『レイ3回目タイトル:簡単そうに見えても、1m毎に限界ギリギリの走り』
★9月30日(土)、SBKマニクール戦レース1でジョナサン・レイが優勝し、3年連続で総合優勝を決めた。
★レイ選手のコメント。
【マルク・マルケスからも祝辞が寄せられていたが…】
「とても嬉しかったです。マルク・マルケスは偉大なライダーですし、もしかして、あと何週間かしたら互いにお祝いを言い合うことになるかもね。」
【なぜモトGPに移籍して、マルケス選手と戦わないの?】
「2018年はカワサキと契約済みですから。それに、カワサキはモトGPに出ていないし。だから、少なくとも、もう1年はSBKで走りますよ。
来年末は僕もそうだし、SBKもモトGPもトップ選手らの契約が切れますからね。何かしらの話し合いは出てくるでしょう。
まぁ、僕はあけっぴろげなもんで…カワサキが実に居心地いいんですよ。自分の家みたいなもんでね。」
【傍目にはSBKで楽勝って感じだが、秘訣はなに?】
「秘訣ってほどものは、それほどないけど内緒です。
楽勝に見えますか?マニクールのアスファルトなんか当てにならないし、ずっと限界ギリギリの操縦だったんですよ。レースでは、少なくとも5回は転倒しそうになっていたし。
とにかく、レース優勝してタイトル獲得を祝いたかったんです。それだけですよ。」
【ライバル陣は『秘訣はカワサキ機にある…』と言っているが】
「実際のところ、僕のキャリアは『Kawasaki Racing Team』で転換期を迎えましたからね。バックにメーカーがついていて、そこのレース部門では僕を勝たせるため常に作業が続けられてるんです。
僕らはサーキットで走り、彼らは日本でマシン改善の研究を続けてくれている。僕は今、夢のマシンに乗ってるんですよ。冬期テストの時から、これは花火ものだなって分かってました。」
【ライバル陣はレイ選手のエンジン回転数を1500rpm取って欲しいでしょうねぇ…】
「僕はレギュレーションについて、とやかく言う気はないんで。操縦のことだけ考えてます。もっと強い走りをって。カワサキのマシンは僕の助けになってくれてますね。
僕に言えるのは、SBKレギュレーションが現在のように『市販機バージョン』だったことはないってことだけです。サスペンションやブレーキ、諸々のディテールは定価だし、排気量も他と一緒でドゥカティ以下。タイヤはワンメイクだしね。去年から燃料リミッターも付けられたけど(※可変バルブの禁止)、でも、いまだにうちは強いんですよ。」
【3年連続タイトルの中で特別なものは?】
「初めてのは忘れがたいものですよね。でも、今回のが一番です。PPスタートで、レース優勝をして50勝目を決めて取ったんですから。夢のパーフェクト・ウィークエンドでしょ。」
【今後は?】
「第一目標は、できるだけベストな形で今シーズンを終えること。あと5戦あるんだから、『もういいや』って時期ではないでしょ。できるだけ勝ち星を増やしたいですね。
あと、2018年に向けての作業を始めないと。防衛はいつだって難しいから。最大限の努力をしていくつもりです。ゴールを決めたのは僕かもしれないけれど、その背後には大勢が努力してるわけですから。僕と同じぐらい勝利に飢えてるんです。カワサキにいる醍醐味は、そこなんですよね。」
(2017年09月30日『Corse di moto』記事参照)
アラゴンGPでタイヤ抽選の新方式が実施された話とか、モトGPライダーの使用エンジン数とか、レディング&ミラー選手が仲直りした話とかは、note無料閲覧でどうぞ!
[amazonjs asin=”B00GED0ZM0″ locale=”JP” title=”KAWASAKI 純正 オイル缶風 マグカップ カワサキマグ 陶器製 (美濃焼) ブラック/グリーン J7012-0029A”]
[threecol_one]実におめでたぃぃね![/threecol_one][threecol_two_last]
[/threecol_two_last]
チャンピオン決めた時の走りはレイの強さを表してるレースでしたね。もう手が付けられんって感じ。おめでとう。でも来年はレイと競り合えるライダーが現れてほしいっす。4連覇してほしいけど、こうもレイが強すぎるのもって感じだし。
レイはKawasakiと契約満了すれば引退なんて話しも出てましたけど、SBKはベテランが多いし流れ的にDUCATIがオファーなんて事もあるかもね
4連覇すればモチベーション保つのも風当たりもキツクなりそうだし
しゅ しゅごい