『ヨコヤマ:確かにマルケス不在で参っている』
★今シーズン、ホンダはマルク・マルケスやカル・クラッチロー、ステファン・ブラドル(テストライダー)が相次ぎ負傷し、現在、コンストラクターズ部門では6メーカー中5位(72ポイント)となっている。
★また、ライダー部門は以下のとおり。
7位タカアキ・ナカガミ(72ポイント)
16位アレックス・マルケス(27ポイント)
19位カル・クラッチロー(13ポイント)
23位ステファン・ブラドル(0ポイント)
★ホンダのタケオ・ヨコヤマ氏(テクニカルディレクター)が、現状について次のように話した。
「アレックスはルーキー選手ですが、進歩してきているし、ベストなフィードバックを返してくれてますよ。カルはケガが完治していないのにかなり頑張っていて、やはり良いフィードバックを出してくれてます。
タカアキ・ナカガミについては、かなりの進歩を果たしていることは一目瞭然で、チャンピオンシップでは好順位を競ってくれていますね。
確かに、マルク・マルケス不在により厳しい状況ではあるが、それでもとにかく、良いフィードバックは得られてます。」
【9月のミザノテストでは、フレーム等、各エリアの新マテリアルを投入していたようだが…】
「今のところ、あらゆるエリアに手を入れています。来年もエンジンはこのままですしね。フレーム面にかなり手を入れ、ミシュランタイヤをいかに上手く機能させられるかを模索してるんですよ。特にリアタイヤですよね…去年と比べ、構造がかなり変わっているから。
ただ、とにかくあらゆるエリアにおいて、かなりの作業をしています。」
【マルク・マルケス不在については…】
「確かに今年はマルク・マルケス不在で参ってはいますね。安定したチャンピオンライダーなわけですから。
ただ、好結果を目指して戦っていけるような、重要な要素はまだありますから。」
【新リアタイヤのカーカスが変わったことで、各メーカーが苦戦しているが…】
「タイヤの使用方法を変えていかなければなりません。
エンジン開発が凍結されている場合、諸問題をを解決するのは難しくなりますね。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
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トレッドの材質が変わったのならわかるのですが
なぜ中の骨格部分のカーカスが変わっただけで
タイヤ特性が変化するんですか?
今は当たり前のようにホイールにセンサーが付いていて、内圧や温度が測れるようになってます。
もしかしたら昨年までのタイヤだと荷重等によるタイヤの変形で、内圧や温度が大きくなっていたのではいかと。
カーカスを強化して変形を抑えているのではないか、と勝手に推測。
そのタイヤにバイクのセッティング云々よりも、単純にライダーが順応出来てないのかなぁとも。
カーカスが変われば、変形が変わる
変形が変われば、接触面積も変わる
変形や接触面積も変われば温度変化も変わる
全然別物になります。
タイヤのグリップ力は変形したタイヤの復元力でもあるからね。