『ドヴィツィオーゾ:マルケスがドゥカティ機を危惧している』
★アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティファクトリー)が9月22日、アラゴンGP予選で2位だった。
★チームメイトで首位のホルヘ・ロレンソとのタイム差は、わずか0.014秒だった。
★ドヴィツィオーゾ選手のコメント。
【予選ではけっこう渋滞ができていたようで…】
「通常、モトGPクラスでこう言う状況になることってないんですが…。あまり減速しすぎると、タイヤのパフォーマンスを上げられなくなってしまうって言うこともあるし。
まぁ、ちょっとイライラはするけれど、賢く行かなければならない状況って言うのもあるから。
マルク(マルケス)が作戦を立てて走っていたようで…別に違反してたわけでもないんで批判はしませんよ。首位タイムを出してたわけだから、そう言う余裕もあったんだろうし。その時、僕は2列目ってとこでしたしね。
僕は、隙きを狙って挑んでいかなければならなかったんです。あいにく、バウティスタを抜かなければならなかったもんだから、そこでちょっとロスしてしまいましたけどね。」
【マルケス選手がドゥカティ機に注目しているようで…】
「ドゥカティ機が戦闘力の高いところを見せいているって言うのは大きいでしょうね。
今シーズン序盤はマルケス&ホンダ機のコンビが抜きん出ていたじゃないですか。ところが、いまや状況は一変しつつある。
まぁ、優位かどうかは別として、マルクは今年タイトルが取れたらそれで良いわけじゃない…来年も狙ってくるわけですからね。将来に向けて危惧してるんじゃないんですか。まぁ、当然でしょうね。」
【いまやドゥカティ機はベストマシンと言われているが…】
「2013年の頃の状況を考えると、ずいぶん変わりましたよね。まぁ、時間はかかりましたけどね。一緒に一歩ずつ改善し、どこを変えるべきをか突き止め…決して単純は話ではなかったから。
最初からこの改善プロジェクトに参加できたことは鼻が高いです。こう言う立場に立てて、本当に特別なことだと思ってます。もがき苦しんできた仲間の一人って感じでね。今は満足してますよ。」
【もはやタイトル獲得は無理そうだが…】
「確かにマルクには余裕があるし、僕の方は常にレース優勝を狙っていかなければならないし。ただ、絶対的な義務と言うわけではないから。賢く立ち回らなければね。
レースを解釈するにあたり、僕には僕の考えがあるんです。これだけ拮抗してると、色々と起きる可能性がありますからね。
とっさに使える作戦を複数立てておく必要があるんですよ。」
【今回もタイヤ選択が鍵になりそうだが…】
「タイヤ選択に関しては、僕は大体はっきりしてます。前後輪ともハードの時がけっこう速かったんで。どれだけ温存できるかが鍵になるでしょう。」
【今回の各選手のレベルは?】
「マルクはあらゆるコンディションで強そうだし、ロレンソは新タイヤの時が特に強いでしょうね。とにかく、僕ら3人が同レベルと見たいところだけど…おそらく、実際は違うんでしょうね。」
(2018年09月22日『Gpone』記事参照)
ここ最近、世間の厳しい評価に耐え忍んでいたドヴィツィオーゾ選手…
ミザノの優勝で鬱憤を晴らしながらも、
「ロレンソ選手が勝つと『偉大なチャンピオンライダー』と讃えられるが、ドヴィ選手は常に実力を証明しなければならない?」なんて質問にも粛々と答えておりました。
詳しくは、こちらでどうぞ。
【2018ミザノGPまとめ その1 ドゥカティ&ホンダ】[ 2018年9月15日 発行 Vol. 203 ]
●アンドレア・ドヴィツィオーゾ
・勝って世間に物申す
・遂にアンチ・ドヴィを黙らせた
・どんどん引き離せば無意味なリスクを負う
・ドゥカティがロレンソ放出を後悔していると話題になっているが…
・アラゴン分析
・ミザノがホームって感じになってきた?
他
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