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2015 ムジェッロGP【モトGP:予選リザルト&トピックス】

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『2015 ムジェッロGP モトGP 予選トピックス』

★5月30日、ロードレース世界選手権ムジェッロ戦、モトGPクラスの予選が行なわれた。

★PPは、上腕骨頭に微小骨折を負っているアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティファクトリー)で、1分46秒489。同タイムはホルヘ・ロレンソのスリップを活用したもの。モトGPクラスでの初PPであり、イアンノーネ選手が最後にPPを取ったのは、2010年アラゴン戦(モト2クラス)。
イアンノーネ選手のコメント。
「今日は全てが凄かったね。本当に、まったく問題がなかったんですよ。唯一の問題と言えば、僕の肩ぐらいのもんで。ちょっとがっかりしてるんですよ…このコンディションじゃ、明日のレースは厳しいだろうから。でも、いつもと同じように挑んでは行きますけどね。ホームレースなんだし、素晴らしいですよ…観客とかね。この初PPはドゥカティに捧げます…彼らは並じゃないですからね。」

★2位のホルヘ・ロレンソはぎこちない笑顔(ヤマハファクトリー、+0.095)で、次のように話した。
「100%の笑顔じゃないですね…80%かな。他のライダーも46秒台で走れるなんて思ってなかったんですよね…でも、モトGPってのは、こう言うもんだから。今朝、昨日よりもかなりマシンを改善できて…昨日はラモン(フォルカーダ、チーフメカニック)がいませんでしたからね。残念なのは…僕は自力でタイムを出すけど、他のライダーはスリップに入ってこようとするじゃないですか。うちのセッティングは良いんで…レースは見てのお楽しみですね!」

★3位アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティファクトリー、+0.121)のコメント。
「すごく嬉しいですよ…ムジェッロの予選で46秒6を出すなんて、いつだって難しいもんですからね。何をどうするかは分かってたし…それでレースに向かって行けるでしょ。満足ですよ…レースに向けて、うちの速さを証明してるでしょ。23周回って言うのが未知の世界だけど、表彰台争いは準備OKです。ドゥカティにとっては良かったですね…何台も上位に入ったんだから。つまり、うちは良い仕事をしてるってことでしょ。」

★ホンダ勢トップはカル・クラッチローのの4位(ホンダLCR、+0.168)。ホンダファクトリーのダニ・ペドロサは7位(+0.386)で、復帰したての割には好パフォーマンスである。

★一方、昨年チャンピオンのマルク・マルケスは予選1から始めたものの、予選2に進出できず、グリッド13位スタートとなった。マルケス選手のこれまでの予選最低リザルトは6位(モトGPルーキー年のカタール、ムジェッロ、バルセロナ戦)。
『Correntaio』コーナーでチャタリングが起き、苦心していたのは明白。マシンはハードブレーキングでかなり暴れており、エンジンが明らかにアグレッシブすぎるのに対し、おそらく電制システム関連で何か方向性を間違っているのではないか。
リヴィオ・スッポ氏(ホンダHRCチームマネージャー)は、次のようにコメントした。
「タイヤが然るべき働きをしなかった」

★ドゥカティのテストライダーで、ワイルドカード参戦のミケーレ・ピッロは6位(+0.381)。

★ヴァレンティーノ・ロッシは7位(ヤマハファクトリー、+0.434)。

★スズキは、予選1から始めているアレイシ・エスパルガロが5位(+0.365)で、マーヴェリック・ヴィニャーレスも9位(+0.445)。1位〜9位までが1分47秒の壁を破っている。

★なお、予選1の順位は1位ジョニー・エルナンデス(ドゥカティ・プラマック)、2位アレイシ・エスパルガロ、3位マルク・マルケス。上位2名が予選2へ進出した。

(2015年5月30日『Gpone』記事参照)


『2015 ムジェッロGP モトGP QP2リザルト』

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『2015 ムジェッロGP モトGP QP1リザルト』

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『2015 ムジェッロGP モトGP FP4リザルト』

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POSTED COMMENT

  1. kai より:

    Q1・Q2共に目が離せない展開でした。
    ホンダがここまで不調っていうのは近年無かったような…。
    明日の決勝が凄い楽しみです。

  2. 4693 より:

    管理人さんがんばって!!(^-^)

  3. こんぶ豆豆太郎 より:

    今年のホンダ機はマルケスのライディングスタイルに合ってない気がする。
    去年までと曲がり方が変だよね?

