『ヤマハ&ロッシ目標:マルケスにプレッシャーをかける』
★現在、モトGP総合首位はマルク・マルケス(ホンダファクトリー)である。
★ヤマハファクトリーはヴァレンティーノ・ロッシが総合2位に就いているためタイトル争いに加わっていると言えるが、実際のところは安定して表彰台に上がっているだけでれーし優勝もなく、タイトルが狙えそうな勢いはない。
★総合首位マルケス選手とのギャップはロッシ選手が46ポイント、ヴィニャーレス選手が56ポイントである。両選手ともマシン改善を切望していることを思えば、残り10戦で追いついて行くのは厳しい。
★マッシモ・メレガッリ氏(ヤマハチームマネージャー、通称マイオ)のコメント。
「現在の総合順位がちょっとフェイクだとは言わないが、しかし、うちが各種状況を上手く利用して、現在のパッケージで獲得できるベストな結果を出してきたってことは確かでしょうね。あと、うちの選手らの経験値の高さのおかげだってことも確かでしょ。」
【ヤマハは表彰台には何度も上がっているが、いまだ1勝もしていない…】
「総合順位を見る限りは満足してられるんだが、1勝もしていないとか安定した速さが出ていないと言うことを思うと、あまり喜んでもいられないんですよね。
ただ、厳しい状況においても、うちは常に懸命に作業してきたんですよ。ザクセンリンクではダブル表彰台だったでしょ(ロッシ2位、ヴィニャーレス3位)。これまで苦手トラックとされてきたザクセンリンクですからねぇ。我々がいかに、今ある物をベストな状態にまで高めたか…その努力の賜物ですよ。」
【ザクセンリンクでヤマハ機の戦闘力があんなに高かくて驚いた?】
「アッセンで良いレースができてたんで、『アッセン・ファクター』のおかげかなぁ〜と思ってたんですが、日曜ウォームアップの後、少なくとも1人は表彰台に上がれそうなだって思ってね。よもや2人とも上がるとは思ってなかったですよ。予想以上の出来でしたね。」
【腰を据えてタイトル争いをするには不十分なようだが…】
「ほんの些細な改良で大きな違いを出せるような気がするんですけどねぇ。まだ、10戦あることを思えば、なんでも有りでしょ。
マルケスに多少のプレッシャーをかけてやれたら、うちにとっては助けになるんでしょうけどねぇ。」
【両選手とも好調で、特に、ロッシ選手はかつてないほど集中しているようだが…】
「ヴァレンティーノ(ロッシ)のリザルトは本人の意欲や情熱、そして努力の賜物ですね。ヴァレの長所は一緒に働いてる人間の能力を最大限に引き出すことで…それはね、客観的な意見だと思いますよ。」
【ザクセンリンク戦に向け、(ロッシは)フォルガー選手の去年のデータを研究してきていたそうだが…】
「ああ言う作業の仕方なんですよね。マーヴェリックやヨハン(ザルコ)等、常にヤマハの他の選手と比較検討して、どの辺が自分より速いのかを探り、自分でも同じようにやってみるんですよ。そう言う細かい作業で、ああ言うリザルトを出してきてるんです。」
[ 後半に続く ]
(2018年07月25日『Gpone』記事参照)
ザクセンリンクでヤマハ機が好調だったのはトラックの特性のおかげと言われてます。
では、ヤマハのエンジニアさん達はマシンのどの辺を改善していけば良いのか?
来年のレギュレーション等を思えば、一筋縄ではいなかい作業のようです。
詳しくは、こちらでどうぞ。
【2018ザクセンリンクGPまとめ その2 ヤマハ&ドゥカティ】[ 2018年7月25日 発行 Vol. 197 ]
●ヴァレンティーノ・ロッシ
・ロッシ39歳、強さの秘訣
・若手ライダーはロッシを見習うべき
・弟ルーカに触発され
・故タヴッリャ司祭に捧ぐ
・なぜヤマハ機はザクセンリンクで好調だったのか?
・ヤマハはマシンのどこを改良すべきか?
・日本のヤマハも頑張ってる
・ロッシ否定『ラモン・フォルカーダ問題』
他
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