モトGP雨天中止：2018シルバーストンGP

『ウェッブ：雨の場合の代替案はレース中止』

★レースディレクションのマイク・ウェッブ氏より、26日（日）のモトGP決勝戦の開始時間が繰り上げられたことが伝えられた。

★ウェッブ氏のコメント。

「新アスファルトの最大の問題は、大雨になった際、水はけの悪い箇所があると言う点です。モトGPクラスの場合、あのマシン重量およびパワーにより問題はさらに悪化することとなります。」

【天気予報によれば、当初、モトGP決勝戦が予定されていた13時（現地時間）に大雨警報が出ているが…】
「それ故に、同GPプロモーターよりモトGP決勝戦の開始時間を繰り上げるよう要請されました。プロモーターサイドの関心はモトGPに集中してるわけですからね。
チーム陣と話し合って、新たな開催時間を決めました。これにより、もし天候回復を待って開始時間を遅らせることになっても対応できますからね。」

【運を天に任せて…】
「今後、我々の権限で可能な全てを駆使し、問題を最小限に抑えていくつもりです。ただ、レースを繰り上げたからと言って、大雨になってしまったらどうにもなりませんけどね。」

【もし大雨になったら？】
「代替案はレース中止ですね。必要な範囲で安全な状態でなければ、ライダーらをスタートさせませんよ。
モト2/モト3も同様です。ただ、低排気量クラスはハイドロプレーニング現象が少ないんですけどね。
我々の目標は3クラス決行だが、危険な状況ならば中止にします。」
（※中止の場合、月曜に延期は不可能。また、再開催も不可能なため、最悪の事態としては完全中止となる）

【今後の対策などは？】
「問題の箇所は第8コーナーと第9コーナーなんです。最悪な状況で、ブレーキング地点にかなり水が溜まっているんです。結局、アスファルトの傾斜が変わってしまったため、水はけできなくなってしまったんですよ。
小雨ならば、レース開催は可能です。
当然、来年に向けて、解決していかなければ。路面の陥没も同様にね。
フランコ・ウンチーニがサーキット認定の責任者なんですが、既に同件について話し合いを始めています。」

【F1のハミルトン選手やサインツ選手が、すでに先月、『旧ニュルブルクリンクみたいで穴だらけだ』と指摘していたが…】
「そのコメントは聞いていました。ただ、トラックコンディションは気温によって大きく変わるものなので、実際にはどう言う状態か分からなかったのです。
来年に向け、各問題は必ず解決していきますよ。」

（2018年08月25日『Gpone』記事参照）

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