『ペトルッチ:ロッシの陰に隠れて生きるのは不名誉』
★ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・プラマック所属、26才、テルニ出身)の世界選手権キャリアは特殊で、通常の選手のようにモト3/モト2クラスを経ず、欧州の選手権からいきなりモトGPクラスに昇格している。
★ペトルッチ選手は2016年シーズン、チームメイトであるスコット・レディングを凌ぎ、2017年はドゥカティ・ファクトリー機でモトGP参戦する。
★ペトルッチ選手が独サイト『Speedweek.com』のインタビューで次のように語った。
【2017年はファクトリー機で参戦だが…】
「これは難しいですよ。ドゥカティのファクトリーチームにはロレンソ/ドヴィツィオーゾと言うモトGPクラスきっての最速ライダーがいるんですから。あの2人について行くのは、僕の中では最大の挑戦でしょうね。」
【ヴァレンティーノ・ロッシの存在は、同じイタリア人ライダーとしては?】
「彼は伝説ライダーですよ。だから、ファンも大勢いて…イタリアだけじゃなく世界中にいますからね。これはね、他のイタリア人選手にとっては不名誉なことですよ。他の選手のパフォーマンスなんて即2番手にされてしまうんだから。もう、皆、ヴァレンティーノのことだけが大好きなんですよ。まぁ、それなりに速ければ一部のファンはヒーロー扱いしてくれますけどね。もっと速くなって、できるだけヴァレンティーノに近づきたいですよ。僕らのキャリアはかなり違うものだし、僕は9回もタイトルを取ったりはしないでしょうけどね。金持ちにはなれたら良いですねぇ(笑)。とにかく、まず一勝ですよ。そこから、どうなっていくか…ですね。」
【ペトルッチ選手の今後は…】
「総合順位が各選手のマシンに深く関係してきてますよね。ちょっとした違いでグリッド順位が軽く3列変わったり、レースで5位ぐらい差が出てきてしまう。僕は2年前、まだ総合順位の下の方にいたんですよ。でも、マシンが変わったら真ん中を飛び越して、上位8位以内を維持できてるんです。マシンの違いは大きいですね。とにかく、あの四強選手がベストマシンに乗ってるわけで…また実際、ベストライダーでもあるんですけどねぇ。」
【今後5年間でどう変わっていきそう?】
「まぁ、5年前はモトGPクラスで今のチームに居られるなんて思っていなかったですからねぇ。5年前は自分がどこに居たのかも正確には分からないし。多分、自宅に居たのかなぁ(笑)。『スーパーストック1000杯』に出ていた時は、モトGPって言ったら遥か彼方って感じだったし。先のことはポジティブに考えてます。この5年間で更に進歩していけるよう何だってするつもりですよ。」
(2017年01月01日『Maveest』記事参照)
(2016年12月30日『Speedweek』記事参照)
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