『ダニー・ケント:バーリー・シーンのタイトルを夢見る』
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★ダニー・ケントが、2016年にモト2参戦する『Leopard Racing』チームの本拠地であるルクセンブルクで、次のように語った。
【今シーズン、モト3からモトGPに飛び級したジャック・ミラーについてどう思う?】
「良い仕事をしてたと思いますよ…レースに詳しい人間なら誰だって分かってるでしょ。最高マシンに乗ってたわけでもないし…ルーキー年で、同格マシンに乗っていたヘイデンやラヴァティなんかのベテラン選手を負かしてたでしょ。」
【モトGPクラスには各種マシンがあるが…】
「パフォーマンスはどんどん接近していってると思います。今現在は、ヤマハ機が一歩抜きん出ているかな。ドゥカティも良い仕事をしていたし、ホンダはペドロサとマルケスが常に戦闘力の高いところを証明してましたよね…ただし、フレームは別々のものを使っていたけど。ミシュランタイヤと新しい電制システムによってパフォーマンスが更に平均化されると良いんですけど…プラマックやテック3みたいなプライベートチームについてもね。」
【ロッシvsマルケスの一件については…】
「何とも言えないですよね…結局のところ、2人とも気の毒だったな…と。どう言う見方をするかによりますよね。個人的な意見としては、タイトル争いをしてる時に、毎回コーナーで、あるライダーから抜かれてたら、かなりのストレスでしょうね。皆、それぞれ自分なりの理由はあるし…レースってこう言うものですしね。全てはセパンでヴァレンティーノ(ロッシ)が(マルケスを)批判したところから始まったわけでしょ。もしかしたら、マルクを批判しなければ何事もなかったのかもしれないし。フィリップアイランド戦でマルクがロレンソを助けたとは思えませんけどね。」
【今シーズン後半、もしかしたらタイトルを獲得できないのではないかと懸念した?】
「ピリピリして、プレッシャーを感じるのは当然のことだし…作業的にも金銭的にも、どれほど投資されているかを知っていればね。シーズン初めはかなり良かったし…6勝してね。一番の問題はシーズン中にマシンが進化しなかったってことなんですよ。うちのマシンはカタール開幕戦からヴァレンシア最終戦までずっと同じままで…一方、KTMの方はかなりの作業を積んで、新しいフレームやらエンジンやら投入し、0.5秒削ってましたからね。」
【『Leopard Racing』のモト3チームは2016年、KTM機に乗り換える予定だが…ケント選手も一枚噛んでる?】
「チームにとって良い決断だと思います。今シーズン後半はKTMが最高マシンでしたからね。ホンダも良いマシンでしたよ…優勝もできたし…でも、僕は失うものも多かったし、タイトル争いに集中していたし。背中に的を背負って走ってるようなもんで…オリヴェイラの方はただ得るばかりでしたからね。」
【どの辺りをもっと改善できそう?】
「たくさんあります。モト3で多くを学べたし…ただ、モト2機に合わせて自分のライディングスタイルを変えなければならないのは覚悟してます。僕にとって一番重要なのは、懸命に努力することですから。今シーズン、僕は最も体重の重い選手の1人で…自転車トレーニングをかなりして、落としていったんですよ。モト2では体力面に集中していかないと…マシンがかなり重いし、パワフルですからね。」
[ 完 ]
(2015年12月13日『Gpone』記事参照)
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ケントくんだって悩ましい後半戦だったのに…。
ミラーくんの事もある意味他人事には思えないでしょうねー。
あの異常な後追い風景と『気にせず走れ。』的メッセージのペナルティ?結果的には後追い集団の勝ちってことに。
転倒を恐れる走行に付け込まれたくないっていう走行に付け込みたい上位陣の転倒。
どっちかっていうとmoto3の方に『レースってそういうもの』を感じました。
やっぱ浅いから?
-今シーズン、モト3からモトGPに飛び級したジャック・ミラーについてどう思う?
「絵は下手だね」ww