『2016オースティンGPこぼれ話』
[pe2-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-rOKgPegbeC8/VxUxIM1XYuI/AAAAAAAApnY/bFoTLttMxfIME3Pb9hpns9ZV-K1s8kJrwCHM/s144-c-o/gp-delle-americhe-2016-4.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/111128335808353501766/GP201604#6274975672764424930″ caption=”” type=”image” alt=”gp-delle-americhe-2016-4.jpg” ]
★カタール開幕戦同様、オースティンGP中にもマルク・マルケスとホルヘ・ロレンソへのブーイングは聞こえてきていた。
ブーイングがあったのは両選手がパルクフェルメに入った時と、巨大スクリーンに両選手が映しだされた時。また、表彰台でも聞こえてきた。
さいわい、拍手もあった。
★チーム・アスパー(※ドゥカティGP14.2機を使用)のホルヘ・マルティネス代表によれば、実は2016年にヨハン・ザルコを自身のチームからモトGP参戦させようと奔走していたとのこと。
しかし、交渉をはじめた際にザルコ選手から「既にスズキとオプション付きで契約しているから」と打ち明けられてしまった。
現在はまだ仮契約だが、今年半ばにスズキ機のテストをし、その後、早々に決定稿が出される模様。
★4月9日(土)、予選終了10分前に転倒したエフレン・ヴァスケスは、当初、意識を失っていたものの、その後、回復し、病院へとヘリコプター搬送された。
検査の結果、右足のくるぶし両方の骨折および椎骨T12が潰れていることが判明。
同選手は事故に関する記憶は曖昧であり、早々に通常歩行ができるようになるそうで、くるぶしよりも椎骨の方を心配している。
★これまで3レースが終了したが、モト2/モト3クラスでは3レースにおける優勝ライダーが毎回変わっている。
モト2クラスはトム・ルーティ、ヨハン・ザルコ、アレックス・リンス。
モト3クラスはニッコロー・アントネッリ、カイルール・イダム・パウイ、ロマーノ・フェナーティ。
★ミシュランではアルゼンチン戦後、わずか5日間でオースティンGP用タイヤ250本を製造したが、転倒が多発してしまった。
選手らは、ブレーキングであまりアグレッシブに攻められないフロントタイヤに適合できず、これまでの3レースもオーバーテイクは実に少なかった。
★今回のオースティンGPには久しぶりにケニー・ロバーツ・ジュニア(※2000年、スズキ機を駆り500ccクラスで総合優勝)が姿を見せていた。同氏は数年前より本格的にスキーに取り組み、2人の娘達(8才と12才)と一緒にトレーニングしている。
パドックには同氏の父親ケニー・ロバーツ・シニア(※1978〜80年、ヤマハ機を駆り500ccクラスで総合優勝。風貌が親子でどんどん似てきている)や、ケヴィン・シュワンツ(※)、ウェイン・レイニー(※1990〜92年、ヤマハ機を駆り500ccクラスで総合優勝)らの他、ベン・スピーズも妻子同伴(※2009年、ヤマハ機を駆りSBKで総合優勝。夫人はイタリア人、子供は女の子)で訪れていた。
★今年は40年ぶりにアメリカ人ライダーのいないロードレース世界選手権となった。
ちなみにアメリカ人の参戦ライダー第1号は1976年のパット・へネン(※スズキ機)。
最後は2015年のニッキー・ヘイデン(※ホンダ機)。
最高峰クラスにおけるアメリカ人ライダーのタイトル獲得は15回。
レース優勝は154回。内訳は以下のとおり。
エディ・ローソン(31回)
ケヴィン・シュワンツ(25回)
ウェイン・レイニー(24回)
ケニー・ロバーツ・シニア(22回)
フレディ・スペンサー(20回)
ランディ・マモラ(13回)
ケニー・ロバーツ・ジュニア(8回)
コシンスキー(4回)
ニッキー・ヘイデン(3回)
パット・へネン(3回)
ベン・スピーズ(1回)
★アメリカ国内のGPではパドックパスを確認したり、ドルナスタッフをサポートしている現地スタッフは、全員がファンや年金生活者、ボランティアの若者らである。
皆、愛想がよく、実に親切で、こう言う習慣は他の国に広がっていっても良いと思う。
★今回、AMAスーパーバイク選手権の2レースともスペイン人ライダーのトニ・エリアスが優勝した。
エリアス選手のコメント。
「スズキ機で参戦してるんですが、マシンの戦闘力が本当に高いんですよ。今はまだバルセロナに住んでるですが、早々にロスアンゼルスに引っ越すことになるかもね。チーム(※Yoshimura)の本拠地がそこなんで。
収入は今のところありません。でも、結果を出していけばボーナスは良いんで。」
なお、同選手権スーパーストッククラスにはイタリア人のクラウディオ・コルティもアプリリア機で参戦している(※レース1はリタイヤ、レース2は6位)。
コルティ選手のコメント。
「実に良い雰囲気ですよ。こんなに楽しいのは久し振りですね。」
(2016年04月10日『AS』記事参照)
(2016年04月11日『Gpone』記事参照)
(2016年04月11日『Moto.it』記事参照)
(2016年04月12日『Moto.it』記事参照)
(2016年04月12日『Moto.it』記事参照)
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バスケス無事でとりあえず一安心。脳震盪は大丈夫かな?
