『シュワンツ:ヴィニャーレスがロッシを打ちのめし続けたら引退してしまうかも』
★マーヴェリック・ヴィニャーレスはスズキからヤマハに移籍して以来、冬季テスト全4回で総合首位を制覇した。
★3月23日(木)カタール開幕戦FP1でも、ヴィニャーレス選手は総合首位だった。なお、チームメイトのヴァレンティーノ・ロッシは9位(+1.483)。
★ロッシ選手はミシュランが用意した新フロントタイヤのフィリーングが掴めず、苦戦している。
★ロッシ選手はヤマハと2年契約(2017/2018年)を交わしている。
★ケヴィン・シュワンツ元選手は今年のロッシ選手について、総合3位以内に入るとは思っているが、タイトルはヴィニャーレス選手がマルケス選手を敗って獲得するだろうと予想している。
★シュワンツ元選手のコメント。
「ヴァレンティーノが『ル・マン(24時間耐久レース)とか、今までビッグリザルトを出したことのない諸々に出たい』って言ってたじゃないですか。まるで気持ちの整理でもしてるみたいですよね。この調子で毎回ヴィニャーレスに打ちのめされていったら、シーズン末には引退してしまうんじゃないの。ありえない話ではないでしょ。
他にもやることは色々とあるわけでしょ。モト3チームとか『ランチ(※私設トレーニングトラック)』とか…それに4輪レースも好きなんだし。だから、じたばたせずにモトGPから手を引けるでしょう。
私としては、あと2年、レースで走る姿を見ていたいけどね。ただ、こう言う状況だと、夜もおちおち寝てられないだろうしねぇ。チームメイト0.2〜0.3秒離されてるってことばかり考えてしまって。
そうなると、レースウィークエンドが長く感じられるようになるんですよ。それにヴァレンティーノは常に勝負に加わっていたいわけでしょ。戦闘力の高さはともかくにしてね。もしそれができないとなったら、自分のキャリアについて考え始めるんじゃないんですか。」
【トップ3選手はだれ?】
「ヴィニャーレスとマルケス、ヴァレンティーノですね。
ヴァレンティーノに関してポジティブなことは、ヴィニャーレスvsマルケスの戦いのテンションが高まったきたら、転倒やらミスが出てくるかもしれないってことでしょう。ヴァレは『ミスター・コンスタント』だから、状況を上手くまとめあげてチャンスを掴むかもしれない。そう言う風にできたら、タイトル争いに加わっていけるかもしれませんよ。」
(2017年03月24日『Motorsport.com』記事参照)
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