『フォルカーダ:ライダーの権限は昔より大きくなってる』
★マーヴェリック・ヴィニャーレスのチーフメカニック、ラモン・フォルカーダ氏は超ベテランであり、世界選手権の全クラスを経験してきている。
★フォルカーダ氏がこれまで担当してきたライダーはアレックス・クリヴィレー、アルベルト・プーチ、ジョン・コシンスキー、アレックス・バロス等。
また、2008年にはヤマハファクトリーに移籍し、ホルヘ・ロレンソを担当。3度のタイトル獲得をサポートした(2010,2012,2015年)。
★フォルカーダ氏のコメント。
【15〜20年前と比べると、今は何が違う?】
「今はライダーだけと契約するわけじゃないからね…多国籍のメカニック集団を引き連れての契約でしょ。
昔は、新しいチームに移籍したライダーは、そこの作業のやり方に合わせなければならないもんでしたよ。そればっかりは、金で買うわけにはいかないから。それ以外はトラックにしたって設備にしたって、金の問題でしょ。
とにかく、現在のライダーは重みが別物なんですよ。チームの方が合わせていかなければならない状態にまでになってますからね。」
【それはチームに依って違うの?】
「どこのメーカーでも、選手を守るために同じことをしてますよ。私にとっては問題ないが、まぁ、昔のライダーはこんな自由は与えられてなかったのにって思うようなことも、今はチームマネージャーが許容してますよね。
現在のライダーは、昔に比べ、チームに対してかなりの影響力を持ってますよ。15〜20年前は、ライダーって言ったら一労働者に過ぎず、ボックスに何時間もこもって、マシン調整を手伝ったもんです。ところが今は、そんな風ではないから。
昔はね、既にどこかのチームに所属しているメカニックがクビになることなんてなかったんですよ。各ライダーは、チーム内に空きがあるようなら、せいぜい1名連れて来てもいいよって感じだったから。
ところが、今やチームまるごとクビになる時代ですからね。これはね、メディアが爆発的に広めてしまったからですよ。」
(2018年01月08日『Motorsport.com』記事参照)
イタリアで、なかなか中立・客観的な記事を発信しているジョヴァンニ・ザマーニ記者が、2017年シーズンをアカデミー賞風にまとめております。詳しくは、こちらで!
【ロレンソ特集、ロッシ『ランチ』裁判、ヤマハ不調まとめ他】[2017年12月24日 発行 Vol. 171]
●ザマーニ記者が選ぶ~2017 最優秀ライダー、マシン、がっかり大賞は?
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ライダーもまた然りだと思いますよ…
高橋の件、タルマクシと急に交代とか…
スポンサーを引き連れてチームに入ってくるから
フォルカーダさんの嘆きもわかります。
世知辛いなあ~