ヴィニャ抜けたらザルコなんかなぁ…ヴィニャ抜けてほしくないけど、と言うかポルさんをワークスにあげてほしいし
今のバイクレース界のアメリカ人では一番有望なのはWSSのヤコブセンかな?Moto2参戦してくれや!
ボランティアでレース運営をしている人達がいる反面、相変わらずのブーイングですか。
おかしな人間は、どこにでもいるものですね。
日本には、そんな奴は僅かであることを祈りますよ。
記事通りだとザルコは、来年やはりスズキですか。
レイニー、けっこう元気そうでしたね。
エディーはいなかったみたいですね。
アメリカ人ライダーがいないというGPは、運営側としては結構な問題でしょうね。
ビックマーケットだし。
過去の記事だと「日本人のGPファンは、皆歓迎してくれる」のような旨のコメントを、GPライダーの誰かがしてましたよね。
でもその割に、こういうところでは、誰が悪い誰は嫌い誰のせいだ誰のファンはああだこうだあいつは分かってないこいつはおかしい賛同できないと罵り合ってる現状を見ると、日本人GPファンも、海外のブーイングしまくりのファンと、そんなに違わずおかしいです。
表面に出さず、本人に見えない所でボロクソ言うあたりは、海外のファンより見かけ上の質は良いだけに、タチは悪いかなぁ(海外のファンは間違いなく悪質ですが)
昨年のフィリップアイランドでロッシを抜いたイアンノーネにSNSを通じて相当のバッシングがあったようですね。
その時に、ロッシが「本当のファンではない馬鹿者」と言ってましたね。
SNSで口論するのも「まさに時間の無駄」であるとも言っていた。
もし仮にロッシのファンがブーイングやSNSで、ぼろくそにライバル選手を貶しているとしたらバレンティーノロッシ自身は、本当は彼等を「馬鹿」だと思っていることでしょう。
ちょっと言葉の遊びのようになりましたが、少なくとも感謝はしてないはずです。
先日、私もやりあって「馬鹿」になっちゃいましたけどね。
これ以上、馬鹿と思われないようにしますw
アメリカでまでブーイングですか・・・まったく品の無いことで。
「さいわい拍手もあった」
って・・・拍手があって当たり前なんですけどねぇ・・・
ヴィニャーレスが移籍の際にはザルコが穴を埋めるということですか。
ここは一発アレイシにも奮起してもらって、スズキは俺が引っ張る!くらいの走りを期待!
ブーイングなんてすればする程、逆にロッシが嫌われるのに…
本当にやめてほしい
大好きなヴァレを自分たちで貶めてるのに気付いてほしいもんです
何故ロッシが嫌われるんですか?何かロッシファンがブーイングをしてるって言う根拠はあるんですか?どのライダーにでもアンチなんて存在し何処にだって居るでしょう単純にその人間が嫌いって人だって居るし。まるで決め付けたような言い方はしないで頂きたいものです。motoGPのレースだけが純粋に好きで2015年シーズンを台無しにされたって思ってる人も居るはずなのになんでこんなトピになるとまるでロッシが先導してるかのようなコメントが付くのか不思議でならない不愉快です。
気付いて欲しい
いや、他に誰がいるのよ
現実を見ようよ
プロ市民と変わりないです
たしかに2015年はロッシがセパンで繰り出した反則に台無しにされましたね。
April Apriliaさん
おっしゃる通りでした
そんなつもりは全くなかったのですが不愉快な気持ちにさせてしまって申し訳ないです
ブーイングしてるのが必ずしもロッシファンとは限らないという面において確かに失念しておりました
逆を言えば別にどの選手を応援してるではなく単純にロッシが嫌いって人も確実に一定数いらっしゃいますものね
私自身ロッシについて少し卑屈になっているところもあるんだと思いますOTL
これだけは信じて頂ければと思うのですが、ロッシに対してネガティブな気持ちになりたいという訳では決してないのです
寧ろその逆でして…それが反動的にロッシの粗を探しちゃってるんでしょうか…
どちらにしても言い訳ですね…ごめんなさい
気を付けます
どうかご容赦を
>horizon
私は、あなたと同じものの見方してたし、的外れでもないと思うけど。
セパンでロッシがやった会見のやり方・見せ方って先導じゃないのかね?
