ザルコ『ビッグ陣に付いて行ける！』2017ル・マンGP

『ザルコ：ビッグ陣に付いて行けると言うことがわかった』

★5月21日（日）ル・マン決勝戦、ヨハン・ザルコ（ヤマハテック3）が2位でゴールし、モトGP参戦5戦目にして初表彰台を決めた。

★ザルコ選手のコメント。

「今週末、初めてパドックで人に呼び止められて、『表彰台に上がって』って言われたんですよ。ある段階からプレッシャーを感じてしまって。それで、FP4では冷静になろうと努めてました。それが上手くいったみたいですね。ここまでで最高のモトGPウィークエンドでしたから。ファンの皆さんの応援にも助けられました。」

【観客はほぼ全員ザルコ応援だったようだが…】
「主役になったって感じです。大感動ですよ。でも、モト2で2回目のタイトルを取った時の方がもっと感動でしたけど。あの時は泣いてしまったから。」

【レースの方は？】
「レース終盤、ヴィニャーレスの方がトラクションがあったんですよ。その後、ヴァレ（ロッシ）に抜かれた時には、コーナーでは向こうの方が速いってことに気づきました。（ロッシは）ヴィニャーレスに喰いついて行ったんで、これから大接戦が始まるんだなぁって思いました。いや、むしろ…何かが起きてくれて、表彰台のもう1段高いところに上がれるかなぁって思ってました（笑）。」

【表彰台獲得だけでなく、レース序盤の首位走行も凄かった…】
「カタールでのことが頭をよぎって。あの時は転倒してしまったんで、今回はミスはしないぞって思ってました。実は第1コーナーから快調で、攻めて行ったんです。いまだ学習中だし、なおかつ、楽しんでるんですよ。今日は自分がトップ陣に付いて行けるってことが分かりました。」

【ファクトリー陣とは異なり、ソフトタイヤを選んでいたが…】
「僕がソフトなタイプですからねぇ。女性に対してだって、いつもソフトだし（冗）。実は、FPでもずっとこのタイヤを使ってたんです。自信があったし、僕にとってはベストでした。ラスト7周になって、ようやくコーナー立ち上がりで苦労し始めてたぐらいだから。」

【今回の表彰台で、いままで過小評価をされてきた雪辱が果たされた…】
「（ティト）ラバトがモトGPになかなか適合できなかったから、モト2なんて価値がないって大勢に思われてたんです。でも、僕も（ジョナス）フォルガーも順調に行ってるしね。色々と違うけど、モルビデッリだって昇格してきたら同じようにできると思いますよ。」

（2017年05月21日『Gpone』記事参照）

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