『ピッロ:ドゥカティGP18機は良い星のもとに生まれた』
★1月24〜26日の3日間、セパンサーキットでモトGPテストライダー等によるプライベートテストが行われた。
★最終日26日、ケーシー・ストーナー出走せず、ドゥカティGP18機をファクトリー選手らに引き渡す前の最終修正作業は、ミケーレ・ピッロが行った。
★ピッロテストライダーのコメント。
「この間、『ストーナー、わずか数周で好タイムを記録』って書いてたじゃないですか。今日は僕のことも同じように書いてくれないと(冗)。
冗談はともかく、ケーシーは強い走りをしてたし、あのレベルに追随するってことは、僕にとっては重要なことだから。」
【GP18機は、どう?】
「僕はテスト初日がそれだったんですよ。新マシンで何周か走ってみたんですが、ポジティブな手応えでした。
けっこう満足してます。かなり良いベースからスタートできたんで。最新デスモセディチ機は良い星のもとに生まれてますよ。昨年、いくつかの点が不充分だったけそ、その辺はまだ手を入れていくことができますね。」
【君たちライダー風に言うと、やっとマシンは曲がるようになった?】
「問題全てを解決できたわけじゃありません。でも、その辺を改善していくのに、調整でのマージンが出てきました。」
【楽観視している?】
「新マシンを試し、すぐに以前のマシンと同じレベルで周ることができたなら、かなりポジティブですからね。今後の数日、ドヴィツィオーゾとロレンソが走らせたなら、本来のポテンシャルを確認することができるでしょう。」
【GP18機を一言で言い表すなら?】
「第一印象は、以前より操縦が大変じゃないって感じですかねぇ。もちろん、もっときちんと把握しようと思ったら、限界ギリギリのプッシュをしてみる必要がありますけどね。あまり無理せずに以前と同じリザルトが出せるなら、もっと前に押し出していくことができるじゃないですか。いまや1周0.5削るなんて無理だって分かってるんだし。だから、あらゆるエリアからゼロコンマゼロ何秒かを削っていかないと。」
【これまで上手く取れていたバランスを崩してしまったりは?】
「うちの長所を…加速でのブレーキングを維持していかないとね。それと共に、コーナー中盤でのスピードを上げていかないと。第一印象からすると、新マシンはその辺で助けになってくれそうですけどね。」
【ドヴィ&ロレンソ選手が乗ったら、なんて言うと思う?】
「改悪はされてませんから。だから、去年のマシンと同じぐらい速く走れると思いますよ。その後、セッティング調整をしていくことになるでしょう。」
【ライバル陣は、どんな感じ?】
「ホンダ機のレベルを推し量るには、マルケスとペドロサに乗ってもらわないことには。ハードルの高さを決めるのは、あの2人だから。むこうも細かい所に手を入れてきたんじゃないかと思いますけどね。ただ、実際のところどうなのかは、カタール開幕戦になってみないと分からないでしょう。」
【ホンダがドゥカティ風のカウルを披露していたが…】
「ある意味、ライバルが真似してくるって言うのは喜ばしいことでね。つまり、うちの案が上手く機能してるってことでしょう。ただ、その一方で残念でもありますけどね。こっちもまた何か対処していかなければならないから。まぁ、準備万端ですけどね。」
【ジジ・ダッリーニャ氏には何か秘策がありそう?】
「ここ数年、常にジジは、まるで手品でシルクハットから何か出すみたいなことをしてくれてるから。あっ、いや、シルクハットじゃなくって、リアボックスからか(笑)。楽しみにしていて下さいよ。」
(2018年01月26日『Gpone』記事参照)
ビアッジ皇帝様がホンダのマシン開発について、そして、一本眉ジジ・ダッリーニャ氏の無茶ぶりについて語っております。
詳しくは、こちらでどうぞ。
【ビアッジモトGP分析、ロッシまたもや裁判&新彼女とのその後】[2018年01月23日 発行 Vol. 172]
●マックス・ビアッジ:2017年モトGPシーズン分析
・マルケス、ロレンソ、ドヴィツィオーゾについて
・ジジ・ダッリーニャについて
他
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