MotoGP

ホンダ談3『ライバルの戦闘力アップは覚悟していた』アルベルト・プーチ

『プーチ:ライバルの戦闘力アップは覚悟していた』

★アルベルト・プーチ氏(ホンダHRCチームマネージャー)がセパンテスト期間中、次のように語った。

[ 中編はこちら ]
 
【カル・クラッチローが2020年版マシンが気に入らないようで、『特にフロントは2018年版の方が良い』と言っていたが…】
「マシンの具合を把握しているのは、当然、ライダーらですからね。まぁ、カルの言うことを信じるべきであって…だからこそ、うちは各種フレームをテストしているんです。
諸々を仕上げていく時間はまだありますから。カルは実に大きな助けになってくれてますよ。大量に試してもらっているし、各コメントにも感謝してます。あと、テスト終盤に何か気に入ったものが見つかったようで、今後、マルクにも試しもらう予定なんです。実際のところ、新マテリアルが大量にあるもんですから、私でさえ詳しく把握できてないんですよ。どれぐらいあるのかとかね。
ただ、(フレームに関しては)フレームデザイナーが問題なしと認識しているので…シーズン中、まだまだ作業は続きますからね。
まぁ、エンジンは話が別ですけどね。カタールGPで決めなければなりませんから。」

【エンジンは馬力に疑念があるの?】
「問題はそこではありません。ホンダのエンジンは常に馬力があるんで。ただ、馬力があると言っても、どれだけそれを路面に落とし込めるかが重要ですからね。
だから、目標はエンジン/フレーム/タイヤの全パッケージを上手く仕上げられるかどうかなんですよ。とにかく、これらのコンビネーションだから。
ただ、何を求め、どこに辿り着こうとしているかははっきりしてるんでね。コンセプトは明確ですから。」

ドゥカティ同様、ホンダも新タイヤが問題になっている?】
「ヤマハやスズキが有利そうには見えますがね。ただ、ライバルの戦闘力が高いことは覚悟してたんで…冬季間中、懸命に作業を進めていたのだろうから。
皆、常に改善させようと努力しているのだし、モトGPクラスと言うのはそう言う所ですからね。ライバル陣も寝ずに努力しているでしょ。
ミシュランの新タイヤに関しては、グリップが上がったことは確かですね。うちはセッティングを変えていかないと。タイヤのグリップが上がったと言うことは、フロントを押し付けて負担をかけてしまうものだから。
ただし、セパンはテスト向きのトラックではあるが、気温がかなり高いわけですからね。ヨーロッパでは、こんな酷暑にならないから。」

[ 完 ]


(参照サイト google 翻訳:『Gpone』)


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POSTED COMMENT

  1. 岸本ジョン より:

    >【エンジンは馬力に疑念があるの?】
    「問題はそこではありません。ホンダのエンジンは常に馬力があるんで。ただ、馬力があると言っても、どれだけそれを路面に落とし込めるかが重要ですからね。

    これですよね。
    F1でもルノーが1050馬力あって最強だと言ってましたが、車体が悪くて
    一勝もできませんでした。
    選手、車体、エンジンが一つ欠けても勝てない世界ですね。

  2. ジョルジョ99 より:

    ドビもコメントしている新しいタイヤの問題なんだろうか?今まで苦労してきたメーカーはミシュランに合わせて、新たな引き出しが必要だったのでマシンの合わせ込みに苦労したのでしょうか?ホンダとドカはマシン特性上、比較的ミシュラン移行が容易だったと言うこと?
    直線番長と特にタイトコーナリングが苦手のV型エンジンは似てるけど、今季ニュータイヤの仕様変更が大きいのだろうか?

  3. maxtu より:

    馬力だけでは速くなれないのはDUCATIの苦労を見てればわかるけど、それを勝てるマシンまで引き上げたのがロレンソだったのに、そのロレンソが2019年型には白旗あげちゃうくらいだからねぇ
    マルケス任せには出来ないからカルに掛かってるんだろうね
    順調なKTMを思えばペドロサ呼び戻すのが確実だけど、マルケスが勝つから深刻な状態にはならないのか
    プーチとの仲もあるしね

  4. ハンス より:

    マシン作りに大事なこの時期に頼みのマルケス兄が怪我で本調子じゃないからプーチさんも内心不味いと思ってるのかね

  5. 摂津 より:

    マルケスが速いのであって、ホンダが速いわけじゃない説

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