『ビアッジ:チーム?ロッシの方が上、先に始めてたから』
★マックス・ビアッジが2017年、チームオーナーとしてイタリア選手権モト3クラスにアレッサンドロ・デルビアンコ(19才)/ダヴィデ・バルディーニ(13才) 両選手を参戦させる。
【41才でSBK総合優勝を果たし、去年のワイルドカード参戦もなかなかのリザルトを出していたが…】
「去年は44才にしてレースに出たことだし、20年もプロレーサーを務めてきて、もっと年を取った時のことを考えたくなったんですよ。どこかのチームと組むのではなく、自前のチームを持ちたいなぁ…と。」
【ホルヘ・ロレンソのコーチになるのではとか、アプリリアでSBK参戦とか…色々と噂が出ていたが…】
「ドゥカティでそう言う可能性もあったが、まぁ、既にこっちの話があったんで…妥当な分別と良識をもって進んでいかなければねぇ。
まっさらなチームのオーナーになって、控えめなスタートを切る方が良いと思って。才能はあるがチャンスに恵まれない若手ライダーや、好機が巡ってきた時に掴みきれなかったライダーにチャンスを与えられるように…今後、発展させていく仕事なんですよ。そう言ったライダーには、ちょっと自分を重ねて見てしまうんでね。」
【マヒンドラとのコラボレーションは?】
「互いに自然と接近していった形です。こっちはチームを作りたいオーラを出していたし、あっちはあっちのプロジェクトに色味を添えられるような人間を探していたし…まぁ、互いの雰囲気でね。そうやって話がすっかりまとまって、イタリア選手権でデビューするってことになって…野望は『目指せ、世界選手権』だけどね。」
【いつ頃を目途に?】
「2018年には(世界選手権に)参戦したいですね。ただ、ヘマはしたくない。段階を踏んで上がっていきたいと思ってます。」
【いまや登竜門と言えばスペイン選手権なのに、なぜイタリア選手権から始める?】
「(スペイン選手権は)競争の激しい選手権だが、自分はイタリア人だから。『地元』に残る方が話が簡単だったんでね。スペインだとバックグラウンドも異なるわけだし、ホームじゃないから、なにかと厄介でしょう。多分、競争がそれほど激しくない選手権の方がスタートとしては簡単だろうしね。ただ、スペイン選手権にも4レース参戦する予定だから。経験を早く積んでいくためにね。」
【テストはスペインで行うそうだが…】
「費用のことはあまり心配したくないんですよ。スペインの方が天候に恵まれてるなら、あっちで走ります。(スペインでのテストは)けっこうな費用だし、イタリア選手権の選手でそんなことをしてるのは皆無だから矛盾はしてるかもしれないが、うちの選手には必要なことは全てやらせたいんですよ。」
【2018年に世界選手権に参戦したら、その後はモト2/モトGPも?】
「志を高く持つのは重要だが、あまり現実的じゃないって言うのは自分の性格上、どうもね(笑)。うちの体制は確かにイタリア選手権に出るには出来すぎなんだが、でも、世界選手権に進んでいきたいんでね。」
【世界選手権と言えば、宿敵ロッシ選手が既にチームを参戦させているが…】
「この分野でも、あっちの方が上だったね。先に始めてたし、見切り発車もなかったし(笑)。今回のプロジェクトは特別なんですよ。あの2人の選手に最高のものを提供したいんでね。プロライダーになるための全てを提供したいから。」
【もう師匠って感じになってるの?】
「テストには立ち会いましたよ。その時は、選手と話し、彼らのマシンの問題をメカニックらに伝えたり、選手の希望を読み取ったりを担当しました。今後は別の役目も出てくるでしょう。選手の調整を進め、アドバイスやヒントを与えたりとか。あの2人があまり失敗しないで済むよう、俺の経験を伝えていきたいですね。」
【将来的にはレーサー養成学校なんかも?】
「いや、それはないでしょ。世界選手権に出られたら、イタリア選手権の方はパスしないと。国内から世界の選手権に上がっていくわけですよ。」
【デル・ビアンコ/バルディーニ両選手を選んだ理由は?】
「アレッサンドロ(デル・ビアンコ)はスーパーモタードのレースで見かけ、その後、ムジェッロ戦の時、実際に見に行ったんですよ。ダヴィデ(バルディーニ)のことは知らなかったが、イタリア選手権のレースを観に行ったらウェットで最強の走りをしてたんでね。」
【2017年は同チームに専念する予定?】
「いや、メディアセット局のSBK解説も続ける予定です。」
【SBKはジョナサン・レイの一人勝ち?】
「そんなことないでしょ。(チャズ)デイヴィスがドゥカティ機で華々しくやっていて、シーズン後半はベストマシンだったじゃない。追われる立場のマシンなんじゃないの。レギュレーションも多少は助けになるだろうし。メランドリなんかもビッグチャンスだしね。それを活かせるかどうかだろうけど。」
【モトGPに話題を移して…ドゥカティ機を試したロレンソ選手と話してみた?】
「ええ。もう、やる気満々って感じでしたね。けっこう満足して、マシンも気に入ってたようだし。」
【ロレンソ選手のヤマハ離脱については?】
「去年からそう言う話は聞いてたんですよ。あの状況においては、良い決断だったでしょ。それに、ドゥカティもホルヘに対し言い訳はしないと明言したわけだし…つまりは、ベストをつくすと言う意味でしょう。いや、それ以上か。常に勝てるマシンにするためにね。」
【ロレンソ選手のライバルは?】
「理屈上、チャンピオン第1候補は常にマルケスでしょう。2番目はロッシ、そして、3番目はヴィニャーレス。まぁ、それが不動の順位と言うではないがね。」
(2016年12月16日『Gpone』記事参照)
(2016年12月16日『Corsedimoto.com』記事参照)
ロッシ選手が自身が若手だった時と、現在の若手ライダーの違いを説明。
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●ロッシ2016年、重いコメントおさらい
●VR46生徒『ロッシとは女子の話もする』
・アカデミーに入って良かったことは?
・ロッシに何を学んでる?
・ロッシ『最近の若い者は…』
●ロッシ弟『他の選手とはいつも友達でいたいけど…』
・思いのほか好調
・兄ロッシの気配り
・ライバルとは友達でいたいけど…
●ロッシ、元カノに賞賛『F1転向をやってのけた!』
・タイトル獲得のために別れた
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