ロッシは自分がどういう風に立ち回れば、周りがどうなるかなんて、これまでの自身の人気ぶりから理解できてるよね。そこが良さにもなり悪さにもなり、彼のキャラクターでしょ。
だからこそ「ロッシファンがブーイングしてる」⇒「もう辟易」⇒「ロッシ嫌い」ってルートは不自然ではないよね。
そもそも、ロレンソとマルケスにブーイングする人たちってロッシファン以外だとすると該当する”くくり”って何になるの?
どの選手のファン層にも属さない生粋のMOTOGPファン?
であれば、ロッシに対しても同じ量のブーイングがなされてないとおかしいはずだけど、そんな場面存在したっけ?
あるいは、別の”くくり”が存在するとして、その”くくり”に属する人たちがロッシに対してブーイングしていたら、それは、「マルケスファンorロレンソファンorスペイン人」って考える方が自然だよね。
以上は確かに類推ではあるのだが、”無の境地”で生きてる人間なんて存在しないわけで、ブーイングという明らかな敵意とここまでの状況推移を見れば、horizonに非はないと思う。
むしろ、April Apriliaの言っていることの方が???だわ。
一回もブーイングなんか飛ばしたことのないロッシファンとしては、ひとくくりにして欲しくねぇなぁ、という気持ちがあるものでしょうがない。
>そもそも、ロレンソとマルケスにブーイングする人たちってロッシファン以外だとすると該当する”くくり”って何になるの?
そりゃ「アンチロレンソ、アンチマルケスのみなさん」ってくくりですね。
なんたって先生曰く、こういうコトするヤツはただの馬鹿者であってファンでは無いらしいので・・・。
その「アンチロレンソ、アンチマルケスのみなさん」一派のブーイングが大部分だとして、
それがこれほど連戦で顕著化されたのはいつからだっけ?
2013年、2014年と局所的にあったのは認めるがこれほどあった?
そしてその一派がロッシに対してどのような心情でいるんだろう?
その一派にとって、あのセパンの光景を見てもロッシにはブーイング対象外になれる事が自然かな?
(ロッシの場合ブーイングが歓声にかき消されてる面もあるだろうけど)
ロッシに対してささやかながらでも好意を抱く者たちじゃないの?
ロッシ自身は「自分の本当のファンでない」って言ってた?
そりゃ、そう言うよね。そう言った方が失点にならないんだから。
あるいは、「ロッシには完全無関心の完全無欠なアンチロレンソ、アンチマルケス」一派がいるとして、
そんな一派にまで恰好の機会を作ることができたこの状況って、ロッシによる先導(扇動)でなくて何なんだろうか。
強い・速いライダーって沢山いる(いた)けど、ここまで周囲に影響を与え続けられるロッシは凄いよ。
私は、そんな稀有な存在であるロッシが好きなんだが。
>horizonさん
ヤマハやヴァレンティーノファンを明言しているhorizonさんのコメントはずっとここで拝読していましたのでちょっと信じ難いコメントでしたので感情的に噛み付いちゃいましたこちらこそゴメンナサイ。
ブーイングについてはブーイング事態がすでに一人歩きしてしまって誰が収拾を付けるなんて事はもう不可能だと思ってます。
ブーイングなんてどんなスポーツでもある事だし人と人の関わりなんて所詮そんなもんなんだなと事あるごとに色々と蒸し返されるようですがもうそれはそれだと思ってみるようにしてます。
返信ありがとうございました。
April Apriliaさん
いえいえ^^
同じヴァレファンからのご指摘とあればきっとまず我慢頂いた上でのご発言もあるかと思いますので、私がある面でしか捉えておらずまたある面を失念しているであろう証拠でございましょうから
私と致しましてはブーイングの善し悪しについて単純に無い方がいいのに…
という考えでの発言でございました
そうなる事によって「これだからロッシファンは…」というのが少しでも減って欲しいなぁ
程度の考えでございました
そしてApril Apriliaさんは善悪とりあえずそれが「現象」として存在し得るのは何もおかしい事じゃないというご指摘
そしてその理由はそれこそ多岐に渡るという事
勿論その中にロッシファンであるからこそという方もおられる反面、必ずしもそうとは限らず、例えば単純にその選手が嫌いであるなどの場合もあるという事
更に言えば便乗であったり、過激なファンやフーリガンなどもきっといる事でしょう
そしておっしゃる通り、今やそれも膨れ上がり規模ももっととてつもないという事も忘れていました
これからはその辺も留意してコメントさせて頂こうと思います
参考になりました
ありがとうございます
April Apriliaさんの言葉は乱暴だと思うけど同時に一理あると思いました。
そもそもマスコミがわざわざライダーにブーイングありましたね?って向ける事自体が煽りに入ってると思ってるし、それに対して乗っかっちゃうのも同じ事に近いと思う。
サッカーでもブーイングする奴らはいますけど、それに対してブーイングするな、は単なる非難で堂々巡りになってしまうから、自分なんかは精一杯の声援と拍手を送る事で対抗したりします。
他の国の事は仕方ないけど、もし日本GPでブーイングが起こればそうすれば良いんじゃないですかね?