  4. ヤマハ より:

    人間より乗り物の比重が大きいって思えてきた。マルケスでも乗りこなせないバイクがあるとは驚きです。

  5. kents より:

    今回のムジェロは明らかにドカティの気合いの入り方が違いますね。

  6. ラルフアンダーソン より:

    ドカルールには色々とあるかと思いますが、いずれ優勝する時が来るでしょう。
    勝つなら今回の地元イタリアで勝ってmotogp盛り上げて欲しい!
    そしていずれ優遇無しでホンダヤマハ勢と戦える時が来ることを期待しています。
    ドビ、イアンノーネ頑張れ!

  7. YZR-M1 より:

    ヤマハとドゥカティの最高速差は実に20km以上!!こりゃスリップ要らんな(涙)

  8. マンネリ より:

    昨日、ドカは走行で361㎞を記録。その日の同じ走行でYAMAHAは335㎞。

    ドカ贔屓の皆様それでも優遇措置がいりますか?

  9. YZR-M1 より:

    第1、第2と直線が短いところはスズキとヤマハが速いですけど・・・まぁスズキはタイヤがソフトやしかな??それにしてもヤマハの最高速は遅すぎませんかね??

    • YZR-M1 より:

      間違えました、第2、第3セクターでした!!

    • kai より:

      前に昨年型の方が速いって記事ありましたね。
      それでもタイム差かあまり無いのは、マシン特性なのか、ライダースキルなのか…。

  10. Montagnya より:

    Q2の公式最高速の差は、イアンノーネとホルヘで9.7km/h。ストレートエンドのブレーキング寸前のヤマハ機の最高速はわからないけれど。
    フランスでも、マルクのマシンは加速で明らかにドゥカに劣っていた。
    元々、ドゥカのエンジン性能には定評があった。それが昨年の1年間の優遇措置で、現時点の差になっている。
    さらに、今年でいっそう広がることになる。何故なら、片やエンジン封印・開発凍結に対し、一方はやりたい放題なのだから。
    来年以降も、ファクトリーはほぼ同様の制限になりそうなので、開発の量から言えば、これはもう追いつかないよ。
    ドゥカのシーズン中に必要なエンジン基数は7機らしい。ということは、残り5機は開発など自由に使えることになる。どうやら、今回はスペシャルエンジンのようだね。

    • SS1000 より:

      ただ、ファクトリーはファクトリーでとんでもない工数と金でエンジンを作っている事実はあります。

      http://lrnc.cc/_ct/16797842

      結局、ドルナが狙っているコスト圧縮になってないという状態。
      将来の市販車に生かされますように。

      • Montagnya より:

        上記の記事は?なところはあるけど、当たらずしも遠からずかな。
        でも、ドゥカはヤマハなんぞよりずっと資金が潤沢に有るので、もっと金を掛けているのでは、と想像する。
        ドルナはコスト圧縮を本当に考えているのかな。
        ファクトリー2などとよくわからんルールは、コスト増になるに決まってるでしょ。

  11. YZR-M1 より:

    公式の最高速はまだ加速しているポイントらしく、昨年のドゥカティでも360キロ近くででいたらしいですよ!これはブレンボがあきらかにしたすうじらしいのですが・・・ドルナの公式のライブ中継でスピード出ますけど、YAMAHAは337キロ、ドゥカティは360キロを表示してました(笑)

  12. SRX より:

    公式アプリのLive timng観てたのですがYAMAHAとDUCATIのコーナー立ち上がりからの加速は逗素晴らしく、特にYAMAHAの最高速に至るまでの加速時間はダントツに早いですね。

    360kmも出てるとブレーキングも最高速の遅いマシンより早く始めないといけない訳で先ず勝負の分かれ目は第一セクター。

    他のセクターでは加速、ブレーキング、旋回性の勝負になってくるので予選のロレンソのコメント然り、ロッシがペドロサを抜くのに手が掛かったこと然り、ムジェロておいてはYAMAHA勢は接戦に持ち込まれたら負けるとは言わないでも苦戦はしていたでしょうね。

    ペドロサの軌道はマルケスのものよりスムーズではあったのでHONDA最高位を記録できたのかとは思いました。
    何だかんだと云われているペドロサ選手ですがマルケスが復帰を待ち侘びていたのが解るような今のMotoGPに参戦しているマシン特性を観られたことが今回の醍醐味でした。

    ちなみに三栄書房刊「RACERS」30号より

    バイクの乗り味=車体特性を決める大きな要素はエンジンである。

    との記載があります。
    それを強く思い出したシーズン序盤戦に、これからの期待が膨らみます!!

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