『マカオGP死亡事故、ダニエル・ヘガティ』
★11月18日(土)、第51回マカオ・モーターサイクルグランプリで、ライダーのダニエル・へガティ(イギリス、ノッティンガム出身、31才、下記画像)が転倒事故により死去した。
★同GPはギア市街地コースで開催され(6,118m)、ヘガティ選手は第6ラップのコーナー侵入で高速走行中にマシンのコントロールを失い、バリアに激突した(下記映像)。
★レースディレクションにより早急にレースは中止され、ヘガティ選手は救急搬送されたが、『Conde S. Januario』病院への搬送途中で死去した。
★へガティ選手は『Honda CBR-RR』機を駆り、グリッド15位スタートだった。
2016年にはTTレースに参戦し、プライベート選手のなかでは最速だった。
★同GPにはアレッサンドロ・ポリータ(イタリア出身)も参戦しており、予選後、次のように話していた。
「第1ラップを走ってみて、もう家に帰ろうかなと思いました。このトラックに合わせていくなんて至難の業ですよ。今年はあちこちの市街地レースに参戦してきたが、マカウは独特ですね。壁に囲まれてるって感じで。次に何が来るのか全く見えないんですから。だから、記憶を頼りに走るしかないんです。次はシケインがあったよなぁ…なんて思ってると、そうじゃなかったりね。
これまでのキャリアで、こんなに凄いと思ったレースはないですね。初めてTTレースに出た時だって、そんなことは思わなかった。とにかく壁だらけで、容赦なしって感じです。常にマージンをとって走らないと。」
(2017年11月18日『Corse di moto』記事参照)
(2017年11月18日『Corse di moto』記事参照)
(2017年11月18日『Gpone』記事参照)
マカオはほんとまわりは壁だもんな逃げ道も無い感じだし。GTのほうでも車が詰まっちゃうような大クラッシュしてたし。公道レースは死亡率が高すぎるよな。始まったころと比べ物にならないくらいにバイクも速くなってしまったしな。出場者はリスクをわかって参加してるんだろうけど、なんか事故被害を軽減する方法ってないんかな?
本当に気の毒だ。メットのデザインはジョイダンロップを意識してたのかな。イギリス人として誇りを持って公道レースに参加していたんでしょう。ヘガティ選手のご冥福を祈ります。
レースの歴史をわかってないって誰かに言われそうだけどマン島TTとか廃止にして欲しい。