『マルケス：ストーナー同様、僕はホンダに頼まない』
★5月29日（金）、ムジェッロ戦FP2を2位で終えたマルク・マルケスのコメント。
「僕は（ケーシー）ストーナー同様、色々と要求するタイプじゃないんで…ホンダに『ああして欲しい、こうして欲しい』なんて言いませんから。自分のライディングでもって問題は解決できると信じてるし…ただ、簡単ではないですけどね。アルゼンチン戦では自分のライディングスタイルを変えようと頑張ったけど、僕よりも強力で…上手くいかないんですよ。レースで総合順位のことを考えながら走れないのと一緒で…優勝することしか考えられないんですよね。」
【ライバル陣のことも考慮に入れないと…優遇措置のあるドゥカティのこととか…】
「そう言うレギュレーションなんだから、従わないと。それに総合順位を見れば分かることだけど、1位と2位はヤマハですからね…つまり、倒すべくはヤマハM1機でしょ。ドゥカティは物凄い大躍進を果たし、今や僕らと同レベルで…でも、それって良い事ですよね…タイトル争いにとっても、ショー的な意味合いでも。」
★マルケス選手はこのほか、次のようにも話していた。
「今日の出来についても、試した内容についても満足してます。
新しいハードタイヤも試せたし…上手く機能してる感じでしたよ…ネガティブ面もあるけど、このマシンが要求しているライディングスタイルだと、このタイヤでいかないとならないんですよ。これまでの何レースかで、できるだけデリケートな乗り方をしようと頑張ったんだけど、当然のことながら難しいんですよね…でも、これまでマシンに加えてきた変更のお陰で、以前よりはデリケートな走りになってきたし、次々とコーナーを巡っていけるようになってきてるし。でも、もう少し足りないんですよ。
ル・マンの時のマシンで走り始めて…そしたら、その後、ホンダから最初のレースで使っていたスイングアームを試してみたいって言われて…そっちの方が遅かったって分かってるんですけどね。何とも言い難いんだけど…0.2〜0.3秒の違いがあって…ここのコースだともっと長いから、違いが良く分かるんです。そう言う問題におけるエンジンの特性を最小限に抑えようと、電制システムの作業をかなりしました。土曜日はセッティングの方の作業をもっとやっていく予定です。」
（2015年05月29日『Gpone』記事参照）
（2015年05月29日『Marca』記事参照）
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開幕前は｢マシンは完璧｣みたいなコメントをしていたのに…
やはりシーズンが始まらないと判らないものですね。