。なお、2013年マルク・マルケスによるコースレコードは1分47秒639。
★2位はホルヘ・ロレンソ(ヤマハファクトリー、+0.033)。1分48秒の壁を一番に破ってみせ、1分48秒1のペースを刻んでいた。
同セッションでは2種類のセッティングを用意し、1つは去年のムジェッロ戦で使用したものに酷似しており、もう1つはヘレス&ル・マン前戦で使用したもの。
★3位はアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティファクトリー、+0.047)。
★ドゥカティの『スーパーエンジン』は、まずワイルドカード参戦のテストライダーことミケーレ・ピッロ(12位、+)が試す予定。
ドゥカティ勢からは長距離直線コースで既に、エクトル・バルベラ(ドゥカティ・オープン機、14位、+0.782)がトップスピードで時速347.8kmを出している。
なお、上位6選手の中でトップスピード最速はドゥカティである。
★ヴァレンティーノ・ロッシは6位(ヤマハファクトリー、+0.432)。おもにT4セクターでタイムロスしている(『Bucine』コーナーで顕著に大回りをしている)。ペースは1分48秒前半で、チームメイトのロレンソ選手より0.2秒ほど遅い。
★マルク・マルケスは4位(ホンダファクトリー、+0.135)。新スイングアームを使用し、これまでの問題点を解明しようとしていた。今のところ各セクターで速いが、特にT3セクターに改善の余地あり。
チームメイトのダニ・ペドロロサは11位(+0.648)。プライベートチームのカル・クラッチローの方が速い(10位、ホンダLCR、+0.566)。
★スズキは次戦より新エンジンを投入する予定のため、今回は直線コースでドゥカティと時速10kmの差がある。
ル・マン戦後に手術を受けたアレイシ・エスパルガロは17位(+1.585)。特にハードブレーキングで手が痛み、レース参戦するかどうか今日中に決める予定。
★アプリリアは新パーツをいくつか投入し、バウティスタ&メランドリ両選手ともシームレスギアボックスを使用している。車台の方はリア部に手を入れてきた(燃料タンクの位置と荷重)。バウティスタ選手には新カウルも用意されているが、まだ使用していない。
(2015年5月29日『Gpone』記事参照)
『2015 ムジェッロ モトGP FP1リザルト』
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