NFLでもMLBでもNBAでもUFCでも、嫌いな選手には容赦ないブーイングが飛ぶ。
アマチュアスポーツじゃないのですから、それでいいと思うのですが、
なぜそんなにブーイングを忌み嫌うのでしょう。
ブーイングがあって、それをかき消すような歓声もある。
そうやって盛り上がって楽しんでいるんですよね。
アルゼンチンGPでも、ホルへの旗を掲げている人がいて、
そのとなりで46のキャップをかぶっている人が笑顔で旗に向かってサムダウンしている様子が
テレビに映っていましたね。ふたりは仲が良さそうでしたし、楽しそうでした。
多くの国のファンの感覚って、そんなものでしょう。
その通りだと思います。
あまりにも紳士的だと本質が見えないような気がして逆に違和感があります。
少なくとも今のmotogpの現実なのは間違いない訳ですし・・・
自分的にはロレンソやマルケスの人気が何故今のロッシを超えられないのかが不思議です。
やはり速い事と人気は必ずしもイコールではないのでしょうね。
マルケスは速いけど強引で生意気な感じ
ロレンソは速いけど寡黙で面白みのない感じ
個人的な意見ですが私はそんな風に思います。
去年のセパンの件がある以上、マルケスへのレースファンからブーイングはあるのでは?
あの時98年アルゼンチンでロッシがしたような自分自身の為のレースをしていれば、今のような状態にはなってないかと思います。
素晴らしい才能があるライダーなのでレースをしているように見えないマルケスには失望感が凄かったです。
それに対するロッシのレース中の対応も失望感が凄かったですが。
順位を争うバトルは見ていて気持ち良いですが、順位を操作するバトルは見ていて嫌な気持ちになります。
もちろん当人がチャンピオン争いしている場合(12年ヴァレンシアのロレンソ、14年ヴァレンシアのミラー)は嫌でも飲み込みますが。
まぁライダーをブーイングするにしても選手紹介中とかにしてほしいですけどね。
レース表彰時はそのレースについての称賛・嘲罵でお願いしたいですね。
そのマルケスの件は、結局白黒はっきりついたんでしたっけ?
白黒ついていないし、此処まで来てしまった事実をみればつける必要も無いと思いますけどねぇ…
原田とカピロッシもそうであるように。
それぞれのファン、GPファン全体が飲み込んで切り替えるしか無いのでしょう。
行き過ぎた人達が暴徒化するなら別問題ですが、この3戦では無いわけだし、イタリアGPでは対策を怠らないようすればいい。
昔はどうこうじゃなく、起こってしまった事への対処の方が建設的ですよ。
失礼、13年ヴァレンシアのロレンソでした。
公式に白黒ついてない以上、各自の判断になるのでは?
ちなみに私はマルケスに対してブーイングする気はないですが、セパン以前のように彼のファンの一人として応援は出来なくなりました。
良い結果を残せば称賛はしますけど。
10年のエストリルのウォームアップラップ(だったと思います)での転倒から始まり、一時中断中のチームスタッフの尽力により直ったマシンでのテロルとポルのチームアスパーコンビとのバトルに競り勝っての優勝から彼に魅せられて、数々の偉業を楽しませてもらった5年間には感謝してます。