ロッシ総合首位、最高齢記録2位

『ロッシ総合首位：1949年以来、最高齢』

★ヴァレンティーノ・ロッシがオースティン決勝戦で2位を獲得し、38才66日で総合首位に立った。
総合首位の最高齢記録としては歴代2位である。

★ロッシ選手のコメント。
「最悪だったシーズンを経て、まるで雪辱を果たしたような気分です。」

★マーヴェリック・ヴィニャーレスのコメント。
「お祝いを言わなければ。もの凄いレースをしてましたから。本当に頭脳プレイだったし、必要以上のリスクも負っていなかった。あれは脅威的ですよ。」

★マルク・マルケスのコメント。
「尊敬に値しますよ。経験の賜物ですね。ここまで決して最速ではなかったけど、総合首位でしょ。本当に心底スゴいです。コンスタントであることが重要だと再認識させてくれました。」

★これまでロードレース世界選手権最高峰クラスで総合首位に立った選手の最高齢はハロルド・ダニエル（500ccクラス）で、1949年の第2戦スイスGPで39才256日だった。また、同年開幕戦マン島GPでも39才240日に総合首位に立っている。

★3位はレスリー・グラハムで、1949年9月4日のイタリア最終戦で37才340日だった。なお、この際、同年のタイトルを獲得してチャンピオン最高齢となっているので、今後、ロッシ選手がタイトルを獲得した際には記録が更新されることとなる。

★レース優勝の最高齢記録はフォーガス・アンダーソンによる44才237日（1953年バルセロナ最終戦）。
2位は上記のグラハム選手で41才21日（1952年バルセロナ最終戦）。

★ジャック・フィンドレイが1977年オーストリアGPで42才でレース優勝し、バーリー・シーンと共に同点で総合首位に立った。
（※ただし、同レースは350ccクラスで起きた死亡事故により多数の選手が出走を拒否したため、記録にはカウントされていないようです）

★近年、30才以上で総合首位に立った選手はローリス・カピロッシ（2006年、33才）。

（2017年04月25日『Marca』記事参照）

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